【レシピ】さくらんぼの冷製スープ(Hideg Meggyleves)
ハンガリーの夏の定番料理といえば、さくらんぼの冷製スープ(Hideg Meggyleves)。その名の通り、さくらんぼがスープになっています。ジュースじゃなくてスープ。でも甘いのでデザートかと思いきや、そこは「スープ」なので、メイン料理の前に食べるのが現地の流儀。
初めての人にとっては抵抗があるかもしれませんが、冷たくて甘酸っぱいスープは暑い夏にぴったりで食欲を増進してくれます(そんな気がする)。
日本も暑くなってきたので、久しぶりに食べたくなり、作ってみました。
・材料(1L程度、スープ皿で約5〜6人前)
・アメリカンチェリー(冷凍)…500g
・砂糖…大さじ3
・ヨーグルト…400g(1パック)
・レモン…半分から1個、またはそれに相当する量のレモン果汁
・クローブ(ホール)…3~4個
・スターアニス(ホール)…2個
・シナモン(粉末)…大さじ1
・作り方
1. チェリーを鍋に入れ、ひたひたになるくらいの水、砂糖、レモン果汁を入れる。クローブとスターアニスはだしパックやお茶用のパックに入れて鍋に入れる。沸騰するまで中火で、沸騰後したら弱火にして15分ほど煮込む。時々アクをすくう。
2. 15分ほどたったらヨーグルトとシナモンを入れ、かき混ぜる。火は弱火〜とろ火程度でさらに5分ほど煮込む。
3. 火からおろし、冷ます。ぬるいのが好きな人なら粗熱をとった状態で、冷たいのが好きな人は冷蔵庫で。
(「冷製」といいつつ、ハンガリーではわりと常温くらいが多い気がします。)
・メモ
煮込む、冷ます、の工程しかないので、材料さえ揃えれば難しくない料理です。
ネットに上がっている日本語のレシピを見るとミキサーを使っているものもありますが、ミキサーにかける必要はありません。柔らかくなったチェリーの食感も楽しむものだと思っています。
さくらんぼは佐藤錦みたいな日本の甘いさくらんぼではなく、アメリカンチェリーと言われるような、皮の色が濃いめで、酸味が強いものを使います。
生だと高いですが、冷凍のチェリーも最近では売っています。
私は業務スーパーで買っています。なんとハンガリー産。しかも500gで300円代ととても安い。
生のチェリーを使う時は、ヘタと種ととった可食部500gで同様に作れます。
ハンガリーのレシピを見るとヨーグルトではなく、生クリームを使います。生クリームでコクを、さらに小麦粉を入れてとろみをつけます。
が、純正の生クリームだと冷やした時に固まって舌触りが悪くなってしまいました…。そこでヨーグルトで代用しました。ヨーグルトでとろみもつけて、小麦粉も使いませんでした。今回は小岩井の生乳100%ヨーグルトを使いましたが、酸味が少ないので、次はナチュレ恵かビフィダスでやってみようと思います。
いっぱいできたので、今週は朝と夜、毎食さくらんぼの冷製スープを食べようと思います。