666円のゆくえ
お年玉のゆくえ。
これまで、わーちゃんがもらったお年玉は、わたしが開設した彼の名前の名義の銀行に預けてた。
大きくなったり、道に迷ったりしたとき、「これで旅にでも行ってくれば?」と言う未来のために。
勝手に旅資金と思ってるあたりダメ親なんだけど。苦笑
で、今年もそうしているのだけど、最近、わーちゃんは絶賛 “ごっこあそび” ブームで、いろんな◯◯屋さんになっては、『いちひゃくえんですっ』とか、『ごじゅーろくえんですっ』とか言っていて、お金に興味がある感じがしてきてて。
んんん…これはひろみが全部を勝手に管理するのもなんか違うなぁ、と思った。
11月、わーちゃんの通う園で保育参観があった。
残念ながら、わーちゃんはドンピシャのタイミングで胃腸炎にかかり、保育参観には行けなかったのだけど、そのときの案内のお手紙の文章がとってもすてきで、残しておいたのだった。
『自然発生のように見えるごっこあそびも、近頃はあまり遊べなくなっています。ごっこのもとにある「あこがれ」の気持ち、これは日常生活のなかにある大人の働く姿やことばから生まれます。会話もなく、お金のやりとりも無いスーパーの買い物や、駅の自動改札では子どもたちのあそびは広がりません。子どもたちの周りにある生活が生き生きしてないと、ごっこあそびのイメージも広がらないのです。』
うちの近所のスーパーも自動精算機になってきていて、(ああ、便利だなぁ。)と思っていたけど、そうだよなぁ。 “子ども” の視点に立ったとき、残したい未来についてもうちょっと考え、行動しよう、と思った。
子どももだけど、わたしもだ。ほんとうに園に育ててもらっているなぁと思う。
そして、年始に #幡野広志 さんのツイートを見た。
彼の息子さんは自分のお財布を持っていて、自由に使えるようにしている、とのこと。「ほしいものを買うこと、使うたのしさを知ること」がお金の教育で大事だと考えている、と。
わたしは全部はまだ渡せないなぁ…と思いながら(苦笑)ちょうど、ひいおばあちゃんからのお年玉が666円だった。全部の小銭の種類をあげるわ、ということらしい(^^)
この、666円くらいなら、と思った。そして、ルールを決めた。
「お金を人に渡して、人から物をもらえるところなら、自由に使ってOK。」
朝ドラ見てるからね。「自由は不自由やー!」ということで。笑
で、まだ彼は大事に大事にお金を見てはお年玉袋にしまって、てんどんまんのお財布に入れています。
さて、どうなるかな。
#666円のゆくえ
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