週刊少年松山洋_タイトル_調整

『声なき大衆 サイレント・マジョリティー』は静かに発動する

第10号の反響がすごいですね。

誰もがわかる=共感できる記事が拡散して読まれる傾向にありますね。

いや、当たり前っちゃそうなのですが。

記事を書く私としてはもっと読者が知らない=新発見できるような有意義な情報も発進していきたいって思っていたりするのです。

まあ、両方を織り交ぜつつやっていきますね。

リクエストや質問はコメント欄にお願いします。

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さて、今回は第10号でもお伝えした『ゲームクリア率30%問題』の続き。

いくらエンディングにこだわっても実際にそこまで遊んでいる人は全体の30%くらいしかいないという衝撃の事実をお伝えしました。

すると、ツイッター各種でたくさん拡散していただいたのですが。

やっぱり目立つのは

“俺はプレイしたゲームは全部エンディングまでやってる!”

“ここ最近クリアしたのは『○○○○』と『◇◇◇◇』と『△△△』だ”

というコメントでして。

30%という数字に対して“俺はそんなことないぜ”という意見。

こういうことをおっしゃっている方々は間違いなく30%の人たちですね。

最初に私自身もデータを受け取って30%という数字を見た時は信じられませんでした。

なぜなら私の周りにはそんな人(買ったゲームをクリアしない)は少ないからです。

当たり前ですが私の周りにいるのはウチのスタッフや、業界のクリエイター仲間です。

みんな年間すごい数のゲームソフトを購入しますし、遊ぶ人ばかりです。

もちろんみんながみんな買ったゲームソフトをクリアまで遊んでいるとは限りません。

それでも買っている数が数なのでクリアするゲームの本数もそれなりに多くなります。

けど、現実は30%なのです。

70%の人たちはエンディングを見ていないのです。

ここで注意してほしいのが、声の大きい人たちの意見についてです。

例えば、今回(第10号)の私の記事が拡散されて、その結果として目立ったのは“そんなことない!”という意見でした。

私の記事を見て考えてわざわざ“いいや、俺はこうだ!”って書いてくれたってことです。

この方々こそが、全体の30%の枠の人たちなのだと思います。

少数派なのです。

一方、その他大勢であるはずの70%の人たちは、私の記事どころかツイッターすらやっていない人たちなのかもしれません。

そう、まさに『声なき大衆 サイレント・マジョリティー!』です。

そもそも自分自身に置き換えてみても……。

私はアマゾンで買い物をする時に、多少なりともアマゾンレビューを参考にしたりしますが。

よーく考えてみると私自身はアマゾンレビューを投稿したことが一度もありません。

アマゾンでなんだかんだ年間○○万円以上の買い物をする自分自身が、一度もレビューを投稿したことがないことに気付いたのです。

あれ?アマゾンレビューも少数派の意見?

みなさんはいかがですか?

ツイッターで誰か赤の他人のツイートをリツイートする時に自分の意見を載せる派ですか?

アマゾンレビューって書いたことありますか?

よく我々の業界ではお客様の意見を参考にする時に、“これはどこまで全体の意見なの?一部の声の大きいお客様の意見なんじゃないの?”っていうことを議論します。

そして慎重に調査&精査を行ったうえで判断して実行します。

けど、X(旧Twitter)などのSNSは実に無責任にその発言が驚くべき速度で拡散されていきます。

真偽のほどはともかくとして、です。

それを見極めるのはそれぞれのプレイヤー=利用者の目ということになります。

私はよく学生さんやウチのスタッフにもSNSなどの話をする時には、こう言っています。

昔に比べると今は便利な時代になって、いちいち現代用語の百科事典なんかを開かなくても、ネットでパッと調べればなんでも出てくるよね。

けどね、だからこそ鵜呑みにしちゃあいけないよ。

書かれてることの半分は本当だけど、半分はウソかもしれないからね。

結局、情報を持ってるのは人間だから。

ちゃんと会って話して確認しようね。

ってね。

みなさんもそれくらいの心もちでいましょう!

噂話が多いゲーム業界から松山洋がお送りしました。

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さて後半部分は【ゲーム業界に蔓延る(はびこる)噂話】について語っていきたいと思います。

【昔のゲームソフトのソースコードは紛失していて存在しない説】や【社員のメールアドレスが定期的に変更されるため名刺が支給されない会社】や【残業徹夜不眠不休で働かされる労働環境の実態】などについて知ってる限りのことを知ってる範囲でお話ししようと思います。

【ゲーム業界に蔓延る噂話】

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