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【謀略の王国】山川杯第五陣観戦記事

6/1昼。ブックオフ相模大野の地に49名もの海賊たちが集いました。新環境が始まった間もない今こそ、エリア予選に向けて絶好の調整機会です。

デッキ分布

デッキ分布はこちらから。

白ひげが最多勢力を占め、新リーダーの緑紫ドフラミンゴが二番手に。その後にゾロ、青クロコ、クイーン、黄リンリンと続きます。メタが散らばり、群雄割拠と言えます。

トップ8分布

トップ8は下記のようになりました。

群雄割拠から一転、白ひげの圧倒的優位が示されることになりました。ドフラミンゴ、クロコダイル、クイーンなどは決勝ラウンドに進むことができませんでした。
「その他」にカテゴリーされた中から、エースとゼットが使用者1名ながらも予選を抜けたのにも注目されます。多様な海をデッキパワーで押しのけたことが見て取れます。

準決勝 ユキ(ロー)VS ときえん(白ひげ)

前回山川杯準優勝、ユキ。
運が良かったからです!
本人は全力で謙遜するが、50人規模の大会で2回連続で決勝ラウンドに進出するのは運の力だけではない。デッキ選択やプレイングが運をブーストして初めて可能になる。前日までレベッカを持ち込むか検討していたが、冷静に練度のあるローを選択した。
観戦卓の横では、前回王者のダイワ(白ひげ)対forest(ゾロ)が繰り広げられている。こちらも二連続決勝トーナメント進出。ワンピースカードはだいぶ実力ゲーと言えよう。

山川さんに観戦記事を書かれた試合まだ勝ったことがない
今日全勝のときえん。
「サッチを持っていない」ということで、代わりに入れたのは5ルフィ。独自の構築が光る白ひげだ。

先手のユキはチョッパースタート。ときえんはイゾウから白ひげ海賊団と順調な立ち上がりだ。
ユキは2体目のチョッパーを追加し、リーダーの7000アタックで相手のライフを削る。もう少し展開したかったところだが、ライフを取れたからまずまずと言えよう。

スーパーデッキ
そう言うと、スピードジルが出てくる。白ひげの動きはシンプルだ。基本的に1ターンに1アクション。バニラキャラとリーダーパワーでごり押ししていく。

ユキはもう一度リーダー7000アタックでライフを狙うが、これはお玉で阻まれる。その後速攻ゾロを立たせてターンを返す。次のターンからリーダー能力発動の目途が立っている。

ときえんはスピードジルとリーダーの7000攻撃でユキのライフを1まで削ると、2体目のスピードジルを登場させる。

レスト状態のスピードジルにお玉でデバフをかけ、リーダーの攻撃でKO。ブルックでゾロを強化し、さらにドンを乗せて8000で攻撃。これは勝負所とときえんも2枚カードを掃いて守る。すると、リーダー能力でお玉回収からスターターローでもう一度8000。これはときえんも守らずライフは1に。9ニューゲートでライフ1を守るプランはなくなった。

後手4ターン目、ときえんはエースを走らせる。デバフのかかったゾロをイゾウがパワー3000で狙うが、ここは1000カウンターで守られる。結局スピードジルの攻撃でKOすることに。リーダーとエースの攻撃には2000カウンターと盤面のチョッパーが差し出される。ユキは必死にライフ1を守るルートを選んだ。

相手のドンもライフもないものの、手札が潤沢にあるため、ユキは慎重なプランを選んだ。
ブルックでイゾウをKO。お玉でスピードジルにデバフからリーダー攻撃でKO。少し前に見た景色が繰り返される。スターターローの7000攻撃には2000カウンター。
ブロッカーキラーを出すと、リーダー能力でスターターローを手札に戻し、ゾロを立たせる。次のターンに狙いを定めた。

キャラを討ち取られて攻撃回数が削られたときえんも苦しくなってきた。エースの攻撃はキラーに止められる。10ドンを残した状態でリーダー攻撃。ユキは様々な分岐を考慮した末、チョッパーを差し出す。この後9ニューゲートを立たせることに。

ユキはときえんの手札が8枚なのを確認すると、まだ倒せないと判断し、守りを固める。ダダンからマキノ、ナミからラディカルビームを加える。リーダーの攻撃はエースに向け、手札を1枚削る。場にチョッパーを追加。

ときえんは9ニューゲートにドンをつけてチョッパーを吹き飛ばしながら攻撃。これはユキの最後のライフを奪う。エース9000攻撃。ここにはラディカルビームとスターターローでプラス5000。残りドンすべてをつけてリーダー12000。ユキはギブソン、マキノ、お玉の合計プラス8000で守り抜く。ここでときえんは負けを認め、手札を公開した。
内訳は、エース3枚、ニューゲート2枚、ルフィ。

決勝戦 ユキ(ロー)VS forest(ゾロ)

