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ホロライブ5th fes Day1現地感想記(ライブ編)

なんか7000字くらいあります。
前回(会場編)はこちら

記事構成について

 ①会場②ライブ③その他に分けて今回のフェスについて書いていきます。基本的には現地で自分が直接目にしたstage2(Day1夜公演)を基準に書きます。本記事は②ライブ本編についてです。

②ライブ編

 セットリストはコンサートでの曲目の事で、何がどの順番で歌われたか(MCパートがどこかを含む場合も)という事ですね。
stage2のセトリは以下になります。

ホロライブ非公式wikiより

28曲、2時間半程の満足のいくボリュームのライブでした。BJとは違うぜ

ステージの配分

 会場編でも書きましたが今回のライブはメインモニターが3つ用意され、ブロックごとに使用されるステージが違う形式でした。
セトリで言うと

全体曲(全モニター使用)1,14,28
前方メイン2〜5,15〜18
左方メイン6〜9,19〜23
右方メイン10〜13,24〜27

になっていて多分現地参加した方にとっては自分に近いステージで行われた曲が盛り上がりやすかったと思います。逆に言えば遠いステージにも関わらず後方まで盛り上げれた人はパワーがあったかなと。


曲ごとの感想

可愛い(可愛い)

01 Prism Melody / hololive IDOL PROJECT
♪メンバー全員

 IDOL PROJECT、いわゆるbloom向けに作られた曲群はアイドル曲として今聞いても非常にクオリティが高いです。この路線で有観客のオリジナル曲ライブをして欲しい……

このポーズのそらちゃんがたびたびサブモニター(多分配信に流されてる映像)に映ったのですが、少し前にかがんでのぞき込んでくるような感じが可愛すぎて死にそうでした。スタイルもいい。
別に超推しとかじゃないんですけどそらちゃんは本当に可愛い、なんなんだろうこの可愛さは。

02 ゆっくり走れば風は吹く / ときのそら
♪ときのそら

 昔のライブ感想でも書いたかも知れませんが、そらちゃんの安定感は抜群です。タレントの歌唱力は全体的に年々グレードアップしているので昔ほどパフォーマンスに差は感じませんが、それでもそらちゃんのステージは安心させるものがありますね。

03 ハッピーエンドプリンセス / 上坂すみれ
♪Kobo Kanaeru

 曲がわからんその1。2023秋アニメティアムーン帝国物語OP、すまん、わからん。配信とかで歌ってた可能性があるのでこっちの見落としの可能性は全然あるんですけどね、ここら辺は配信メインのコンテンツの難しいところです。
曲自体はこぼっぽい感じで悪くなかったです。

04 ねねちのギラギラファンミーティング / 桃鈴ねね
♪桃鈴ねね

 ギラファ、今回のマスト曲。ほぼ確実にくると予想されてましたね。みんなでクワガタになろう!
UOありのライブだったら会場はUO一色になるであろうコールが楽しい曲、繰り返し歌う事で定着してコールもさらに磨かれていくと思うので引き続き歌っていって欲しい。

05 未来形アイドル / 宮村優子, 氷上恭子
♪兎田ぺこら、桃鈴ねね

 1996年放映のアニメ「VS騎士ラムネ&40炎」(ってなに?)OP曲。絶対に聞いた事ない曲なのに「お気楽 極楽 信条のアイドル〜」のあたりの曲調がなぜか懐かしい。
アイドル好き2人のやる曲としては良いんだけど正直初日のかなマリみたいにオリジナル曲で色々やって欲しかったですね、良い曲を持っていてそれができる2人だし、ぺこらはstage2のマリンポジションだと思ってたので。

06 エンヴィーベイビー / Kanaria
♪尾丸ポルカ

 曲がわからんその2、KINGの人が書いた曲。多分なんかで聞いたことはある気はする。エンヴィーはポルカっぽいテーマなのでそこはグッド。
ポルカはライブ力の高さを見せてるのでカバーをやるなら王道で攻めてきて欲しい気持ちあり、ホロメンで一番客席盛り上げれる力があると思う。
でも一番それが活かされるのはソロライブやった時なんだろうな。やろう。

