国語って大事
今更感が否めませんがTwitterでとある牛丼ツイートが炎上しました。
全体を読めば「あぁ、レシピ紹介への流れというかそういう意味合いが強いのかな」と自分は感じましたが、読み手は十人十色なのもので。
(原文)
「独身男性の皆さん、まだ牛丼チェーン店でご飯を済ませているんですか?国内産霜降り牛の切り落とし¥1000(400gくらい)を弱火で放置するだけで味の染み込んだ牛丼の頭ができます…。大盛りでも4食分ほどあります…。1食¥250です…。まだ牛丼チェーン店に通うつもりですか…。」
(問題となりそうな文章)
・独身男性の皆さん、まだ牛丼チェーン店でご飯を済ませているんですか?
→マウントとりすぎですw
・1食¥250です…。
→あまりに省きすぎですw「他にも食材あるだろ、買出しや調理時間、洗いものがめんどいんじゃ」とつっこまれやすい。
・まだ牛丼チェーン店に通うつもりですか…。
→全ての飲食店にあてはまり反感買いやすいロジック?
(勝手に原文を修正してみる)
「独身男性の皆さん、なんと国内産霜降り牛の切り落とし¥1000(400gくらい)を弱火で放置するだけで味の染み込んだ牛丼の頭ができます…。大盛りでも4食分ほどあります…。お肉代だけみれば1食¥250で本格的な牛丼が味わえます…。牛丼チェーン店も良いですがたまには自炊もいかがですか…。」
うむ、自己満足な修正。
書き手の伝えたいことが読み手にうまく伝わらないと、何のために書いたのかあまり意味がなくなってしまう。Twitterだけに独り言だからいいんだよと言われたらそれまですが。
同様に日常でも相手に対して意味が伝わらないことがあります。
・「あそこに新しいレストランができたね」(誘ってない) →「行かないよ」(誘ってる?)
・「おぉ、この衣装きれいだね」(売り物の衣服を賞賛)→「着ないよ」(私に着てほしいの?)
・「この仕事の進捗教えて」(状況だけ知りたい)→「えぇ、やろうと思ったんですけどこの業務がこうなって、その直後に(略)で、そして、あーでこーで」(いかに自分が忙しくて進捗が思わしくないかストーリーを語ろう)
・「今日は金曜日かぁ」(週末だね)→「そうですね、寒いですよね」(は???)
うーん、会話になってない(特に最後)。うまく会話をするために相手が何を聞きたいのか、何を言わんとしているかを理解するための「代理想像」っていうスキルが必要なんだけど、このスキル差が激しい人と会話するとものすごいストレスになります。別名、空気読めない人。
このスキルがない人はたまに途方もなく別世界のトラブルを巻き起こすんですが大体は自分がいかに正しいかを主張しはじめます。怒っているほうは「なんでそんな斜め上の間違い起こすの?!」が言いたいわけですが。
小学生のころ「筆者は何を言わんとしているか?」みたいな国語の読解能力テストのようなものがあったと思いますが、とある空気読めない知人にこの話をふると「あれ苦手、そんな筆者の言いたいことなんて知らんがなって思ってた」という回答をもらったことがあり納得感。
それから国語って大事だなぁって思うようになりました。牛丼ツイートの件も「ワイのつぶやきを見て、みんながどう思うかなんて知らんがな」って思ったのかもしれないっすね。
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