あの12歳の時のような・・・
どうもピルクルです。
珍しいというか初めてお昼に記事を書くことにします。
貧乏フリーランスなもんで自宅で暇なんす。
自分でマキネッタで淹れたエスプレッソを片手にどんな素敵な文章を書いていこうか。
この歳になると誰だって少年時代少女時代を思い出すことはあると思います。
少年時代を振り返る名作と言われるのがスティーブン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」。
元ドリフターズのベン・E・キングが歌う主題歌はあの時の少年時代に戻させてくれます。
この映画の最後のセリフ。
「I never had any friends later on like the ones I had when I was twelve.
Jesus, does anyone..」
あの12歳の時のような友達はもう2度とできない。もう2度と……
嗚呼、せつない。
女性を知らない直前の崇高にも感じるあの少年時代。
そう思うも、別に戻りたいかと言えばそうでもない。
でもその時の友達は二度と出来ないのも知っている。
で、僕が12歳の話。
小6だった僕らは今と変わらず子供でした。
ファミコンしたり、
帰りの事考えずチャリンコで行けるとこまで行ったり、
祭りの時に物乞いをする手足のない傷痍軍人さんたちがいて「あれはニセモノだ」と言ってその人らを観察しすぎてマジで怒られたり。
どこにでもいた典型的な小学六年生の12歳でした。
小6の後半で流行ってたのが男子一人を集団で羽交い絞めにしてズボンとパンツを下ろし観察されるという遊び。
女性を意識しすぎて手が出せず、男連中でチンコを観察して愉しむという一種の弱者の遊びだったのかも知れない。
「うわぁ、チン毛生えてるよ、コイツ!フハハハハ!」
「まだコイツ、チン毛生えてねぇよ!フハハハハ!」
生えても、生えて無くてもどっちでも良かったんです。
チンコを目にすることがゴールでしたから。
当然何回か餌食になりましたが、そこから見られることの恥ずかしさの一歩先にある羞恥プレイに目覚めたきっかけになりました。
でね、大人しい男子とかが狙われることが多いんですが、
その日は狙う側の暴徒の方に属していた僕。
同級生のRを見つけたのでみんなで羽交い絞めにします。
「城東のボンタン狩りじゃぁ!」
ビーバップハイスクールが流行っていたので襲う暴徒側は毎回これを口にしていました。
「やめろやぁぁ!ねぇ、やめてって!」
抵抗するR。しかし、数の暴力には勝てません。
「これで終わりじゃ!オラーっ!」
別の男子がズボンとパンツをいっぺんに降ろしました。
みんなが初めて見るRのチンコ。
全員が言葉を失いました。
いまだかつてあんなに大きくて黒いものを見たことはなかったんです。
各家庭のお父さんよりもはるかに大きい。
あれはチンコじゃなくチンポ。
いや、もっと暴力的な何かを感じたのでチンボでした。
「あ、イヤ。ほんとゴメン。ゴメンね」
同級生が羽交い絞めを解きます。
僕もならって足を抑えるのを放しました。
見られてはいけないものを見られたRは黙って去っていきました。
その場に立ち尽くす無言の少年暴徒たち。
その日を境に城東のボンタン狩りと称したチンコを拝む遊びはピッタリと止みました。
あんなん、小学生のものじゃないんよ。
黒人と渡り合えるんよ。
それから年月が過ぎ、当時の暴徒の連中は各地の学校に進学。
でもね、Rに勝てるものを見たという報告は一切無く、
各クラスで
「俺はチンコデカいよ」
的なイキった話題になっても、僕たちは既にチャンピオンが誰かを知っていた為、
内心鼻で笑っていました。
人生を折り返した今、無修正のAV見てもRの方が大きい。
やっぱり黒人のチンコと比較しても同じくらい。
少年時代に軽くトラウマを植え付けたR。
少年たちは「僕はあの大きさでないとセックス出来ないんじゃないか?」と少年たちは深く悩み思春期を迎える事になります。
そう、
あの12歳の時のような友達はもう2度とできない。もう2度と……