いまのわたしの仕事・役割=地域おこし協力隊
(以下すべての情報は2016年時の内容です)
東京に住んでいた2015年3月、有楽町の、ふるさと回帰支援センターにある「定住相談窓口」で、府中市が地域おこし協力隊を募集していることを知りました。広島県庁から出向して、東京で、広島県への移住定住の相談役を担われている平野奈都子さんとの出会いが、わたしの故郷への想いに背中を押してくれたのです。
わたしは東京で13年間、暮らしていました。
「いつの日か故郷にかえりたい」という思いを抱きながら。すっかり都会の生活に慣れすぎていたし、今さら何ができるんだろう、と考えましたが、「地域おこし協力隊」という役割が、自分の気持ちと重なりました。
府中市が求めていた地域おこし協力隊
府中市の地域おこし協力隊の勤務・待遇
活動日…月曜日から金曜日まで
活動日数…月20日以上
活動時間…1日につき7時間45分
週休日及び休日…土・日曜日、祝日、12月29日から1月3日まで
※週休日及び休日がイベントなどで活動になる場合もあります(週休日及び休日における活動は、振替休暇扱いとなります。)。
活動期間…年度ごとに更新を行い、隊員決定の日から最長3年まで延長する場合があります。なお、毎月の活動報告書の提出義務があります。
謝金…月額160,000円。活動日が月20日に満たない場合は、1日当たり8,000円を支給します。雇用保険等はありません。
これまでのわたし
東京では、「クッキングハウス」という、こころの病気をしても地域の中であたりまえに暮らしていけることをサポートする福祉の事業所に勤務していました。(NPO法人クッキングハウス会)。「食」を通じてメンタルヘルスの普及をする、「おいしいね、から、元気になれる」こころの居場所。そこでは毎日、「メンバーさん」と呼ばれる、こころの病を抱えた人たちと向き合いつつ、ランチを作っていました。一日に作る食事は約50食。玄米ごはん・味噌汁・漬物・おかず2品とメイン一皿。お子様連れ、サラリーマン、こころが苦しい人、フラッと立ち寄った人、遠方から訪ねて来る人、常連さん…東京都調布市という都会にあるにもかかわらず、人と人、つながりを本当に大切にする場。それがクッキングハウスです。
これからのわたし
クッキングハウスのような居場所、拠点を故郷につくりたい。これがわたしの夢です。まだ少し漠然としていますが、協力隊の任期3年のうちに何かしら形にしていきます。
私の職場は「府中市・上下町」です。市役所の職員でも、雇われている訳でもないので、デスクもありませんし、事務所やタイムカードも、ありません。何者!?って感じですが…。
出会いやつながりが、わたしに仕事を与えてくれる。そんな毎日が、明日のわたしを育ててくれています。
(ありみつりさ)