青紫クロコダイル航海日誌
こんにちは。ロボ猫ふらみーです。
今週末からいよいよフラッグシップバトル開幕です。出場権を得た方は全力で50万円チャレンジをお楽しみください。ご武運を!残念ながら抽選に通らなかった方々も、スタバや非公認大会など戦いの場があります。
筆者は先日赤緑ルフィ海の航海を終えました。次の秘境を探していたところ、興味深い文献を見つけました。
通称2コス8000問題。かつてワノ国の最高学府東京大学の入試問題に出題され、世間を騒がせました。およそ20年前の話なので、まだ生まれてない読書の方もいるでしょう。
「簡単じゃないか!リーダーが青紫クロコダイル。ドンが1個ついてる。ボロブレスを打って、もう1枚ボロブレスを引いてこれたんだ!」
お見事です。大変素晴らしい!
ですが、この答えだけを書いた受験生は皆不合格となりました。
なぜなら、他にも4つ回答があるからです。
限られた制限時間と緊張感。これは受験生だけでなく、我々がこれから挑むフラッグシップやチャンピオンシップでも同様です。正しい選択肢や回答、勝利への道筋はいたるところに転がっているのです。こればかりは日頃の練習を積み重ねていくしかありません。
さて、20年前に沸き起こった2コス8000カウンター問題は、世間を青紫クロコダイルまみれにしました。
あれから時を経て、今でも根強い使い手が残っています。
長いワンピカードの歴史の中でも、ほとんどリストがツイッターに上がっていない神秘。あまりの情報隠匿の高さゆえに、これから青紫クロコダイルを組もうとする初心者は絶望にうちひしがれます。
ならば、筆者が体を張ってこの謎を解き明かそうではないか!
1 ミスターマツオのラブソング
ツイッターの海を調査したところ、青紫クロコダイルの目撃情報やうわさはあったものの、レシピはもんさんがあげているもののみでした(筆者観測範囲内)。
2コストキャラを10体も投入し、赤ゾロと殴りあえる構成です。8キッドは7000以上のキャラを並べて殴り倒す算段です。
ただし、7000キャラの連続攻撃戦法にはライフ0までノーガード戦法を取られて8キッドにつなげられると難攻不落の要塞が立ちはだかります。ちょっと面倒なのです。
そこで楽をしたい筆者はあるカードに目をつけました。
8キッドに殴りたくてもブロッカーが邪魔!そんな悩みを解決します。後手なら8キッドよりも先に戦場に降り立つので、睨みをきかせられるのです。
一方で後手4ターン目に確実にダグラスバレットを着地させる方法も考えなければなりません。
5枚見れば引けるだろう。ナミやボニーで学んだことを生かします。
ところで、海賊たちは無駄を嫌っていたことをご存知でしょうか?船の上、限られた食糧と水。無駄は自らの命を縮めます。使えるものは何でも再利用していたのです。
筆者も海賊魂にあやかり、場に出たあとのブエナ・フェスタを再利用する術を見つけました。
オーバーヒートでブエナ・フェスタを戻す。クロコダイルにドンがついていて、さらに2000カウンターを引ければ、東大の2コス8000問題の回答にもなります。
余談ですが、海賊たちはコミュニケーションでも無駄を嫌いました。そんな彼らが愛用していたのが、5・7・5、わずか17文字で要件を伝える俳句でした。
海賊の隠語辞典から翻訳しました。
古池=かつての拠点
蛙=海軍のクソ野郎
おわかりでしょうか?
「前の拠点が海軍に爆破された」
つまり、かつての拠点から水の音が聞こえるくらい激しい攻撃がなされたという意味です。
ある海賊が、海軍に捕まって尋問されたとき
「ミスターマツオのラブソングを歌ってたんだ」
と、シラを切り通した逸話が古今和歌集に載っていました。
我々は国語の授業として俳句を習いましたが、海賊たちは通信手段かつ、捕縛された時の言い逃れ用に俳句を極めていたのです。
2 大きいことはいいことだ
話をデッキに戻しましょう。
ブエナ・フェスタを場に出すならば、空振りは何としても避けねばなりません。フィルムと書かれたカードを片っ端から船に乗せていきます。
そして出来上がったレシピがこちら。
新たな海を開拓すべく、八王子スタバへ。
そして立ちはだかる抽選。32/37。
当然筆者は落ちます。倍率が高いときに散々当たってたのです。ここは徳を積んだ。出たかった誰かのために席を譲ったんだ。
チームメイトとの調整を経て、さらに進化させました。
海賊たちが歌っていたミスターマツオのラブソングの1つです。
「象みたいにでっかい奴をデッキに入れろ。勝てる。勝てるんだ!」という意味です。
素敵な歌を信じました。7コス7000よりも9000の浦島の方が大きい。クロコダイルの代わりにやってきました。
浦島が青紫クロコダイルのマスターピースだ!
