家庭用ゲームソフト開発を行うゲーム会社・株式会社サイバーコネクトツー代表取締役・松山洋の継続課金マガジン。ゲーム・漫画・アニメ・映画などエンターテインメント業界の話を中心に毎週記…
¥1,000 / 月
初月無料
- 運営しているクリエイター
2018年3月の記事一覧
『週刊少年松山洋』準備号⑤
成功報酬について。
今回の話は機密情報保持違反にならないように弊社の話ではなくあくまで一般的な話をします。
メーカーの100%出資によって開発が行われたゲームソフトにも損益分岐というものが存在します。商品である以上は当たり前ですが。そのゲームソフトを開発・宣伝・営業する上でかかった全てのコストを回収するための損益分岐点のことです。
(これはあくまで会社間の実績などで設定されるので必ずそうとい
『週刊少年松山洋』準備号⑥
前回に引き続き成功報酬の話の続きと実態。
損益分岐を超えると成功報酬が発生します。
と一口に言っても、その実態はこの10年で大きく変わりました。
(ゲームソフトの)開発費の高騰によるものです。
今から10年前のPS2やNDSの時代では1本のゲームソフトを開発するのにおよそ1億円前後の予算が設定されていました。しかし現在のPS4のゲームソフト開発では10億円から20億円を超えるプロジェクトも