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泣ける映画で泣けなくなった日に

どうもピルクルです。

最近の休み前のルーティンとして観たいと思っていた映画を1本見るというのをやっています。
アマプラ会員だったら観ないともったいないですわ、程度の気持ちで。
有料でもやっすいですもんね。

観終わった後に、朝の光が差し込み始めた部屋で昼まで寝る、という幸せ。


離婚して時間的な自由が勝手にやって来たんですが、どうもまだ上手く活用出来ていない。

音量を気にせずにアダルトビデオ見れるようになったのは嬉しいんですが、
それだけってのも何か物足りない。


そうだ、今の僕に大事なのは心のデトックスだ。
昔好きだった映画で思いきり泣いてみてはどうか。


若き日に心震えた映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を観たら思いきり泣けるんじゃないか、と鑑賞。

ちなみにこの映画のあらすじは、

「全米各地を旅する売れないロック歌手のヘドウィグは、共産主義体制下の東ドイツで生まれ、幼少期に母親から「愛の起源」の話を聴かされる。ハンセルの名の男性がアメリカ軍人ルーサーに出会い恋に落ちると、ルーサーと結婚してアメリカに渡れるように、母親はハンセルにヘドウィグの名とパスポートを与えて性別適合手術を受けさせたが失敗し、股間に「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」が残された。2人は渡米するが、ルーサーがヘドウィグのもとを去った最初の結婚記念日はベルリンの壁崩壊の日だった。絶望に暮れるヘドウィグは、昔抱いたロック歌手になる夢を思い起こし、韓国軍兵の妻たちを引連れバンドを結成する。アルバイトをしながら身を繋いでいると、同じくロックスターに憧れる17歳の少年トミーと出会う。ヘドウィグは誰よりもトミーを愛してロックの全てを注ぎ込んだが、手術痕がばれて別れる。トミーは作った曲をすべて盗んでヒットを飛ばして人気絶頂のロックスターになった。ヘドウィグは自分のバンド「アングリー・インチ」を引きつれてトミーの全米コンサートを追いかけながら巡業し、愛を捜し求める。」

っていう内容の映画です。
何かの壁にぶち当たってる人なんか観れば良いんじゃないかな。


もちろん、ラストシーンは震えるように泣いた経験があるので泣かしてもらう事に期待していた。


が、良い映画だなと思ったものの全然泣けずに観終わってしまったんです。


え?何で?
あれほど好きだったやん。


そう感じた事に怖くなってかえって寝れなくなってしまいました。


同じAVで何度も何度も好きなシーンを見つけては興奮して抜きまくっていた僕。
好きな映画では泣けなくなってしまった。

僕が恐れている感性の不感症だろうか?
なぜそうなったのか気になって調べてみました。

調べてみたら4つの心理的要因があることにブチ当たりました。

①成長や経験の変化: 人は時間とともに成長し、価値観や感情の感じ方が変わることがある。
昔に心に響いたテーマやシーンが、現在のあなたにとってはそれほど強い影響を与えなくなったのかも知れない。
例を挙げると、過去の自分には共感できたキャラクターの悩みが、今の自分にとっては解決済みの問題だったり、遠いものに感じることがあるようなもの。

②感情の疲労や麻痺: 人は何度も同じ感情を体験すると、それに対して感受性が鈍くなることがある。
過去にその映画で感動して泣いた経験が強烈だった場合、同じ映画をもう一度観ると、感情が麻痺して前ほど強く感じなくなることもある。

③期待の変化: 昔観たときの感情的な体験が強烈だったため、「また泣けるだろう」という期待が無意識に生まれた可能性がある。
しかし、期待が大きいとそれを超える体験が難しくなり、かえって感情が抑制されることがあります。

④環境や気分の影響: 映画を観た時の環境やその時の気分も大きく影響しているという説。
以前泣いた時と今回観た時の状況や環境が異なれば、感情の反応も変わってくる。
心が落ち着いていたり、他のことに集中していると、感情が動きにくくなることが考えられる。


以上の4つが大きく挙げられるのね。
で、自分に照らし合わしてみたら1~4すべて当てはまっていました。


まず①、この映画を見て自分の殻を打ち破ろうと自分なりに試行錯誤を繰り返し、以前の自分よりかは自分の求める姿に近づいていたように思っている。

次に②、確かに心震える程感動し、人生観を変えたものもあったけど、毎回変わるわけではないわな。初回が強烈だったから2回目もそうなる訳じゃない。

そして③、めちゃ期待してました。泣けるって。期待値が大きすぎた。

最後に④、環境が大きく変わっていた。一度は結婚し家庭を持ち、家族を形成していた。そして一人になった現在と昔観た環境は全く違う。


なんかそこまで当てはまってしまって変に納得しました。
確かに。


好きな女の子と初めてデートする約束を取り付けた時、前々日にはオナ禁し、髪型と服装を整えていたのが、

付き合って慣れてくると、

会う1時間前に観たかったAVネットで見つけて直前までシコって約束の時間ギリギリでそこら辺の服着て渋々迎えに行くような感じですね。


じゃあ、そこから学んだこと。

いつもそこに同じ何かがあって、同じ感情を与えてくれるとは限らない。
むしろ与えてくれた感情は薄れていく。

という事です。


未体験の事に飛び込んだ方が感情の振れ幅って大きくなるんだな。


そういや昔、石野卓球がⅩで初めてライブに行く人にたいしてこんなこと言ってたのを思い出した。

なんか凄く身をもってわかりました。
この歳になって。


変化を恐れてはいけないし、見て感じたそのものを素直に自分がどう受け止めるかで人生の豊かさがかわってくるのね。


最近、実は体の関係があったシルバニア姉さんに未練がまた湧いてきたんですが、これに気づいて次行こうと思いました。

ま、時々思い出してシコったりはするけどね。

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