「自己分析をもっとすればよかった」とならない為に読んでほしい
初めに。このnoteを見ていただきたい方はこんな方です。
「自己分析をもっとすればよかった」となりたくない就活生です。
社会人の方は学生さんの相談を受ける際に、参考になれば幸いです。
申し遅れました。岸本と申します。自己紹介はこちらから。
いつもツイートしていることやセミナーで言っていることを
より細かく、そして考え方(思考)の部分もプラスして丁寧に書いてみました。
もしかしたらみなさんもすでに知っていたり、どこかで読んだことのある表現が含まれていると思いますが、私自身就職活動をしていたときに、たくさん本を買って、自己分析本や就活に関する本、ビジネス書もたくさん読んできて、作り上げた自己分析に特化したノウハウが一気に手に入ると思って、読んでいただけますと幸いです。
このnoteを書くにあたった経緯
日々いろんな方とお会いしてお話をしたり、いろんな記事やツイートを読んでいてふと思いました。「学生さんに関わらず、自分を知るということに対して多くの方が困っているんじゃないだろうか?」
これが一番の根源の理由です。
また私の10年間変わらない「人の行動のきっかけをつくる」を体現するためにこのnoteを書きました。
今までの活動の実績でいうと自己分析のセミナーに来ていただいた方は昨年の6月スタートから80名を超え、個別相談を合わせると100名に達しています。また企業様を巻き込んだ自己分析セミナーも開催しております。
就活時代の私
私自身昔から自分と向き合うということが大切だ。と思わせてくれる環境にいて、ずっとやってきましたが、それでも迷うときや考えが及ばないときもたくさんあります。幼少期お家で10年間家族会議という名の会議を月1でやってきて、自分と向き合う癖を叩き込まれました。
それが幸いなことに就職活動の時は同じ学生さんに比べては少しだけ自分と向き合うことを考えたり、将来のことを考えて書き尽くすことに興味と関心が強く、苦にならなかったのです。
ですから私は「就職活動は自分探しだ!」と思ってすごく楽しみながらできたのです。
就職活動が2011年の超氷河期で行っていた中で、周りの学生さんはみんな重い空気と悲壮感の中と辛い顔で就職活動をしていました。
中には就職活動が辛すぎて、途中でやめてしまって、結局どうなったのかもわからない大学の友人もいたりしたので、辛いということがにじみ出ていた環境でした。
説明会や選考で出会った学生さんもどこか
「就活を仕方なくやらないといけない。」と強制的な想いでやっていたり、
「生活するための就職」と決して否定をしないのですが、悲壮感の中就活をしていました。そしてこう思ったのです。「もったいない。」可能性は無限大なのに蓋をしてしまっている学生さんがもったいなく思いました。
そう思いながらも、私自身なかなか内定が出ず焦りまくっていたのですが、どこかやっぱりどんどん変化していく自分を見つけられて楽しく就活をしていました。時代が時代でしたからそうやすやす決まるわけでもなく、エントリーは300社以上、説明会は100社以上、面接は50~60社大手からベンチャーまで受けまくっていました。
そうしてやっと出た内定の会社は結構法律的にグレーな会社さん、、、
そこからやっぱりグレーな会社には行きたくなく、もう一度就活を再開して、結果3社内定をもらい、求人広告の会社に就職しました。
自己分析が自信をつけてくれる
今思い出しても私を支えてくれたのは
【圧倒的な自己分析の量】でした。
ここまでやりきったのだからどんな質問が来ても怖くないし、
自信満々で最後のほうの会社は選考を受けていました。
具体的な量で言うと「大学ノート5冊分丸々うまりました」
もちろん字の大きさもありますが、そこは突っ込まないでください笑
朝起きたらルーズリーフの海なんてこともよくあり、とにかく向き合い続けた1年と4カ月でした。
そういった楽しみながらやった経験ならより細かく丁寧にかけるなと思い、