07 ファンサ / HoneyWorks
♪Ouro Kronii

 流石にわかる、説明不用。ホロハニステージでもやったので今回唯一2度歌われた曲ですかね?
素直にコールが盛り上がりました、楽しい。

08 SKYSONAR / 不知火フレア
♪不知火フレア

 ドラえもん映画のEDみたいな曲(伝わらない)。明るい曲調の中に切なさが滲む、透き通った声でそれを歌い上げるふーたんが美しい。名曲です。でも締めのでんでんでんでんでんでんでんのとこだけちょっと面白い。
曲順で良い位置に持ってきてたら泣いてたかも知れない。

09 勇者 / YOASOBI
♪IRyS、Ouro Kronii

 曲がわか…る。大人気アニメ「葬送のフリーレン」OP。アイリス、クロニーの2人の雰囲気には確かに似合った曲で実際上手かったけど曲調が難しく、盛り上がるポップでも聞き入るバラードでもなく客席としてはノリづらい曲…という感じを周囲から感じました。テクニカルな曲。

10 ぷ・れ・あ・で・す!、スターライト、Stellar Symphony / 大空スバル
♪大空スバル

 怒涛の持ち曲メドレー、こういうのでいいんだよこういうので。
スターライト来た瞬間バカ盛り上がりました、二期生要素もありますが純粋にメロディ、歌詞、歌唱が今のスバルに合ってて本当に神曲なんですよね……

ラスサビ気持ち良すぎてエンドルフィン分泌されまくりました、絶対ソロライブやって欲しい。やろう。やれ。

11 ばかばっか / 鷹嶺ルイ
♪鷹嶺ルイ

 ルイ姉ぽさがよく出てる曲、ライブ向き。なんだけどちょっとここ辺りで後方のせいか音量が小さく感じましたね、もう少し音量あったらさらに盛り上がれた気がする。前方はめちゃくちゃ盛り上がってた。
ないと思うけど直前のスバルの声量に合わせたから小さくなったとかないよね

12 神っぽいな / キノピオピー feat. 初音ミク
♪姫森ルーナ

 登場した瞬間女ルーナイツの「ルーナァァァ!」が響いた気がする。愛されてる。
基本オリ曲至上主義なんですがこの選曲は神っぽい。神っぽいな自体が軽く電波曲なのでルーナの可愛いちょっとケロッとした声とよく合いました。
歌う側にはテクニカルだけど聴く側はわかりやすく聞けて盛り上がりましたね、ルーナがあそこまで歌いこなせるのもみんなビビってた気がします。

13 save our hearts / HololiveID 3rd gen.
♪Kobo Kanaeru、Vestia Zeta、Kaela Kovalskia

 オリ曲だけど押さえれてなかったです、ごめんなさい。ここ5年くらいのアイドル曲っぽさを感じる曲調、こういうテンポ感のいい悲しげな曲ってどういうジャンルなんでしょうね。ID三期の声のハーモニーが美しかった。
常夜リペイントも手がけたyuzenさんが作詞作編曲を担当、有能すぎる……

14 Shiny Smily Story / hololive IDOL PROJECT
♪メンバー全員

 (冒頭のホロライブーのとこコール忘れたの悔しい)
SSSは最初に誕生した全体曲ですが全く色褪せないですね。

PPPHやfwfwなどコールの楽しみやすさにもかなり気を遣って作られたと思いますし(えーちゃんとすいちゃんでコール動画を出したのも懐かしいですね)持っているテーマもホロライブの根幹を支えるものです。
年々進化、変化を遂げる業界の中でグループの基軸になるテーマ曲がこのクオリティで存在している価値は大きいと思います。
5年、10年とずっと歌い続けていって欲しいですね。

15 風を仰ぎし麗容な / 風真いろは
♪風真いろは

 昨年末に発表されたオリジナル曲、めっちゃオシャレ。和のムードを出した歌詞がカッコいい。MCでは可愛いーと言われてたけどここばかりはかっこいいと思ってしまった参加者も多かったはず。
個人的にはいろははかなりアーティスティックでこだわりの強い面を感じるので、今後の曲にも期待してます。

16 Baby you / 有華
♪Vestia Zeta

 曲がわからんその3、多分めちゃくちゃ有名。最近昔ほど歌枠がなくなったので新しい曲を知る機会が減っちゃったんですよね。
あと配信そこまで見てなかった時期は移動中に音楽聴く癖があったんですが、移動中配信か動画見るようになってからインプットが死にました。
ゼータちゃんかわいい。