交流会は際どい試合も乗り越えて全勝。スタバは落選するも、気を取り直して町田へ。
あえなく紫カイドウたちに撃沈されます。キングが突き刺さる。9カイドウも10カイドウもぶっ刺さる。何をやっても裏目になるとはこのことです。
ついでに赤ゾロにも負け、いったい何に勝てるのか疑念を抱きました。
負けたカイドウとゾロを攻略すべく、もんさんをリスペクトして2コス4000を採用。10カイドウに流されても大丈夫なように、くま&パシフィスタも組み込みました。
もはや死角はない!
家でババヌキカイドウとスパーリングを繰り返すことにしました。
一人二役回しの際に、ただ漠然と回しても練習効果は薄いです。筆者は練習効率の観点から、場面を限定することにしました。
最強カイドウを倒してこそホンモノになれます。ちなみに、想定敵がどすこいレッドなら、チョッパー、ニコ・ロビン、5ルフィが固定。緑キッドならベッジ、お菊、ホーキンスといった具合いにすれば練習が捗ります。
このドM方式にするのは、大会決勝戦で相手が最高の動きをすることを想定しているからです。
「相手がブンブンだった」
「相手の引き強すぎ!」
最強のデッキとプレイングにたどり着けたなら、相手の理想ムーブに打ち勝てたはずです。それに、相手の全力の動きを倒して優勝したいじゃないか。
さて、話を青紫クロコダイル対絶対鬼ヶ島キングカイドウに戻しましょう。
1勝7敗。
戦桃丸やくま、パシフィスタではキングやカイドウがどうにもなりませんでした。12000を出されて、6000が場に残ったところで、サイズ感が全然違います。何も噛み合っていません。ガンガン殴れる青ドフラミンゴならともかく、防御特化の青紫クロコダイルでは話にならないのです。
ではここで課題を整理しましょう。
・キングに4コスキャラが踏み潰される
・10カイドウ→リーダーに7ドンつけて攻撃→カイドウビーム→10カイドウアタックで詰み
ふら式練習方法では、後手2ターン目に出したビンズ、うた、パシフィスタなどはすべてキングに踏み潰されてきました。開始わずか3ターン目に趨勢が決まっているのです。
唯一くま&パシフィスタコンボだけがキングの被害を軽減しますが、初動3ターン目に両者が揃うのを祈るのはご都合主義すぎます。
ここでせめてもの抵抗と有効だったのがアインでした。
アインの置き土産の1ドンにより、後手3ターン目にクイーンを出してドンを食べさせても、4ターン目にはダグラスバレットを登場させられます。
次に無頼男爆弾の増量です。対カイドウ戦において、7000のキングを放置することはできません。クロコダイルと言え、あっという間に手札が枯渇します。
クロコダイルのリーダー能力はせいぜい五分五分の勝負を有利に運べるくらいのものです。劣勢を無理矢理跳ね返す赤緑ルフィとは異なります。
キングを確実に仕留め、追加のドンをもたらす無頼男爆弾が後手3ターン目の理想手に落ち着きました。このカードは、対赤なら5ルフィ、緑ならホーキンスやトラファルガー・ローなどと的に困ることはありません。
次に、10カイドウを絡めたリセットから即詰み問題です。ライフ2で10カイドウを出されたら、次のターンには即詰みがあるのです。
先ほど述べたように、リーダーにドンをつけて殴り、カイドウビームから10カイドウ攻撃。初期ライフ4のクロコダイルはこの黄金ムーブにテンプレかのごとく撃沈されていきます。
予備のブロッカーを1体抱えておく
これが筆者の回答です。カウンターだけで12000アタックをしのぐのは難儀です。10カイドウの返しにブロッカーを出されれば、仮にキングで除去されても、余るドンはせいぜい1つ。リーダーの6000アタックさえ止めれれば、詰みからは逃れられます。
これが紫を克服した形です。アイン→無頼男→フィニッシャー。この流れならキング連打とも渡り合えます。10カイドウ後もクイーンから追加のブロッカーを確保できれば、耐える目処が立ちます。
伊勢佐木バトロコスタバでは3-1。優勝者の方の赤ルフィに負けたものの、苦手だった紫カイドウを下したことに手応えを感じました。
一方で、赤ルフィ相手には後手4ターン目にダグラスバレットを着地させることができず、非常に苦しい戦いを強いられたことが気がかりでした。
できれば盤面に触ってほしい。
ダグラスバレットは8キッドには無類の強さを発揮するものの、それ以外の相手には出たターンが隙だらけです。
