牧場後継者はパティシエ級の腕前
上下町井永の道の脇、可愛らしいアイアンアートの池田牧場♡の看板が目に留まる。その道を進み、坂道を登り切ったあたりから、青々とした牧草地帯と野生の匂いが私たちを迎えてくれる。上下町内にも数件、酪農を生業とされる方々がある。池田牧場さんも創業71年の酪農一家だ。現在は3代目となる小川かなさんが夫婦で日々の仕事を切り盛りされている。そこで育つ牛たちからいただく牛乳は、山陽乳業の牛乳として購入することが出来る。筆者は時折、悪だくみを聞いてもらいに、時々かなさんに会いに行くのだ。
行けばいつも出てくるのが、かなさんお手製の季節感たっぷりのスイーツたち。まさにスイーツパラダイス!(時としてブランチ)。自家製ソフトクリーム、米粉ワッフル、りんごのタルト、自家製ジャム、サングリア、ハーブティー、クルミのキャラメリゼ、ピッツァ…目にも美味しく、お店開けるよ!といつもお話しする。本業は先にも述べた酪農家。牧場を開放して、家族連れや訪れる方々に自然とのふれあいを提供されている。命を育てるという繊細で大事な使命を持って上下町で暮らしておられる池田牧場さん。新緑の季節や、ほっとしたい週末に是非、足を運んでみて欲しい上下町の魅力の一つ。
(ありみつりさ)