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キャリアを積むまえに妊娠したら、女性が不安になっちゃう社会を変えたいな。

ヨガのインストラクターの仕事をはじめてから、一年が経ちました。
(そんな側面もあるわたしです。)

高校生のころから保育を勉強していた総合学科の高校生時代。その後、社会福祉学部の大学を卒業し、NPO法人の運営をしつつ、いろんな福祉分野の仕事を経て…。

まさか、ヨガのインストラクターになるとは思ってなかった。笑

結婚し妊娠して島根県に住み(ここまで怒濤の流れ。w)子どもを産んで、地元の埼玉県に戻ってきて…。

子ども3歳からスタートしたnewキャリア。

今まで思いつきと直感と勢いとノリで生きてきたわたしの中では、だいぶ“練った”キャリアでした。
(それでもきっと、他の人からしたら、勢いキャリア。w)

NPO法人も、家庭も子育ても、全部満足にやりたくって考えたみちでした。

去年からは、秋の時期だけお芋農家さんのお手伝いの仕事もしています。
高校生のころ、農業も勉強していて、農場を出歩いていたあの頃とつながる瞬間もあり、あああ人生って面白いなぁ…と思う最近です。


先週の朝ドラ「エール」の「夢のつづきに」の週。ラストの11月6日の放送が、最高によかった。

主人公の音(おと)は、幼いころから勢いのあるキャラクターで、好きだった音楽と歌に学生時代は燃えていました。
途中、妊娠して、音楽学校を中退。
それでも子どもを抱えながら歌を歌って過ごしたり、歌の教室をひらいて、戦時中をなんとか生き抜き、子育てが落ちつき、舞台のオーディションを受けるも…挫折。

それでも、“夫婦”の夢だった「旦那さんの作った歌を、舞台で歌う」という夢を叶えた回。

女性の人生のダイナミズムが、ぎっしり詰まった15分だった。

「ぱぱまま」の活動をはじめた2011年から10年が経ち、いろいろ変わってきたことはあるけれど、変わってきていない部分もある。

ぱぱままをはじめたころからよく聞いていたのは、
「女性は、将来のことを考えて、若いうちからキャリアを積んでおけば、子どもを持ったときに自由がききやすいし安心だ」と。

でも、わたしは、【キャリアを積むまえに妊娠したら、女性が不安になる社会】を変えたいな。

先のことを考えて、賢く生きてこれなかったわたしだけど、でも、なんとか大丈夫だった。(そりゃもちろん、恵まれていた部分はたくさんあると思うのだけれど)

キャリアの貯金なんてなかったけど、妊娠がわかったときに、将来を悲観して感じた不安はなかった。

「キャリア」とか、「お金」とか、そういう“確か”なものではないかもしれない。
けど、そういう“不確か”な、いろんなひと・ひとの心・つながりに支えられて、ここまでこれたんだよ。

不確かで、定義も難しい。
だからこそ確実に得よう、としても得られないことのあるもの。

でも、得ようと“努力”しなくても周りに実は溢れているもので、未来のママ(パパも)を包めたらいいのにな。

妊娠・出産・子育て…。
身体も、心も。立場が変わるひともいるかもしれない。
けど、そのダイナミックな変化は、実はとってもたのしいことなはず。

ちょっと前のニュースだけれど、「就活で頭がいっぱい」だったお母さんに、一体、何ができたかな。


“確実”なものだけを見ていると、見えなくなっちゃう何かがあるんだよな。それを見ることができる瞳は、どうやったら濁さずにいられるかな。

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