7年後で待ってる
アドベンチャーゲーム『7年後で待ってる』のスマホ(iPhone)版を購入してプレイしました。面白かったです!
プレイ後の所感などはまとめて後述するとして、まずは本作が個人で作られたゲームソフトであるということに感服いたします。
制作にはおよそ1年かかったとご自身のブログで書かれてますが、実は本作は基本プレイ無料なので本編を遊んでクリアする分には課金が発生しません。
なので完成後に課金部分であるエピローグの制作を行われたようです。
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プレイしたきっかけはファミ通の記事
ちょうど先日この『7年後で待ってる』のSwitch版がリリースされるタイミングでファミ通の記事で紹介されていました。
その記事を見て驚いたのがきっかけです。
『アプリ版で600万ダウンロードを記録した』と書かれていたからです。
アプリ版のリリースは2017年でしたので「あー少し前になんか話題になってたアプリゲームかー、へーSwitchでも出るんだー、ふーん、って、ええっ!?ろ、600万ダウンロード!?」と驚きました。
3年の間でいったい何が!?
いずれにせよ、その実績からSwitch版がリリースされるということなので期待も高まります。
さて、どうしよう。
Switch版を購入するか、スマホ版をプレイするか。
見比べてみるとSwitch版1500円=買い切りで、スマホ版は基本プレイ無料でクリア後のエピローグパートが課金、ということはたぶんクリア後に同等額を課金することになるんだろうけど、ここはやっぱり600万人がダウンロードしたというスマホ版をプレイした上で自分自身がどれくらい課金したくなるのかを試したいというか判断したいという気持ちになりました。(どのみち課金購入はするんですけどね)
ということでスマホ版をダウンロードしてプレイを開始しました。
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本編はADVゲームというよりもノベルゲーム
実際にプレイしてみたらほぼゲーム性は皆無で、ずっとシナリオを追いかけていくアドベンチャーゲーム、というよりもほぼノベルゲームでした。
選択分岐も無ければほぼ操作も無くてA地点からB地点に移動すると物語が進行するというタイプのゲームで、マップ自体も狭くて移動距離も短いので完全にストーリードリブンのゲームソフト。
このへんを嫌がる人もいらっしゃるかもしれませんが、プレイしていて悩まなくていいしサクサク物語が進行すると考えるとただの好みの問題かと思います。当然ながら私は好意的に捉えました。
まぁしかしゲームの作りとしてはグラフィックもシナリオもキャラクター造詣もシステムも言ってしまうと、全部フツーというか(ちょっとキツめの言い方になりますが)最低限の作りと言えます。
要するに“そこでは勝負をしていないタイプ”のゲームソフトだということです。
では本作の特色はどこにあるか?
①1エピソードが短くてテンポが良い
本編は全40編から構成されているのですがひとつのチャプターのプレイ時間は5分から10分程度でした。かなりサクサク進んであっという間にチャプターが進みます。
②クリフハンガー的ヒキのうまさ
もう少年ジャンプ的と言い換えても良いかもしれませんが、いわゆる少年漫画の連載のように最後の一言にしっかりとしたヒキがあってどのチャプターをプレイしていても必ず最後に衝撃的な展開とセリフで『つづく』となりますので当然ながら続きが気になります。
③徹底的にやる丁寧さ
このへんを語り出すとだいぶネタバレ的な話になってくるのでマイルドに表現しますが、一番感心した部分でもあります。ここまで重ねれば例え技術やシステムうんぬんにアピールポイントが皆無でもキチンと商品力が作れるというある意味お手本のような作りでした。
私のプレイ後の所感としてのポイントを大きくまとめると以上の3点となります。
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要するに私的には「遊んで良かった・面白かった・課金して良かった」と絶賛できるゲームソフトだったということを明言しておきますね。
もし興味が出てきた方は、特にスマホ版は無料でダウンロードして遊ぶことが出来ますのでプレイしてみてください。
さてここからはもう少しだけ本作『7年後で待ってる』というゲームソフトのカラクリというか私が評価しているポイントを分解しながらお話していきたいのですが、さすがに全くネタバレせずに説明することが難しいので後半部分に突入させていただきます。
*当然ですが楽しみを奪ってしまうようなネタバレは絶対に避けますのでご安心ください。
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『7年後で待ってる』の要素分解とその評価
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