すこしでもこのnoteを読んで就職活動の参考や自分を見つめなおすきっかけを作っていただき、note本文にあるワークをやっていただけると、きっと今までと違うご自分に出会えると思います。ぜひ読んでいただけますと幸いです。
※注意
かなりの量の自己分析ワークをすることになるので 中途半端にやりたい くらいの方はあまりお勧めはしません。めちゃくちゃアナログで地道な作業です。自己分析の本を買っても同じくらいの量のモノがありますが、よろしければ無料のこちらからお試しください。
初めに
このnoteは一度読んだだけですべて理解できたり、完璧に自己分析ができるわけではありません。何度も何度も繰り返し読んでいただき、しっかりご自身のノートに書き込めるように活用してください。このnoteはワーク式ですのでできれば自己分析が始められる状態でスタートしてください。
自己分析をするときのお約束
自分の感情を素直にそして先入観を持たずに書き出すことを自分で自分に約束をしてください。「私は私の自己分析をするときに素直に自分の感情を書き出すと誓います」 はい。これ大事なのでちゃんと言葉に出して復唱してください笑
なぜかというと 素直に出さないとあなたの可能性に自分で自分で蓋をすることになるからです。これがもったいない原因になるのです。
よくあるのがお金のブロック。これが結構固い。私も学生時代はありました。お金を稼ぐことをどこか悪いこと、いやらしいこと、と思っていませんか?こういう先入観を持つのが非常にもったいないので、だれに見せるわけじゃありません。素直に書いてくださいね。
用意するもの
書きなれたノート(何冊でも可/今後のことも考えて持ち運びできるサイズ)
書きなれたシャーペン(修正ができるようにシャーペンで書きましょう)
使い慣れた消しゴム
書く環境
できれば集中できる場所で行いましょう。
慣れてくると電車の移動時間とか、説明会に向かう途中、終わった後に
すぐ書けるようになりますが、最初は集中できる環境がいいかと。
書き始める前に
自己分析の答えは自分の中にあると信じる。これが大事です。
私自身自己分析をしていたときに気づいたことがあります。
「これってどっかで思ったことあるよな」「いつも大事にしていることよな」「やっぱりこうやんな!」と答えはいつも自分の中にあるということに気づいたのです。ですから答えは絶対にあると信じて書き始めましょう!
第一章 自己分析の目的を決める
これが一番大切なので一回ノートにしっかり書いてみましょう。
みなさんは自己分析は何のためにするのでしょうか?
就活の為?自分を知るため?将来起業するため?
自分の自己実現を叶えて幸せに暮らすため?
就職する会社とミスマッチがないようにするため?
と色々ありますよね。
自分の中で自己分析をする目的を決めましょう。
それをきちんとノートに書き出すという作業をしましょう。
とは言え、自己分析の目的の決め方。 が分からないという方も多いのではないでしょうか?そんな方にはこちらを参考にしていただき、自己分析の目的を決めてください。
①今現状自己分析が必要な理由を書き出す。
あなたにとって自己分析がなぜ必要なのかを書き出してください。
理由を3つ考えてノートに書き出してください。
②3つの理由を選んだのはなぜでしょうか?
3つの理由を出したのはなぜでしょうか?理由の理由を考えるのって難しいですよね。普段やらない頭の体操をしている感じです。
でも必ずあなたが書いたものには理由があって、無意識に意思決定をしているだけです。その無意識に意思決定したものを理由をつけて考える癖がものすごく大切になるので、3つ選んだワケを考えましょう。
いわゆる 言語化 というものです。自己分析は 言語化 の連続なのでここでくじけず、やってみましょう。
③自己分析をすることでどんなワクワクする未来が待っているのかを想像する。
これが大切です。今現状悩んでいたり、困っているから自己分析をしますよね?でもそれを考えているだけじゃなんだか物足りなかったり、いまいちピンとこないことがたくさんあると思うのです。
ですから
自己分析を終えた自分。
自己分析を終えて自信を得た自分。
にはいったいどんなワクワクする未来が待っているのか?
