退職から就活ナウな記録
2023年5月、1カ月と少しの期間勤めた会社を辞めた。
理由は2つ。
①希望職種とは違うところに配属され、希望職種に就けるまでどれくらいの歳月がかかるのか、どのような判断基準で配属されるのかが不明瞭であること。その結果、自分の将来の大まかな計画さえも立てることが難しいこと。
②多くの従業員が、会社や上司の愚痴を言い合っており、向上心や会社に貢献しようと頑張る人が圧倒的に少ないこと。さらに職場の活気や笑顔がほぼない。この職場の従業員として、そして人として成長できないと感じた。
この2点は改善される見込みが浅く、かつ時間がかかるものであるため、自分が会社から即座に離れる必要があると判断した。
この判断は間違ってないし、私の周りの多くの人が「早く離れられてよかったね」と言ってくれている。私自身、そのままあの会社にいたらきっと精神的におかしくなっていたと思う。
だから、繰り返しになるが、私の判断は正しかったのだと、自分を肯定できている。
それから少しずつ勤め先を探し始めた。
私は料理関係の仕事に就きたいので、近所の料理点のシェフに話を聞いたり、気になるお店には食べに行き、面接をしてもらったお店もいくつかある。ありがたいことに、素人なのに「うちで働きなよ!」と言ってくれるお店もあった。
だが、いつも何かが引っかかって決断しきれないでいた。
それは時に、料理の印象であり、住む場所であり、シェフの人柄であった。
しかし、こんなに決めきれない状況が続くと否応なしに、
自分がやりたいのは本当に料理なのか?
という問いに立ち返らずを得ない。なぜなら、本当にやりたいことならどんな状況でもやれるだろうと、多くの人は思うだろうし、私もそう思う(思っていた)からだ。
しかし、いざお店を選ぶとなると「働かせてもらえるならどこでもいい!」とはいかず、当然だが自分の軸や譲れない部分があることに気づく。
さて、先の疑問に対して私の答えはYesでありNoだ。
料理はしたいが、お店選びは妥協したくない。そんなふうに選んだ店では働きたくない。
これが私の答えである。
それでは私はどんなお店で働きたいのだろうか?これまでの就活を振り返り、改めて考えてみる。
①なるべく早く厨房に入りたい。あるいはいつ入れるか判断基準が明確であること。
②色々な業務を任せてもらえること。(これが①と違うのは、例えば厨房に入っても皿洗いだけでは意味がない。)
③タイムカードがあり、残業代がつく。
④皆が志を持って働いている。
⑤住む場所までは指定されない。
⑥研修ができる。
⑦店舗があまり大きすぎない。
これらを全てクリアしているお店はないと思うが、なるべく多くをクリアしているお店で働きたいと思っている。
明日も面接。シェフとしっかり話してこようと思う。お店は従業員を選ぶが、雇われる側だってお店を選んでいいのだから、ちゃんと吟味してくる。
あまり妥協しすぎるな、自分。
今は踏ん張り時。