クランチタイプのタコスが食べたい
タコスって何となくどんな食べ物か知ってるけど食べたことはない、という人が意外と多いのではないだろうか。
タコライスとかスナック菓子のドリトスとかブリトーとか、タコスに近いものを食べる機会はあるが、タコスそのものについては「よしタコス食べよう」とか「メキシコ料理を食べに行こう」とか思いたって行動に移さない限り食べる機会がない気がする。
私は子供の頃に何度かタコスを食べた記憶があるのだけど、それ以来数十年食べる機会がなかった。
たまに子供の時に食べたあの味を思い出しては、また食べたいと思うことはあるのだ。だけどタコスを食べることができるメキシコ料理店を知らなかったり、うちの妻や子らが興味を示さなかったりでなんやかんや機会を逃してきた。
このままでは一生食べることができなさそうだ。ひとつここでタコスについての情報をまとめて、確実に食べるための計画を立てたい。
まずは私が食べたいタコスがどのようなものか、「タコス」像を明確にしておこう。
Wikipediaによると、タコスにはやわらかい「ソフトタコ」とバリバリの硬い「ハードタコ」があるらしい。
タコスの本場メキシコではトルティーヤを使ったソフトタコが食べられており、トルティーヤをU字型にして硬く揚げたハードタコはアメリカで発明されたものらしい。
私が「タコス」として食べたいと思っているのはハードタコだ。ドリトスを手のひらサイズで円形にしてU字型に曲げたようなやつだ。クランチシェルと呼ぶらしい。アメリカ発ということは、メキシコ料理店に行っても置いていないかもしれない。
ソフトタコもハードタコも間に具をはさんで食べる。
主な具材はスパイスで味付けされたひき肉、細切りのキャベツ、チーズ、サルサソースで、あとはお好みでハラペーニョやアボカドを挟む。この組み合わせでおいしくないわけがないね。
ソフトタコの場合はトルティーヤの上にこれらの具材を乗せ、クレープのように巻いたり包んだりしてかぶりつく。ケンタッキーフライドチキンのツイスターみたいな感じだ。
ハードタコの場合も同じく具材と一緒に食べる。クランチシェルはあらかじめU字型に曲げられているので、その間に具材を挟んで食べる。
ただしここでこのクランチシェルが硬いが故に取り扱いに注意が必要となる。このクランチシェルがとにかくすぐ割れるのだ。
具を安定させようと左右から力を入れたら割れるし、ガブっとかじりついても割れる。必ず途中で割れる。そしてクランチシェルが割れると具材が下からこぼれてきて、手や皿がソースと具材まみれになる。
でもそれでよいのだ。手が汚れることなんて気にせず、クランチシェルのバリバリガリガリした食感と柔らかい具材のハーモニーを楽しもう。皿に落ちたソースは付け合わせのポテトやナチョスですくって、様々なソースや具材が混ざり合うのを楽しみながら食べる。
これが私の思い描いているタコスの楽しみ方である。
さてそんなタコスを食べるためには、自分で作るかどこか提供してくれるお店で食べるかする必要がある。
自分で作る場合はスーパーで具材がすべて揃う。「どうせクランチシェルなんてなかなか置いてないよね~、コストコとか行かないといけないんじゃないの?」と思いながらイオンのスーパーをうろうろしてみたら、サルサソースやらタコスのスパイスやらと同じ場所に普通に置いてあった。いつでも作れるじゃないの。
これだけ手軽に材料が手に入るなら、今度家でタコスパーティーでも開いてみたいところだ。ただうちの妻も子らもどれだけタコスの魅力を語っても興味を持ってくれなかったので実現は難しいかもしれない。
「今日はタコパだよ!」と言っておいて、たこ焼きじゃなくてタコスのパーティーだったら怒られるかな?怒られそう。
家で作るのを一旦あきらめて、どこかタコスを食べられるお店がないかと探したら、「タコベル」を見つけた。
アメリカ発のタコスチェーン店でハードタコも置いてる。まさに求めていたお店だ!
東京周辺と大阪に店舗があるみたい。なんと職場から5分のところにあるじゃないか。一生食べられないと思っていたのに、食べよう思えばいつでも食べることができる状態だったのか。もっと早く探せばよかった。
メニューがどれもおいしそう。ローデッドポテトやら、アボカドディップで食べるナチョスやら、ケサディーヤやら。おいしそうだし名前が良い。もっと全国に店舗を出してくれてよいと思う。
それはさておき、タコベルにはぜひ行ってみないといけない。来週にでも行ってバリバリのタコスを手を汚しながら味わおうと思う。
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