という想像をして 言語化 してください。もし難しければ 絵を描く でもOKです。つまり 描き方表現の仕方はなんでもOKなので、ワクワクする自分を表現するのです。そうすることで自分のモチベーションをつくるのです。モチベーションは誰もあげてくれません。自分で作るしかないのです。
つまり 動機付け なんです。 自分で自分を 動機付け する力は社会人になっても必須ですので、今から訓練をしましょう。
④自己分析をしなかったことで自分はどうなってしまうのかを想像する
【もし自己分析をしなかったらあなたはどうなってしまうのでしょうか?】
自己分析をする理由を考え切った後に、やらなかったときの想像をしてください。そうすることで 100%自己分析をやる理由 を深堀することができます。自己分析をしなかったときの自分の未来や気持ち感情を想像してご自身のノートに書き留めましょう。
ここまでが第一章です。すでに疲れているかと思いますが、
時間をかけて就活が終わるまで迷ったら立ち返る場所だと思って、ぜひ
取り組んでくださいね。
第二章 自己分析を始める
さていよいよ自己分析本番です。自己分析を始めるにあたりいろんな方法、手順がありますが、 本来であれば過去から掘ることが最初に来るのですが、ほとんどの方はこれが結構辛い作業になるみたいなので、まずは現在興味のあること(現在の自己分析については後述)を書き出してからやるとすんなりできたりするので書き出してみましょう。
先にお話しておきますが、自己分析は本当にやった量で就活の成果にダイレクトに現れます。ちなみに毎年就活生の後悔ランキング1位をご存じでしょうか?
それは「自己分析をもっとすればよかった」です。
はい。自分で言ってみてください。「自己分析をもっとすればよかった。」
こうならない為に今からでも遅くないのでがっつりやりましょう。
ちなみに私も1月から始めて夏ごろにはしっかり方向性が固まりました。
やり続けることに意味があるので、がんばりましょう。
①今現在自分が興味のあること、やったら楽しいことを300個書き出してください 。
えー!300も!?と思った方。こんくらいは必須です。そもそも自分のことなんてほとんどの人がほぼほぼ分かっていないのです。自己分析にはゴールはありません。300個無理やりでもいいので出し切ってみましょう。
そして付随して
②興味のある、楽しそうと思うことを書き出したら
その理由を一言でいいので書いてください。
※注意!! 好きだから とか 楽しいから という簡単な理由はNG
自己分析を本気でやる場合にこれらの簡単な理由は掘り切ったら単純な理由になるのです。最初から簡単な理由でやってしまうと意味がなくなるので
どうせやるなら意味と意義があるようにしましょう。
③書き出した内容から これは絶対興味あり!と思うものを10個選んでください
10個に絞るのって意外と難しいのです。頭使うのです。
頭使うことに慣れていきましょう。
10個絞ったら次のワークに進みましょう。
第三章 過去を振り返る
さて第二章のワークが終わりましたら「過去を振り返るワーク」に
取り組みましょう。
先ほど10個絞った興味のあることをさらに深堀をします。
自分の興味のあることを10個選んだらそれをさらに深堀をしていきます。
10個に絞ることによってより興味の強い事柄に集中できます。
頭の中には興味のあること、好きなことや、やってみたいことがたくさんありすぎて、頭の中で情報が入り乱れている状態です。
ですから10個に絞って集中するようにしましょう。
理由を最低5個書き、それに紐づくエピソードや体験を
書いていきます。時間がかかっても書くことで思い出せることが増えるので書くことに集中しましょう。1点ポイントがあります!
