
ホロ甲2024、主催を讃える私的メモ
11月中旬から始まったホロライブ初のパワプロ大会となるホロライブ甲子園も11/17に本番を迎えました。
参加者4名それぞれの道のりは、初心者として参戦したAZKi、猛虎魂(?)を見せた天音かなた、限界野球を見せ続けた一条莉々華など見どころのあるものでしたが、ここでは主催兼任として参加した博衣こよりについて少しだけメモ気分で感想を書いておこうと思います。
①ホロ甲を主催できた凄さ
いやこれは本当に偉くてですね、強烈な配信集団であるホロライブというグループで「パワプロの大会企画やれたら面白いだろうなぁ」と一度も考えなかった人はおそらくそういないと思うんですよね。
同様の企画で成功例としてかつてホロライブも参加していた(今年復活しましたね)vtuber甲子園や、その流れを汲むにじさんじ甲子園が存在するので。
しかし多様な実力者を抱え、お金や人脈を必要としそうな大規模企画も実現させるホロライブにもかかわらず、これに関しては実現にこぎつけられる企画者は不在のまま数年が過ぎていたのでそれを成し遂げたというだけでかなりの偉業と言えるでしょう。
こよりがデビュー後パワプロ配信自体の経験を何度も積んだこと、それを成功させ自身の武器と言える地位に押し上げたこと、前述のvtuber甲子園にも参加し企画者との接点を得たこと、ついでに優勝したこと。
企画主催という意味では登録者の増加なども含まれるでしょうが、ホロライブという箱の中で「パワプロ」の企画を主催できる人間になり、外的な承認も得られる立場になるまで、約三年かけての大きなプロジェクトを軌道に乗せたのは手放しで褒められて良いと思います。
②持ってる女
こよりは本当に素晴らしいタレントでありアイドルであり主催なのですが、今回はプレイヤーとしても参加しており、ちょっと結構勝ちに対して貪欲なところがあるので初心者から強いポジションを奪い取って(ともいえる)しまったんですね。
これがまぁまぁ批判されて、しかもその後スタートの戦力を神引きして勝ち確みたいなムードが出てしまったので企画の雲行きが怪しくなってしまいました。苦労してここまできたんだから変なことしなければいいのに……
そのフォロー策をすぐに打ち、他の参加者、特にかなたのフォロー(無限ガチャ編)でムードも軌道修正されてなんとか企画は無事滑り出しました。かなたありがとう。
そして本番当日の総当たり戦、何故か最強モードに入ってしまった初心者のはずだったAZKiが他校を蹂躙、折り返し地点ですでに優勝の空気が出てしまいます。少しでも優勝決定を遅らせるべく試合順序を組み直して最終試合はこよりvsAZKiに変更。
第4,5試合が終わりなんとか最終試合の結果次第でAZKiかかなたのどちらかが優勝、という状態には持って行ったものの割と終戦ムードに。

また本番当日は兎田ぺこら、宝鐘マリン、飛び入りの白銀ノエルの3人で大会の同時視聴が行われていました。
最終試合の前に0-8でかなたに完敗したこよりに対し、マリンもこよりが次の試合勝ったらすごい(勝つのは難しい)とコメント。まぁみんなそう思ってました、流石にストレート優勝ではないか?と。
それが蓋を開ければ

やっぱり野球は面白いですね、ゲームとはいえ何があるかはわからない。
こよりが勝ち点4、AZKiとかなたが勝ち点6で並び、得失点差で優勝はAZKiとなったため結果は覆りませんでしたがストレート勝ちの完封勝利と、2勝1敗、得失点差での優勝はかなりイメージが違います。
正直4,5試合目あたりは最後の結果が見えた気分になり個人的には休日の夕方特有の眠気と戦ってましたが、最終試合は目の覚めるような展開になりました。
本番の最後を白けさせず見事に盛り上げ切り、その上で初心者に華を持たせて終わる形になったのはまさに最高の終わり方だったと思いますし、こよりのポカから始まったルール変更や育成の紆余曲折を超え、自分の手で大会の価値を守り切って翌年に繋いだ、主催として「持ってる」ところを遺憾無く見せてもらいました。運G(OD)。
③今後
最大視聴数12万、配信後再生数100万、各参加者の育成も好意的な盛り上がりに包まれ初回から大きな成功を収めたホロ甲、ファンとしてぜひ来年も観たいなと思います。またあらためて主催、参加者の皆様お疲れ様でした。
配信中に言われてましたが既に来年参加してみたいとタレントからも声が来ているそうで参加者不足という状況は解消されそうです。同時視聴していた3期生も対抗戦をやりたいというような話をしてましたしね。
今のホロで「毎年ある箱企画」は年始のマリカくらい?になっているので、もし来年以降も継続してやれるなら大きい存在です。来年はさらに盛り上がるといいですね。