17 カタオモイ / Aimer
♪兎田ぺこら

 なんでウーサペコラじゃないんだよ!
いやウーサペコラじゃなくてもいいんですがオリジナルやって欲しかったですねぇ、stage2の誰がしなくてもぺこらにはそうして欲しかった。

 12月にソロライブをやれたということは、ぺこらのオリジナル曲にパワーがあったということで、なんならソロで最も客を集めたぺこらの歌には本当に最大級のパワーがあるわけですよ。
だからフェスでも「ホロライブのオリジナル曲はこうだ!」とまだ魅力を知らない人たちにガチンコで伝えて欲しかったんですよね。今後につながることでもありますし、単純にライブの楽しさが一段変わったと思います。

 理由は各々だと思いますが、そらあずを始めとした他のソロライブを実現した人はみんな自分のオリジナル曲を歌っています。こんなこというと「うるせーぺこ!」って言われそうですけどね。
カタオモイもカバー曲でも別にいいんですが、せめてソロかユニットどっちかはぺこらのオリジナルを聞かせて欲しかったですね。
ソロライブが本当に素晴らしい、ライブの醍醐味を感じさせてくれたからこその願いでした。

18 鬼KYOKAN / じーざすP feat. 鏡音リン,鏡音レン
♪姫森ルーナ、鷹嶺ルイ

 前段を書きすぎて息切れしてきました。
曲がわからん4ですが、鷹森コンビは声の落差があって聞いてて面白かったですし会場も大盛り上がりでしたね。
ルーナの選曲は今回カバーのみですがどれも出色の出来でした、姫森監督によるMCの盛り上げも仕上がっていてめちゃくちゃポイント高かったです。

19 Sing My Pleasure / ヴィヴィ
♪IRyS

 曲がわからんその5、いい曲でしたしアイリスの歌い方も良く合ってましたがアイリスなので一つくらい持ち曲でも良かったかな?という感じもします。

20 アイドル / YOASOBI
♪赤井はあと

 最強アイドルらしい選曲でした、stage2は赤色で登場する人が多かったので最初はおっ?という感じからはあちゃまだと認識されるにつれて会場がどよよっとしたのが面白かったです。

シークレットではありましたがそれに関わらず会場の熱をぐっと上げる力を感じました、やっぱはあちゃまはアイドルだよ。

21 光るなら / Goose house
♪Kaela Kovalskia

 いい曲ですよね、普通に好きです。お前自分が知ってる曲だと盛り上がってるだけじゃないか?という自己批判をここら辺で考えてました。
ここで特筆すべきなのは客席側から積極的にコールをしていくムードがあったことで、これは確実に一つ前の「アイドル」での盛り上がりを引き継いだものでした。
ここら辺の会場のムードを予想し活かして曲を配置して客をコントロールするのがセトリの妙だと思いますし、客側もそのライブ感に乗っていくのがライブの楽しいところです。

22 Q / DECO*27 feat. Calliope Mori, Gawr Gura
♪角巻わため、Mori Calliope

 引き続き盛り上がりの止まない中登場した歌勢2人、素晴らしかったです。カッコいいタイプの曲ですがコールがわかりやすく客席の盛り上がりがさらに高まってました。

本来の持ち歌であるカリオペはともかくわためがしっかりこれを歌えていたのは流石でしたね。

23 Overkill / Mori Calliope
♪Mori Calliope

 シンプルにカリオペの技巧と貴重な洋楽感を楽しみました。

24 ナイトループ / 大神ミオ
♪大神ミオ

 ソロユニットMC全てで登場せず割と温存されていた感のあるミオがここで登場、去年出したアルバムの表題曲をしっかり持ってきましたね。
ミオしゃは夜光通信など持ち曲にいい曲が多く、スバルと並んでソロライブに期待したいタレントの1人です。

「馬鹿みたーい!」のところをマイクを通さず叫んだのがライブ感あって盛り上がりましたね。

25 Fins / 角巻わため
♪角巻わため

 ソロのトリを務めたのはわため、大好きなポルノグラフィティに書いてもらったFinsを披露。Finsは2ndソロライブでもアンコール前のトリに使っていて大事にしているのを感じます。見てるか?ぺこら