ここでも自分の感情を書くようにしましょう。
例:私は人と話すことが好きだ。①○○②○○③○○④○○⑤○○
という理由がある。例えば①の○○という理由には過去のこんなエピソードがあり、自分の中でそれをしたときにすごく嬉しい気持ちになった。なぜなら人と話すことで自分の価値観や考え方が広がり、自分の人生の幅が広がる気がするから。
とこんな感じで文章でもなくてもいいので、とにかく書き出す癖をつけていきましょう。
こうすることで、過去に自然と触れるように現在から紐解いていくワークがあるので、過去を振り返るのが苦手な方はこちらからどうぞ。
深堀りのポイント
深堀りをするときは連想ゲームをしましょう。
○○といえば○○なイメージがある。でも自分の中ではこう感じる。
○○ということは■■にもとらえることもできるし、▲▲という意味もある。
自分の中の価値観は●●なんだけど、こうなるほうがいいよね。
とこんな感じで思いつく事柄に蓋をせずどんどん書いていくと深堀が進みます。最初はしんどいですがやればやるほど頭の中で勝手に連想ゲームができるようになります。
過去を振り返る②
過去を振り返るワークの別バージョンです。自分に合ったほうからでいいのでやってみてください。どちらもやるとより効果的です。
自分の生きてきた年数分の出来事を書き出し、喜怒哀楽に分ける。
具体的には
5歳の時○○という体験をした。その体験では喜びを感じた。
という風に簡単に書き出すだけでまずはOKです
このように年齢ごとで喜怒哀楽のエピソードを出してください。
そしてその体験から何を学び、何を感じたのか?を書き出しましょう。
これもまずは単語でいいので出していきましょう。
一見簡単に見えますが、年齢分なので時間がかかります。
でも全体像を見る分にはもってこいです。ぜひやりましょう。
単語で書き出した後に・・・
もちろん単語で書いただけでは深い自己分析はできません。
その全体像を見た後に、気になる言葉を見つけて、エピソードをそこから掘り起こしてください。そしてなぜそう思うのか?なぜ好きなのか?なぜ嫌いなのか?までしっかり深堀をしましょう。
いかがでしょうか?過去についてだいぶ深堀りができたのではないでしょうか?自分と向き合うことってとってもしんどいことなんです。でも、これをしていると、ミスマッチが本当に少なくなります。ミスマッチは自己分析不足でも十分起こりえるので、会社に入る前にやりましょう。
第四章 現在について
現在については大学、短大、もしくは専門学校に入ってからの出来事です。過去の自己分析でもすでに書いているかと思いますが、直近3年くらいの出来事と過去の出来事を合わせていく作業になります。
①直近3年以内であなたに起きた出来事ベスト3とワースト3を選択
ベスト3はなんとなく分かると思うのですが、ワースト3も言語化しておく必要があります。なぜなら やりたくないこと 起こってほしくないことを
知っておくと、自分が選択をするときにきちんとした判断で、除外できるからです。就活をして焦って、就職をしてしまうことが一番怖いので、きちんと言語化をしましょう。
●直近3年で起きたベスト3/ワースト3を書き出す。
その出来事1つ1つ丁寧に、時系列で書き出す。
何が起きて⇒どうなって⇒○○になった と時系列で書き出し、それぞれ
なぜよかったのか?何がよかったのか?どうして起きたのか?を文章で書き出しましょう。そしてもちろん感情と自分の価値観も加えながらエピソードにしてしまいましょう。
●エピソードにしたときに起承転結で順番が分かるようにして、
そこから得た学び、次どうしたいか?何を体験したのか?これが今後どのように活きるのか?までそれぞれ書き出しましょう
②過去の出来事と照らし合わす
直近3年で起きたベスト3とワースト3は過去にも似たような経験、体験、その時得た感情はありませんか?過去の自己分析のノートを開いて、今の出来事と、過去の出来事での共通点を探しましょう。
その共通点がきっとあなたの キーワード です。
大切にしたいこと。大切にしたい考え。これだけは許せないこと。
これは譲れないこと。など共通点がきっとたくさんでてきます。
その共通点やキーワードを探してメモに取り、整理をしましょう。
③今見ている業界、職種、やりたい仕事と照らし合わせたときに自分のエピソードはどう活きるのか?を書きましょう。
ここからいきなり就活モードになるわけですが、
ほとんどの場合直近のエピソードをもとに履歴書、ES、面接で話す内容を固めたほうがいいです。直近の出来事と過去の出来事の照らし合わせをした、共通点やキーワードを見返しながら、今自分ができること、したいこと、しなければいけないことを洗い出しましょう。
この棲み分けをきちんとしていくと、自分の強みや弱みがしっかり見えてきます。これを自己PRや強み、弱みとしていろんな角度で切り分けて文章化したり、面接で話をすればいいのです。
第五章 未来を考える
ここまでたくさんの自己分析をしてきたかと思います。
お疲れ様でした。さてもうちょっとです。今やっていることは絶対に未来につながるので、やりきりましょう!!
