基礎知識シリーズ:日本初アクティブETF㊗️ ん?またマーケットメイカーの影が...
朝っぱらからJFEの公募と海外CB発行の日経ニュースが報じられ💦
いや~まいったまいった
となるかと思いきや結構強いですね。
正直こんなに高配当バリュー銘柄が再度マーケットで盛り上がるとは思っていませんでした。
誤算…
前回盛り上がった時もそうでしたが、僕はこういうマーケットが苦手。
答えは単純、この手のマーケットは続くので初動で乗り遅れたら上値を買っていかないといけないからです。
今日の高値は明日の安値
とは良く言ったもので、直近の高配当バリュー株の動きは正にそんな感じ。僕の投資スタイルに全くあっていません💦
配当って確かに税金は安いけど、利回りだったら不動産なんかの方が良くない?なんて気持ちがあるからですね、きっと。
確かに不動産価格もかなり上昇しているし、テナント様の入退去にかかわる広告費や固定資産税(取得した時には不動産取得)あと自由化されているはずなのに硬直化された仲介業者への3%手数料などさまざまな経費が掛かり表面利回りと実質利回りを考えると
どっちもどっち
なのかもしれません。
完全に乗れてない僕です💦
そんなマーケットで話題になっているのが
アクティブETF
9月7日上場、本日9月5日ですからギリギリですが、かえるっぽい切り口でこの新型ETFを超簡単に説明します。
■アクティブETFとは
様々なサイトで既に説明されているので細かくは書きませんがアクティブETFとは?
今まで上場しているETFが全て指数連動型ETF、つまりベンチマークとなる指数があってそれに連動するように作られたインデックス型上場投資信託。
一方アクティブETFは運用会社のファンドマネジャーが様々なテーマに基づいて銘柄を事前に決めたルールに基づいて選定し組成されたETF。
ベンチマークがないので、ある程度自由な運用が可能。指数を大きくアウトパフォームする可能性が期待できるアクティブ型上場投資信託。
こんな感じ?
米国ではARKイノベーションETF(ARKK) って聞いたことあると思いますが、あれなんかアクティブETFの代表銘柄。
この猛烈なパフォーマンスが話題になりました。
そしてついに東証にも2023年9月7日に以下6銘柄が新規上場します!
アクティブETF(だけでなくETF全般)の情報は下記サイトをご確認ください
必要な情報が全て詰まっています。
東証マネ部ってなんでも調べられますよね!
よく読むと組み入れ参考銘柄の一部が掲載されています。
スタート時運用会社は
シンプレックス・アセット・マネジメント 3銘柄
野村アセットマネジメント 2銘柄
三菱UFJ国際投信 1銘柄
シンプレックス頑張ってます。
余談ですがシンプレックス・アセット・マネジメント株式会社の社長は僕の日興證券時代の大ボス!
世話になりすぎて足向けて寝られない証券関係者数人の内の一人です。(笑)
もちろんクレディスイス時代にもお世話になりました。
QUICK中山氏のインタビューで元気な姿を見せてくれました。
未だに熱い!(笑)
■ETF新規上場の仕組み
株の新規上場とETFの新規上場は全く違います。
一般的にETFについて以下の事を最低限知っておくべきだと思います。
発行市場と流通市場
東証HPのETF市場の仕組み図です。
この仕組み知らないとETF語れません(語る必要はないですが)
流通市場というのは、通常皆様が見ているマーケットだと思ってください。
皆様は証券会社を通してETFをマーケットで東証の場が立っている時間に売買する市場
発行市場というのは流通市場で取引が難しい大口の設定(買い)償還・解約(売り)に対応するため投資家、指定参加者と運用会社がそれぞれの立場でETFの設定交換を行う市場
指定参加者覚えていますか?
以前僕のnote記事で一度説明させていただいております。
※指定参加者とは、管理会社(ETFの運用会社)が公表する対象となるETFの設定・交換の条件に基づき、管理会社との間で現物株とETFのやりとりを直接行うことができる証券会社
僕もたくさんのETFで指定参加者となっていました。
指定参加者になると運用会社次第で東証の鐘を鳴らせます!
僕も一度だけやりました!
これまでのETFは先ほど書きましたが指数連動型ETFでしたので、指数構成銘柄を現物で買い、それを管理会社(運用会社)へ拠出すること(現物拠出)でETFを設定することができました。
しかし今回のアクティブETFはベンチマークとなる指数がないので、お金を拠出する(金銭拠出)ことでETFを設定することが出来ます。
このタイプは例えば1570レバレッジETF等派生商品を使ったETFや海外物ETFではよくあるタイプの拠出方法です。
■かえるさんの心配事
こういった新しいものがスタートするということは投資家に新たな選択肢を与えるという点で画期的な事です。
しかし新しいが故にきちんとした理解、そのためにもしっかりとした説明が必要。
先ほど東証HPと東証マネ部のリンクを張りましたが、是非この機会にそれらを熟読していただきたいと思います。
それ以外に実際起きそうな僕の心配事をいくつか書きます。
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