 発表時から思ってましたがこの曲はライブにめちゃくちゃ合いますね。わためは見た目や声はふわっとした雰囲気をしてますが歌はかなり幅が広く、特にこういう力強い歌がレパートリーにあることはアーティストとしての底の深さに繋がっていると感じます。
2ndライブは行けなかったんですが3rdは行きたいなぁ。

26 プレパレード / 釘宮理恵, 堀江由衣, 喜多村英梨
♪大空スバル、大神ミオ、尾丸ポルカ

 とらドラは世代なのでイントロで死にました。周りにも同じような人がいてそこだけ異様な熱気になってました。(周りがハイハイ言ってるのにプレ!プレパ!って叫んでました、やべー奴らだ)
「そんな感じ〜!」のコールが楽しすぎる、この瞬間だけアニサマかリスアニに来てました。作曲が神なんだよな……

 基本的にオリジナル曲至上主義なんですけど大事なのはバランス、楽しいカバー曲もある、そういうことぺこな。

 この後のMCでわたミオポルで配信でお馴染みのやり取りをコーレスでやったのは楽しかったですね。
いわゆる声優ライブとかだとド定番なんですが意外と配信コンテンツのホロのライブではあんまりやらないという。
MCの時間が少なめで全員が並んで自己紹介MCとかやらないからでしょうね。テンポはいいけど推しのコーレスやりたい人にとってはちょっと寂しいかも。

27 セカイ DECO*27 feat. 初音ミク
♪ときのそら、不知火フレア、風真いろは

 曲わからんその6、あとでタイトルと作曲みて「プロセカやろなぁ」って思ったんですけどちゃんとプロセカのテーマ曲でした。
非常にエンディング感のある曲で泣かせます、名曲。やはりDECO*27はすごいですね。
 そらフレいろはは珍しい取り合わせですが声が綺麗な3人で曲調とのマッチが素晴らしかったですね。全体曲前の締めにふさわしい曲でした。

 欲を言えばこの後にMCを挟むよりどこかで消化してこの曲から連続で全体曲に行った方が綺麗だったかも?
あと曲中にシャボン玉が演出として降り注いだんですが特に触れられることがなかった?のが勿体無かったですね、面白い演出だったので。ゲームの再現とかなんですかね。
そういえば全体的に演出に触れたMCは少なかったですね、炎が出たりとかもありましたが。

28 Capture the Moment / hololive IDOL PROJECT
♪メンバー全員

 5周年記念曲、節目ということでSSSの要素を取り込んだ曲になっています。
こういう自前というか循環したネタをできるのはコンテンツが安定して持続しているからこそなので本当に感無量です。

感想はここまで!


エモいライブとは

 最後にとりとめのない私見の強い話をしたいと思います。

 本当に良いコンテンツのライブにはエモさが必要で、エモさが生まれるかはコンテンツに物語を作れるかどうかで決まると思っています。
セットリストはその土台です、ライブで何を伝えたいかを曲目と順番に込めるからです。

 ホロライブというグループにストーリーを描くプロデューサー、メーカーはおらず、所属する個人、チームの頑張りの総和がほとんど奇跡的に大きな物語として収斂されてきました。
日常が全てコンテンツである配信集団としてはそれは一つの正しさであり、実現できた事が奇跡なのですが、日常を離れたライブという限定された時間、空間の中で物語を伝えるにはコンテンツの顔として言葉を語る人間がいる方が伝わりやすいです。

 それはこの人の言葉があるライブとこの人の言葉がないライブは違うなと参加者に思わせるということだと思いますし、それをフェスで感じさせてくれる人がときのそらなのはコンテンツにとってはとてもいいことなのでしょう。
自分が何となくそらちゃんから感じる安心感の由来もそこにある気がします。

 今回の5thフェスは過去を大きく上回る盛り上がりが生まれたいいライブでした。去年の課題がかなり解消され大きく前進したライブになったと思います。
それでもホロライブのライブはもっともっと楽しく、面白く、泣けるものになっていけるし、今はまだ途上ですが世界中の人にファンかファンでないかを問わず楽しまれるものになっていくだろうと感じています。

 次のフェスも一参加者としてもっとライブを盛り上げていきたいですね。

ホロライブ最高!

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