さて未来を考えるワークに移っていきます。
①1年後3年後5年後に自分が人からなんて言われていたら嬉しいか?を想像する
みなさんは周りからなんて言われるのが嬉しいか想像したことはありますか?信頼できるね。すごいね。いつも頑張っているね。さすがだね。
と言われたら嬉しい言葉がきっとありますよね。
その言われたら嬉しい言葉と自分はどんな気持ちになるかを想像しましょう。そして、だれから、どんな言葉を、いつ、どこで、どんな風に言われているかを想像しましょう。
これを
1年後の自分 3年後の自分 5年後の自分の3つ分を書き出しましょう。
②書き出した言葉、状況に合わせた仕事を想像しましょう。
さて今までやってきた過去、現在の自己分析と①のワークで出た言葉や状況を照らし合わせたときに、その姿は自分の理想でしたでしょうか?
その理想の自分の姿はどんな仕事をしているのか?を想像してみましょう。
①で言われる言葉は仕事のどんな場面でしょうか?過去と今の自己分析から見えてくる強みや弱み、自己PRとどう関係を持たせることができますか?
これをしっかりノートに書き出していきましょう。
例:自分は人の行動のきっかけをつくるのが好き。
自分のしたことが、だれかの行動のきっかけになって、その誰かから「きしもとさんのおかげで頑張れました!」「背中を押された気持ちになりました!」と言われるのが本当に理想。それはカフェでインタビューをしているときに言われる言葉だから、記者とか営業をやっていると思う。
そんな誰かの行動のきっかけをつくれる仕事といえば何があるのだろうか?
直接人にきっかけを与えるのか?それとも何か通じて与えるのか?
自分は世の中のたくさんの人に広告として届けたいから、求人広告としての仕事がいいんじゃないか?それだと自分の強みである、自ら動いて人をつなぐという力が会社で活きるんじゃないだろうか?
とこんな感じで文章にできると素敵です!最初はできないかもしれませんが何回も書き直して書き直して精度を上げていきましょう。
第六章 相手目線で考えまとめる
ここまでの自己分析本当にお疲れ様でした。
何回も何回も書き直したかと思います。この章では相手目線で考え、自分をどう魅せるのか?を考えるワークを中心にやります。いったんこの章で最後になりますので最後までがんばりましょう!
①相手目線で考える
今までの自己分析は「自分のこと」について徹底的に深堀を行ったかと思いますが、ほとんどの学生さんはここで終わってしまい、面接やESに通過するための大事なポイントを忘れています。それは「相手目線で考える」です。
冷静に考えると「当たり前やん」となるのですが、必死なときほど抜けやすいポイントなのでしっかり抑えましょう。
私自身これですごく苦労しました。最終面接まで行って落ちるとか、最終面接の一つ前で落ちることが多々ありました。それは今思うと「相手目線の話が抜けていた」からなのです。
②相手目線から考える練習をする
さてここからがワークです。
●会社はいったいみなさんに何を望んでいるのか?を書きましょう。
そもそも新卒採用をする理由や、なんで募集している職種の採用をするのか?を今まで一度でもいいので考えたことはありますでしょうか?
