テイルコンチェルト25周年!
テイルコンチェルト25周年!
1998年4月16日にプレイステーション専用ゲームソフトとして発売された『テイルコンチェルト』(発売:バンダイ)が25周年を迎えました。
上記リンクの通り、25周年を記念して盛りだくさんの施策を仕込ませていただきました。
ご要望の多かった完全設定資料集の再販(ライトエディション)に加えて、様々な記念グッズも販売します。
そして、現在のサイバーコネクトツーの開発スタッフ全員による『スタッフ本』(全三冊)も制作しています。
また詳細は順番に公開していきますので楽しみにしていてください。(Vtuber女子部によるゲームプレイ実況配信も楽しみですね)
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何一つ忘れずに全部覚えています
それにしても25年ですよ?当の我々からするとつい先日のことのようにも感じますが、月日が流れるのはまさにあっという間といった感じです。
しかし、こうして発売から時間が経って25周年のお祝いが出来ること自体が本当に幸せで嬉しいことですし、これまでサイバーコネクトツーというゲーム会社を応援して支えてくださった皆様にいくら感謝しても足りない!というか、どうすればこの気持ちを伝えられるんだろう?なんてことを考えながらこれまた宣伝チームと一緒に上記リンクのような記念施策を考えて展開させていただくことにしました。
やはり始めた当時のことを自分自身で振り返ってみても、ハッキリと「とにかくどうなってもいい!絶対に全力でがむしゃらになんでもやって成功するんだ!俺たちならできる!」という感じで無謀で無知で無鉄砲で勢いとやる気しか無かった若造だったことを覚えています。
よくこの手の振り返りエピソードなんかで「昔のことすぎてよく覚えてないですね」なんてセリフが出る人もいる気がしますが、私は全然そんなこと無いですね。
全部しっかりハッキリと覚えていますよ。
それくらい鮮烈な25年間でしたからね。
『テイルコンチェルト』に限らず、これまで手掛けてきた全ての開発タイトルも一年一年積み上げてきた全ての出来事を私は全部ハッキリと記憶していますし、覚えています。
たぶんこの先も何一つ忘れないと思います。
忘れるわけが無いし忘れられませんよ。
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スタッフ本に開発秘話が掲載されます
実は上で紹介した『テイルコンチェルト25周年記念スタッフ本(仮)』には私自身が当時を振り返りながら執筆した開発秘話エピソードが掲載される予定です。
すでに原稿は書き上げていて宣伝チームに渡しています。
当時の開発のことを振り返りつつ全体的な開発秘話としてまとめていて、全三巻で発行を予定しているスタッフ本に3回に分けて連載形式で収録予定です。
懐かしくもちょっと恥ずかしい感じのエピソード満載ですよ。
あ、一応『スタッフ本』の内容について軽く説明しておくと現在サイバーコネクトツーにいる全てのスタッフが記念イラストを描いたりコメントを寄せたりしている本です。
基本的にイラストやコメントがメインの本なのですが、中には漫画を描く人がいたり小説を書いたりしてる人もいるのでそれも収録される感じです。
フィギュアの制作レポートなんかも収録予定です。
で、そういった中に私の開発秘話もあわせて収録される感じです。
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スタッフ本に収録されない話を少しだけ
こちらは漫画『チェイサーゲーム』でも紹介した当時のゲーム業界の開発者の働き方というか姿勢というか、まぁかなり狂った感じの出来事を漫画内で回想シーンとして表現させていただきました。
で、こんな感じでこのページを切り取ってTwitterで紹介すると結構な数の反響が(毎度)返ってきます。
「なんでそんな意味の無いことするんだよ?」
「いや、昔はもっと酷かった、そのまま完徹してた」
だいたいこんな感じの意見が多かったりしますが、実際のところどうだったんでしょうね。
せっかくなので(当時のことを全部覚えている)私の口から「実際の当時のゲーム会社の開発体制がどうだったのか」ということを少しお話ししたいと思います。
現在では到底考えられないようなエピソードというか事実だけを並べますので、なんの教訓も知見も得られないような醜悪な時代の働き方を知るだけの地獄の蓋を開ける行為に興味がある方だけ読んでください。
それでは地獄の蓋を開けますね。
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テイルコンチェルト25周年記念開発秘話:裏
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