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臍帯血移植からの道のり

移植をする前
大抵の方は
抗がん剤+放射線を行う

だけど、私は治療中に
何度も重度の感染症をおこして
いた為、先生達の話し合いで
抗がん剤のみにした方がいいと
結論が出たらしい。

本当に癌細胞がたたけるのか
はじめに白血病と診断された時
好条件が揃っている
移植も無しで大丈夫な白血病の種類と
いい報告しかなかったのに
今では骨髄移植のドナーを
待ってる余裕もない患者。

何が起きるか
誰にもわからないって事だよね。

先生達が出した意見だから
私は言う通りにした。

セカンドオピニオンなど
一切思わなかった。

抗がん剤でいつも通り
白血球をゼロにして
移植をした。

移植は無事に成功

生着を待つのみ。

この生着が臍帯血移植には難易度。

だけど、思ったより早く生着した。

今までの私は
なかなか白血球が上がらなくて
誰より退院が遅れてきたの…


生着してから順調に白血球も上がった。

移植は今までとは全然違う。
血液型さえ変わる
大きな治療。

予防の薬も沢山。

その中で名前がわからないが
瓶の点滴が毎日あった

それをすると少しづつ痺れ
微熱が出る

早く体から抜きたくて
おしっこをいっぱいだした

でも点滴を続けるうちに
2時間はもがくぐらい
痺れるようになる

先生にこの点滴を辞めたい
と言ったけど
大事な薬だから…と。。

毎日
痺れと熱に耐えた。

だけどあまりにも痺れが全身に
おきるため
辞めて欲しいともう一度お願いした。

もう点滴をしないと言った。
先生は困っていたけど
無理には出来ないから
中止になった。

それくらいきつい点滴のひとつ。
抗がん剤と並ぶぐらい
私にはきつかった。

私が大部屋にうつると
仲の良いお姉さんと一緒の部屋に
してくれていた。

何日か過ごし
病室で焼きそば食べてたら

美味しそうなにおいが
充満してるよー!

なんて笑いあったり
時には自分が病気になり
家族が揉めてる話をしたり
時には愚痴ったり泣いたり

誰かがいる事が
いや、あのお姉さんがいる事が
私の心を保たせてくれた。

でも、お姉さんも移植をする。

前処置を終え
無菌室へと行った。

夜に無菌室と大部屋の
扉を挟んで
電話したね。

お互いめっちゃ頑張ったよね。。


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