偶然とは意外とよくあるものかも
子ども達がYouTubeにハマっている。子ども達を止めることなく、親の私もその横で映画を見るようになった。
パッと見たいので1.2~1.4倍速で見る私は、映画好きの方達から叱られそうだ。
台風の影響もあり、しっとりと、でもほんわかするような映画を見たくてマイリストから選んだのは菅田将暉くんと有村架純ちゃん主演の
「花束みたいな恋をした」
見る前の印象は「よくありそうな青春映画かな。」
(言い方ごめんなさい。)
見終わったあとの感想、「花束みたいな恋をした」というタイトル通りのほっこりあたたかい、娘達もこんな恋をしてほしいな、と思える映画。
(5歳の娘に今からこんな事思うなんて、口うるさい母ちゃんの特徴だな。)
映画の中では、大人になる一歩手前の最後の青春を過ごす、男女のそれぞれの想いを表現している。
物語の中でたびたび起こる偶然の連続が、実際にあるのかな?こんな偶然が重なるとどれほどワクワクするのだろうか?と、楽しく想像させてくれる。
それと同時に、同じ年代の時の自分はどうだったのかとリアルな風景を思い出させてくれる。
早くに就職して仕事に夢中になっていると、「ああ、あんたは仕事だよね。」と私が口をひらく前に友達に言われていた20歳頃の私と、就職したてでがむしゃらに働く菅田くん演じる麦くん。私は架純ちゃん演じる絹ちゃんよりも、麦くんの気持ちの方に共感できた。
羨ましいと思ったのは絹ちゃん。大学生の頃から趣味でラーメンの食べ歩きをしてブログを書いてる生活。妻で母の今の私は、絹ちゃんのような生活を今したくて動いている。つもり。
きっとこの映画を見る人は、自分と重ねて過去と現在を行ったり来たりしながら楽しく見ることがでると思う。
エンドロールで流れる映画のテーマ曲も明るくて、ほんわかしたいと思っていた今日の私の目的にはピッタリな終わり方だった。
物語の最初に出てくるストリートビューはあまり印象に残らなかった。
最後に出てくるストリートビューでは、私はとても興奮していた。
今朝ネイルの練習台になってほしいと久しぶりに友達から連絡が来て、送られてきた待ち合わせの住所をストリートビューで確認すると、そこには友達が写っていた。
私はさながら映画の中の麦くん状態。その事を思い出した。
映画のような甘い偶然ではないけど、ストリートビューで友達が写っているという偶然と、たまたま見た映画で私と同じようにストリートビューで興奮している主人公。
おもしろい偶然だなあと思った。
小さな偶然に、子どものように一瞬でも興奮できる私の今の環境はありがたい。
また小さな偶然を見つけるためにも、小さなアンテナを立てて過ごしていこう。