Mリーグと麻雀賭博について
0.執筆にあたって
ある著名麻雀アカウントが本件についてnoteを書かれていた。
私はその方と知り合いでもなければ、ご本人もnote内に
・「個人の感想」であり
・議論をしたいわけではない
とも書かれていた。
SNSで絡んだりするより、私もnoteを書けば良いか、と思い書いてみる。
本noteもまた、所詮は「個人の感想」である。批判、議論、大いに歓迎である。こんなアカウントに絡むメリットはないだろうが。
そして、私は現状の「オンレ雀荘」の「お目溢し」状態を批判したい意図はない。
1.結論
私としては
・Mリーグ機構の「賭博との訣別」
・麻雀プロ側のオンレ雀荘との関係
どちらとも現時点で現状を変えることは難しい
という、大変つまらない結論を持っている。
この記事を書くきっかけを与えてくれた方のnoteは「好みの問題」という表現を使われているが、私からしたら「麻雀プロ」という一個人に現時点、現状では、かなり厳しい「要求」をしていると感じる。
かと言ってMリーグ側の「賭博との訣別」は機構として必要不可欠な一言だろう。
現実に即して言えば、今はどうしようもない、の一言で終わってしまう。
2.責任を論ずるなら
それでもこの「矛盾」についてなにかを論ずるならば、責任の大部分は各「プロ団体」に求められるべきだ。
「日本初」の麻雀プロ団体発足からもう少しで半世紀が経つ。
その間、この問題に「臭いものに蓋」をし続け、所属「プロ」からの「会費制」による団体運営、すなわち「プロ資格認定組織」を脱せなかった各団体側こそ、「プロ」から「会費」を徴収し続けた事実からも責任を負って然るべきではないか。
「会費」を徴収することによって「麻雀プロ」という民間認定資格が続いてきた事実は評価されるべき側面もある。
ただし、その一方で蓋をし続けていた現実がいま首をもたげているのもまた事実だ。
3.結局のところ
各団体が資金力、組織力、影響力含め約半世紀なしえなかった「理想形」を稀代の実業家が推し進めている。それがMリーグであることは誰もが暗に認めることだろう。
そう遠くないうちに各団体は有名無実化する可能性すらある。
Mリーガーこそが「麻雀プロ」であり、各団体の認定者は「民間認定資格保有者」でしかなく、その中の限られた最上位層(実力だけではなく知名度など含めて)が「麻雀プロ」予備軍となる可能性がある。
上記の「未来」はライトなMリーグファンの現状の認識とどこまで乖離があるだろうか。Mリーグから各団体の「プロ」を知っても、それは麻雀プロなのだろうか。
「普及」という「理想」の元、今で言うオンラインサロンのような「会費商売」に甘んじてきた各団体こそ「プロ」議論、そして必要であれば「賭博」との関係を整理するべき主体であるべきだ。
その「責」は自ずと各団体が負う形になるだろう。
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