会社が望んでいるのではないか?と思うことを最低5つ書き出しましょう。
なぜかというと、そもそも会社が望んでいることを知らないと自分がそれに当てはまるかどうかなんてわかりません。でも答えなんてどこにも書いていないですし、会社側も本来の課題を把握していない場合もあります。
ですからまず会社が皆さんに望むであろうことを予測するのです。
●ではその5つの望んでいることを解決もしくは叶えるために皆さんはなにができるのかを自己分析をもとに分析しましょう
これが一番大事です。
仮に会社が今まで新卒採用をしたことがなかったとして、若手の元気な人に新しいアイデアを求めるべく、新卒採用をしているとします。もしあなたが企画やアイデアを思いつくのが好きで、なんでもチャレンジしてきた場合どんな風に会社にそのことをアプローチしますか?
今まで自分は「○○ができます!」と言っていた言葉が「御社の○○という課題に関して私はこんな実績があって、こんなことができるので、きっと御社に貢献できると思うのです」と変われば見え方が違いませんか?
とこのように、自分の魅せ方を研究するのが大切です。
③セールスポイントを磨く!
一言でいうとあなたらしさは何でしょうか?こんな質問が必ずと言っていいほど面接や選考では飛んできます。ですのであなたのセールスポイントを考えましょう。つまりあなた自身を会社にプレゼンするときに、会社にとってのメリット(利点)やベネフィット(利益)や可能性を答えられるようにするのです。
例:私は自ら考え動ける人間です。
御社の○○という課題に貢献できると考えています。
というのも私には○○という経験があり、この○○では人間関係がすごく希薄でしたので、このままでは成功できないと思い、メンバーのヒアリングから始めました。休憩時間や帰り道、お昼を一緒にすごすなどしてメンバーとの距離や考えを聞き出し、一緒に○○する機会を全体でもちました。そうすることで、前年の売上を2倍にすることができ、店長や本部のマネージャーからも賞をチームとして頂くことができました。この結果から私自身が自ら行動しコミュニケーションのきっかけをつくることで、チームの可能性を最大限に引き出すことができ、売り上げ2倍という結果へ貢献することができました。自分自身が考え行動することで御社の社員同士やお客様とのコミュニケーション促進に貢献し、○○という課題解決に貢献できる人間です。
と少し長くなりましたが、このように相手にあなたを採用するメリットやベネフィットそして可能性を伝えられるようにしましょう。
ここまでくるとすでにお気づきの方もいると思いますが、
自己分析をこのくらいやっていると自然に、強み、弱み、自己PRが完成してくるのです。ですからわざわざ、自分の強みとは?みたいなことをする必要がないのです。自己分析をしているだけで自然と出てきます。
最後に
みなさま最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
私自身これを書きながら、自分ももう一度自己分析をしたいなぁと思いましたし、このずっと深堀をしていく作業って軽くはやっても深層心理のところまでやるのは遠ざかっていたように感じました。
自分自身でもなかなか時間をとってやれていないことをたくさん書くのは少し気が引けたのですが、なんとしてでも時間を作り出して、毎日コツコツでいいので自己分析をすると、自分の未来を自分で創り出す感覚がありました。
私は決してすごく頭のいいとか、すごく効率がいいとか、そういうわけではなく、大学も私立の有名でない学校に行っていました。でも人よりちょっとだけ自分と向き合うことが好きで、慣れていただけです。でもそれは自分自身が練習して続けてきたことなので、みなさんもできます。
もっと自己分析をしておけばよかった、、、とならずに
就職活動が終わったとき、あー!めっちゃ楽しかった!仕事頑張るぞ!って思っていただけるよう、微力ながらお手伝いできれば幸いです。
1万文字以上の文章になってしまいましたが、ぜひ何度も何度も繰り返し自己分析を行っていただき、皆様の人生を輝かせてください。