(和訳)AWS "Viszlát Nyár"
ポルトガル現地時間で本日5月12日21:00〜(日本時間5月13日04:00〜)から欧州の音楽の祭典ユーロビジョン(Eurovision/ESC)が開催されます。知っている人はご存知のとおり、欧州各国代表がポップス、バラード、ロックなどを披露し、各国の投票によって欧州1位を決めるものです。
日本ではあまり馴染みがないですが、ハンガリー人の友人によると優勝国は次回開催国になれるため、優勝した時の経済効果はかなり大きい、とのこと。
ハンガリーは参加費用を支払わなかった2010年を除き、ほぼ毎年参加し、決勝まで残っています。今年の代表はAWSというロックバンドで、近年はポップスが多かったハンガリーには珍しくハードロックな曲を提げて臨みます。
また、この曲は英語の楽曲が多い中で、ハンガリー語のナンバーとなっています。
意味がわからない人も多いと思い、日本語に翻訳しました。(意訳です。)
AWS "Viszlát Nyár" (直訳:Goodbye Summer (英語版ではSummer Gone))
Játsszunk nyílt lapokkal végre:
いよいよ気持ちを明かす時が来た
a hajómnak mennie kell
僕(*1)はもう船に乗って行かなくてはならない
és itt fog hagyni téged.
君をここに置いていくよ
Majd benned él tovább a vérem,
僕の血は君の中で生き続けるだろう
és ha nem adod el, a szíveden a jel,
もし売り渡さなければ、印が君の心に残る
mi a földről az égig emel.
それは地上から空へと導くだろう(*2)
Viszlát, nyár, most már elkéstél,
さらば、夏よ、もう手遅れだ
mert azt hazudtad, enyém leszel,
君は嘘をついたね、僕のものになると言ったのに
de nem jöttél!
でも来てくれなかった!
Viszlát, álom, köszönöm, hogy eltűntél!
さらば、僕の夢よ、ありがとう、君が僕の前から消えてくれて!
Most már ideje visszakapnom,
今こそ君が奪っていたものを取り戻す時だ!
amiket elvettél!
Megfáradt ereimben az élet,
僕はもう疲れてしまった
tudom, hogy fognál még,
分かっている、君はまだ手を繋ぎとめるだろう
de engedj el már, kérlek.
でも離して欲しい、お願いだから
Itt van, tépd le belőlem a részed,
ほらここに、君の一部を僕から剥ぎ取ってくれ
és ha nem adod el, a szíveden a jel,
もし売り渡さなければ、印が君の心に残る
mi a földről az égig emel.
それは地上から空へと導くだろう
(*1)男性が歌っているので一人称を「僕」にしました。俺でもいいんですが。
(*2)"és ha nem adod el, a szíveden a jel, mi a földről az égig emel."
実はここがよくわからなかったりします。"földről az égig emel"は訳のとおり「地上から空まで持ち上げる」という意味で英訳でも"the ground to the sky"と訳されています。英語だとかっこいいけど、日本語だといまいちしっくりこない。仰々しすぎるというか…。