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そのニオイとシンギュラリティ

どうもピルクルです。


昨日は定期的な元嫁と子供たちと会うスケジュールでした。

だいたい晩メシを作ってと言われるので事前に家でバターチキンカレーを前日から仕込んで作ったのを持っていくんです。

で、まあフィードバックもらって今度は調味料の加減を考えようとか、火をかける手順を反対にしようとかを考えます。


ひとり暮らしになってかなりの回数でバターチキンカレーを作るもんだからインドカレー屋さんに言っても割と高額なバターチキンカレーを食べたいと思わなくなりました。


で、カレー食べ終わると子供らとゲームして遊んで嫁さんが肩こりなのでマッサージしてから帰路に就く、という流れが出来上がった。

相変わらず嫁さんは肩こりから体調崩す事も有るのでかなりしっかりとマッサージをするんです。

昨日は風呂上りの嫁さんだったからシャンプーの匂いがした。いつもの嫁の匂いだ。


で、今日は匂いの話。臭いとも、ニオイとも言いますわな。


ニオイに関して便宜上カタカナ表記にさせて頂く。

花屋さんで花を受け取る時に一瞬ファッとする花のニオイが最近は好きです。

フワッとではなくファッと瞬間的に感じるニオイが何か好き。


朝、仕事に持ってくコーヒーが湧いた時のファッとしたニオイ、

女性の下着を下ろした時の色んなモノが混ざったファッとしたニオイ、

いずれも好きです。


で、ニオイの記憶って五感の中でも結構正確に記憶されている。

一番情報を記憶するであろう視覚なんて思い出補正がかかるから遥か昔の彼女の顔なんてイイようにしか思い浮かばない。

母親の作る煮物のニオイ、

フィリピンのスラムでした安物の洗剤と排ガスの混ざったニオイ、

未だに次男に近寄るとする赤ちゃんのニオイ


とかもそうだし、
男女間で言えば、


昔の彼女を抱きしめた時にしたやさしい石鹸のニオイとか、

裸足でパンプス履いてた彼女が脱いだ時の嘔吐を催す殺人的な足のニオイ、

セックスの時の二人が発する汗と性器の「生」を感じるニオイ。


全部記憶してるんです。

今ではAIによって昔の写真が勝手に色づいたり、動いたり、笑ったりする時代になりました。

って事は言い方悪いけど視覚の記憶はすり替えられる時代にもなった。


AIが人間を超える転換点であるシンギュラリティは近いように喧伝されているけども、
僕はまだ視覚以外の4つの感覚(味覚・聴覚・触覚・嗅覚)をAIがどう表現し、人間にを騙すかが出来ない限り人間を超える事なんて出来ないだろうと思ってます。

そりゃ、頭脳ではすぐに負けてしまうかもわからないけどね、五感や感性まで再現されるようになるにはまだまだのような気がする。


あと、男女関係でニオイって結構重要な要素だな。
好きだから我慢出来たり、好きだから好きになるニオイってのもある。

くさいってのは嫌だけど、ニオイが強いってのは大丈夫な気がします。

何のオチも無く最後まで来たんですが、
僕は去年で色んな事情から香辛料のクミンのニオイが好きになりました。

気になる人は嗅いでみてくださいね。



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