じゃんけんだけでもしませんか?
山川杯決勝ラウンドでは、予選ラウンド上位の者がじゃんけんに勝った状態でゲームが始められる。対戦開始前にじゃんけんをしないと雰囲気が出ないのもあるだろう。じゃんけんを言い出したforestは力強くパーを繰り出す。ユキはチョキ。
じゃんけん優先権がなかったとしても同じ結論、文句なし。ユキが先手となった。
両者マリガンから決勝戦の火蓋が切って落とされる。

ユキはナミからゾロを持ってくる立ち上がり。forestはナミからジェットピストルを加え、1コスサンジも出す。
ユキはゾロを出し、当然殴らせない。ゾロを攻撃の的にされるとリソースを失ってしまうからだ。
forestはナミから2コスサンジを見つけると、そのまま場に出す。さらに2体目の1コスサンジも。後手2ターン目にしてもう5体のキャラで盤面を埋めた
待っていても仕方ないとユキはゾロとリーダーで攻撃を仕掛ける。これでお互いのライフは3。スターターローでゾロを起こしてターンを返す。

その気になれば6回攻撃できるforestは、2コスサンジ、1コスサンジ、リーダーの3回攻撃にとどめた。相手のライフを2に削ると、最初に加えたジェットピストルで確実にスターターローを仕留めた。

やばいやばいやばい!
ユキは2枚目のジェットピストルを引き込んでしまう。相手のキャラが軒並み低コストなため、おいしい打ちどころが見当たらないからだ。
ナミとゾロの攻撃で2体のサンジをKOする。リーダーへの攻撃は守られるものの、トラファルガーローからナミを出し直し、ブルックを手札に加えてくる。これで手札は7枚。内訳はほとんどがイベントだ。

2枚目のジェットピストルはforestも引き込んでいた。こちらはちょうどいいところにいるローにノータイムで撃ち込まれる。
1コスサンジとリーダーがユキのゾロに狙いを定めるも、どちらも2000カウンターで守られる。盤面を失ったforestはさらに2コスサンジを追加する。

リーダー攻撃でサンジをKOし、ゾロ7000攻撃でライフを2へ。ジェットピストルをサンジに渋々打ち込むと、チョッパーで守りを固めて2ドン浮かせることに。

相手のゾロが鬱陶しいと見たforestはリーダー6000攻撃から落としにかかる。2000カウンターで守られると、手札から5ルフィをパワー9000にして走らせる。ギブソン1枚では守り切れないため、ユキはゾロを諦めることに。forestはさらにダダンからマグラを手札に加える。攻め手が途切れない。

手札が(何枚)?
「4!」
勢いあるforestが元気に答える!ユキも4枚。
リーダーの5000攻撃には先ほど加えられたマグラが1000カウンターとして捨てられる。
ナミを5000にして殴るも、これには2000カウンターが切られる。2枚目のジェットピストルをルフィに当ててターンを返す。

手札が・・・?
「3です!」
ユキも元気に返す。
ダダンの5000攻撃をユキは通す。ライフは残り1。
リーダーの6000にはライフから引いた2000カウンター。
速攻ゾロの6000は受けてライフはついに0。
ナミ5000には1000カウンター。
速攻ゾロの攻撃にはラディカルビーム。

速攻キャラを引き込めば、スターターローの二回攻撃でワンチャンスあるかもしれないが・・・ユキが引き込むことはできなかった。相手のライフを1まで削り、下駄を預ける。

ゾロ6000、リーダー6000でユキの手札をすべて吐き出させ、ルフィ11000でとどめを刺したのだ。

forest win !


データワンピ部

ここからはガチ勢向けの有料コーナーです。データこそ正義。
山川杯の予選&決勝トーナメント約150試合のデータを集計してきました。
例えば、
・白ひげ対緑紫ドフラミンゴの相性
・白ひげの勝率(ミラーマッチ除外後)
こんなデータも一瞬でわかります。

トナメルの公開情報を手作業で集計すれば、データは得られますが、時給換算したら最低賃金を大幅に下回る不毛な作業です。課金して余った時間をデッキ構築や戦略を練るのに使った方がはるかに有意義です(宣伝!)。

白ひげが7人中3人抜けたんだから白ひげが勝ち組だろ?
甘いです。データ分析から見えた結果は他に真の勝ち組リーダーがいたのです。
そしてもう一つ大事なのは負け組リーダーです。使用者が一定数いたのにも関わらず決勝トーナメントに上がれなかったリーダーは数多くいました。でも、ほんのちょっとの差で上がれなかったのか、予選序盤で希望が打ち砕かれていたのかでは全然話が違います。

データコーナーでは、使用者3人以上のリーダーを基本的な分析対象としています。使用者2人以下は便宜上「その他」として扱っています。

6/2夜追記
トップ8に進出したオンリーワンリーダー【エース】【ゼット】の対戦成績詳細データ

6/3追記
【ナミ】と【カタクリ】の詳細データ。片方はなんと勝率66.6%。

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