また、アンのガード値ない問題や、ほとんど能力を使わないウタちゃんなど、真価を発揮しない面々にも不満を抱きました。
3 原点回帰
「いっそのこと、フィルムにこだわるのはやめよう」
ダグラスを抜くと、様々なカードがアップグレードされていきます。
ガード値のないアンはひぐらしへ。オーバーヒートはメロメロへ。ウタはハンコックへ。全体的にカードパワーも上がりました。
が、8キッドの前にモジモジする軍団と化しました。
有象無象には強くなったけど、8キッド1枚に完封される。
「フィニッシャー選定」
常に筆者の頭を悩ませ続けました。
ダグラスは緑キッドに強いが、他には出したターンが隙だらけ。
ミホークは確かに強いが、残った1ドンではリーダー能力が使えない。
7キングは小粒狩りに無双するも、高コスト同士の終盤戦では無力。
フィニッシャーの候補は無数にいるのですが、どれも一長一短なのです。
また、クロコダイルのドロー能力でカードは引けるものの、特定のフィニッシャーを狙って引く方法は限られます。
1 ダグラスバレットなら、ブエナフェスタから
2 その他のフィニッシャーなら、3ドフラミンゴで山札操作
「ドフラミンゴでいいや!」
この形は交流会で紫カイドウや赤ルフィに惨敗しました。
再び迷走が始まります。
が、迷っていても仕方ないので、みんなが入れているカードに目を付けました。
「1コス払って2000カウンターならキャラの2000カウンターでいいじゃないか!」
単体では2000カウンターの下位互換にしか見えなくてずっと嫌っていました。が、青紫クロコダイルならば、1ドローがついているので急に輝きます。
筆者は当初ダグラスでさっさと殴り倒す方策を思い描いていました。あんまりロングゲームはしたくないし、恐らく耐えきれないと読んでいました。
しかし、ダグラスだけで殴り勝つのは難しく、殴り続けながら防御も固めておかなければいけないことに気づきました。
こうして描いた新たな流れ。
1ターン目ブロッカー展開。もしくはデザートスパーダ。
2ターン目アインでドン加速。もしくはティーチで3コスバウンス。
3ターン目無頼男で5コス処理。
4ターン目ダグラス
5ターン目以降リーダー能力を駆使しながら防御全開!ダグラスが殴り続ける。
これこそが青紫クロコダイルの必勝パターン。
八王子スタバへ。
なんか、負けてばっかだな。デッキビルダーたる者、これくらいの負けでへこたれていてはいけません。まだ宇宙の真理にたどりつけていないだけのことです。赤緑ルフィ強くて恋しくなる。
さて、いろんなカードを試して、根幹となる枠は見えてきました。
☆後手1組
4ブロッカー・ロー
2ひぐらし
☆後手2組
4ティーチ
4アイン
☆後手3組
4クイーン(基本は5ターン目以降。アインスタートしたときのみ3ターン目)
4無頼男
☆後手4組
4ダグラス
☆防御組など
8プラス2000カウンター
4デザートスパーダ
6ボロブレスとメロメロ
2砂嵐(対7キッド最終兵器)
46枚がほぼ決まり、オールサンデーだけが微妙でした。
彼女は実質2回ブロッカーとして機能するも、序盤にはイベントが落ちていないから無駄死にすると大惨事です。3コスキャラでありながら、理想的な動きをすると、場に出るのは5ターン目以降なのです。
そこで4ハンコックに変えてみました。彼女なら後手2ターン目登場→無頼男の1ドンつけてアタック。美女に昇天させられます。
強力なものの、ティーチやアインが4コスト域には鎮座しているため、彼女の登場ターンも終盤になることが多かったのです。
そこで、オールサンデーの枠は追加のフィニッシャー探しに当てることにしました。
条件は、
・カウンター値がある
・出してすぐに仕事する
この2つです。
青紫クロコダイルは能力を発動するためには手札をどんどん使っていく必要があります。
無頼男、砂嵐、アイン、ダグラスなどが手札にかさばると機能不全に陥ります。もうこれ以上ガード値がないカードは入れられない。
原点回帰。
チームメイトのぱう氏が環境初期に組んでいたデッキにひっそり入っていたカードに目をつけました。
ガード値がある。盤面に出てすぐ仕事ができる。
年齢56歳
身長612cm
好物おしるこ
6コス帯ならキングでいいじゃないか。
キングのほぼ下位互換。
パラレルも超絶安い!
