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#ポエム

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ポエムって黒歴史になるってよく言うじゃないですか。というわけで僕の黒歴史をまとめています。
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2019年6月の記事一覧

水たまりに映る

水たまりに映る

とうとう容量がいっぱいになったらしい。大雨だ。みんなの涙が今日は溢れ出した。不思議なことに、いくら泣いても泣いてもちっともスッキリしない。むしろ憂鬱な気分になる。それが雨。外出を諦めた家族は家で静かに団欒するのだろう。僕はコンビニに行くのが億劫になるだけだが。

水たまりに僕の顔が映っている。その顔にめがけて雨の粒が何発も当たる。みんなの憂鬱の弾丸が僕に向けて飛んでくるようだ。なんとなく痛い気がす

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曇天

曇天

地元では大雨らしい。こちらは曇り空。敷き詰められた今日の雲は、週末までまだ1日残している人々の深いため息で作られている気がする。雨はまだ降らない。ため息のカタマリはただただ厚みを増していく。そこには、ため息に混じって吐き出したみんなの心の涙が溜まっている。そんなもの浴びたくないから、みんな色とりどりの傘を持つ。人がひしめくあの街は、何色の涙を流すのだろう。雨は神さまの涙なんかじゃない。れっきとした

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縛る糸・繋ぐ糸

縛る糸・繋ぐ糸

君は僕に似ている。好きなものも、苦手なものも。一日の最後に僕の家に来た君には糸が巻き付いていた。きっといろんなものをその小さな体に抱えているんだろう。いいよ、そのままで。糸を切っても僕は飛べなかった。君は僕に似ているから、きっと君も飛べないだろう。でも君には家に帰れば暖かいご飯が待っている。そこは似てないね。僕は添加物にまみれた身体だから。君の血も肉も僕より美しいだろう。君なら飛べるのかな。

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公園

公園

月かと思ったら、街灯の灯りだった。澄んだ夜空なのに、月と街灯の見分けがつかない程度に前が見えない。子供の頃よく登った木の腰から上がなくなっている。もう死んでいる。残った腰から下も、少しずつ風化するのを待っている。切られた断面を見れば、内臓とか最後に食べたものが残ってないかと思ったけど、背骨が引っこ抜かれたような穴と、年齢が刻まれているだけだった。
この木がうらやましいと思った。きっとのびのびと生き

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思い出せない思い出

思い出せない思い出

ここも変わった。そこも変わった。あれだけ慣れ親しんだこの道も、もう僕の記憶の風景ではない。変わらず自転車に乗っているが、僕自身も変わった。大人になったら、なんて言っていたあの先生は、知らない間に消えてしまった。周りは、暗い。先も見えない。あの日々はもうほとんど黒く塗りたくった。それでも、黒の隙間から漏れる風は、下り坂を勢いよく走り抜ける僕に懐かしく吹きつけた。
#ピロリ日記 #日記 #エッセイ

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