教えて、トド江たん! 第3回
毎年1月に開催される「とんど」。小正月(1月15日)の火祭りのこと。住人にとっては、あたりまえの行事だけど、身近にその風習がなければ、呼び名も内容も知らなかったりするけれど、日本の伝統的な行事。山から竹を切り出して、田んぼに天高く矢倉に組み、夕方から夜にかけて、門松やしめ縄、書初めを持ち寄って焼いて、無病息災や家内安全、字が上手になりますように、と祈願する。お餅、するめ、お酒も、とんどの火で焼いて温めて頂くと風邪をひかないし健康に過ごせるという。特に、お尻をあぶれ、と言われていたものだ。組まれた竹の中心が倒れた方向にある家に子が授かる、とも聞いた。人手不足などで、出来なくなった地域もあるけれど、今も続けられている、寒~い冬の楽しみの一つ。あつあつのお餅、食べたいなぁ。
(トド島トド江)
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