しかし、カウンター値を求める青紫クロコダイルにおいては、マスターピース兼マスコット枠の座に収まりました。
青紫クロコダイルは、パワーが5000以上あればなんでもフィニッシャーになり得ます。
・リーダーに1ドン以上
・イベントに1から3ドン
これらのドンをほぼ毎ターン要求されます。ドンをすべて寝かせても許されるのは後手4ターン目ダグラスまでです。それ以降は7ドン以上のガードを場に出せるチャンスはほぼ皆無です。
6ドンの速攻クイーンはギリギリ出せる。
パラレルクイーンを買い占めて大金持ち!
そんな夢も一瞬で潰えました。
後手3ターン目に出せない6コスキャラはいったい何なのか。
速攻クイーンと共に幾多の戦いに出ましたが、ほとんどトラッシュに捨てられるだけ、たまに8キッドに殴りに行くも、倒せそうで倒せない程度の実力でした。
だいたい思い出アタックで終わります。
4 デッキ解体危機
最後の切り札として投入した速攻クイーンが不発だったことで、いよいよ青紫クロコダイルは解体の危機に瀕しました。
なんとなく気づいたのは、アインと無頼男爆弾が強くて弱いことでした。
1枚目のアインと無頼男はとんでもなく強いけど、2枚目以降が死ぬほど弱い
どちらもデッキの根幹を支えるカードとして、後手2-3ターン目に獅子奮迅の仕事をしてきました。しかし、5ターン目以降、特に7-8キッドを相手にしているときに手札に来ると絶望感マックスです。
「本当に何もしない」
しかも、クロコダイルのドロー能力のため、アインも無頼男も3枚ずつ引いて手札に鎮座してしまうこともままありました。
こうしてアインも無頼男も解雇されました。ついでにティーチも。筆者の記憶力では、序盤に戻したカードが何なのか終盤には忘れてしまうからです。
相手の先手3ターン5ドンアクションを咎めていた無頼男の枠には、新たに福禄寿が収まりました。相手よりも大きなキャラが殴り返す圧力こそ正義なのです。
決勝戦で凡ミスから崩れましたが、手応えは十分でした。
一方で、後手2ターン目の動きには不満もありました。ジンベエ4枚だけでは足りない。
なんとなく入れてたヴェルゴをティーチに、バルハンを砂嵐に差し替えました。
そしてここから始まるくじ引き敗戦の嵐。優勝が遠すぎた。
5 青紫クロコダイル再起動(10/25追記)
あまりにもスタバ優勝が遠く、一度は研究を中断しましたが、再び戻ってきました。
青ドフラミンゴで7000キャラをいっぱい立てれば、8キッドもやれる。この研究成果を携えて。
ダグラス抜きで8キッドを乗り越えられるのか?
ついに筆者は答えにたどり着きました。
坊主めくりドフラミンゴが答えでした。
ヴェルゴ→7ミンゴ→9ミホーク。
この流れから8キッドをタコ殴りにすればいい。青紫クロコダイルでは紫のフィニッシャーも盛り込めます。7キングと9カイドウを少量散らすことでご都合主義度合いを高めます。
スタバレポートもペタリ。
1緑キッド○
後手2ハンコック→ヴェルゴ&ロー→ドンつけてバジルホーキンスなど処理→ハンコックはドレイクにおとされるも、ヴェルゴが生き残る。→ミホーク降臨でマウント
2青ドフィ○
後手ハンコック→ブラキオでいい具合の立ち上がり。9000で殴られたハンコックを5000カウンターで守ってマウント。
3青紫クロコダイル○
先手ひぐらし→ハンコック。お互いデカイとこ引けないが、相手が7キングでブロッカーせん滅。2ターン後にミホークで7キング処理。7クロコダイルで固められるも、ミホークやヴェルゴが殴り出して勝ち。
4青ドフィ×
ミホークにヴェルゴ潰されてマウントどうにもならず。
5緑キッド○
相手2ターン目7000アタック通したらブラキオトリガーから。後手2ヴェルゴ→7ミンゴ→9ミホークのドブン。相手が大量ドローから8キッド&8枚の要塞を築くも、ブロッカーがつぶされた状態。12000→10000→8000→8000の攻撃で手札も全部掃かせて要塞攻略。
返しにバジルホーキンスの攻撃を受けるも、7000一体の損失で耐え。そのままブロッカーとメロメロで固めて〆
デッキレシピはエキシビションにて。
エキシビジョン
今回のエキシビジョンの内容は、
1次大会に出るならこの形で行こうという形
2青紫クロコダイルのtips
です。
3再起動後のデッキレシピ(10/25追記)
おまけで2コス8000問題の回答も!
筆者がたどったNG特集航海日誌が、後に大海賊を生み出す一助になればいいと思いフラッグシップ前に公開することにしました。
情報はとにかく早ければ早い方がいいのです!
後日ちゃんと結果を出して、至高のレシピにたどり着けたら追記します。
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