クリーンルームって??
出産を終え
帝王切開の術後の入院中
色んな意味で(自殺しないか)見張られ
ながらも、なんとか産婦人科は卒業。
あまりにも、私がパニックを起こして
いる為、血液内科の先生から
1回家に帰ってもいいよ。
と言われた。
急性骨髄性白血病は
すぐに治療にかかる必要があるが
帝王切開した後の傷からの
感染も心配だし
芽球が0.5とか1の状態だった。
後、初めて知ったけど
白血病には沢山の種類がある
その中で私は
M2 t(8:21)と診断された
先生曰く、好条件が揃っている為
移植は考えず抗がん剤治療を
きっちりと半年間する治療方針が
告げられた
半年間…あの時話を聞いた時の私には
とてもとても長く感じた
この病気は
「ご家族の支えがかなり必要になります」
と、先生が言っていた
父、兄は仕事人間
兄は母を亡くした直後に妹の大病を
直視出来なかったんだと思う
2人はほぼ、お見舞いには来なかった
旦那さんは赤ちゃんを育てながら
着替えなどを持ってきてくれた
でもね、ほとんど実家に預けるか
赤ちゃんをベットに置いているのは
わかっていたよ
わかっていたけど、私には口にだす
権利なんてない
結婚してから
母の看病に付きっきりで
子宮外妊娠にもなって
オマケに白血病
なんて嫁なんだ。って感じよね。
なりたくてなったわけでもなく
孤独と恐怖と周りへの申し訳なさと
赤ちゃんへの想いと
感情が追いつかなかった
産婦人科へいた時に
無菌室(クリーンルーム)の事ばかり
看護師さんに話していたら
1度見学させてくれた
とても静かな血液内科
2重の扉の向こうはもっと静か…
大きな部屋に4つの個室
男女関係なし
個室の扉はない
壁一面が空気清浄になるため
カーテン越しに面会とかでは無かった
ただ、ベットとテレビ台と扉のないトイレ
歩くスペースなんてほとんどない部屋
こんな所に
何ヶ月も1人きりなんてそりゃ
誰でもおかしくなるよ
クリーンルームをみせてもらい
徐々に、本当に白血病なんだと
実感していく
唯一、私が恵まれたのは
主治医と看護師さん達
今でもあの人達には感謝しかない
赤ちゃんはNICUへ2月ほど入院の為
私と旦那は1度、自宅へと帰った