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劇場公演について

俺は劇場公演が好きだ。
そしてAKB48というグループの最大の魅力は劇場公演にあると思っている。

初めて劇場公演に行ったのは2014年11月30日。AKB48ステージファイター特別公演。
出演者は以下面々。

岩立沙穂・柏木由紀・北原里英・小嶋陽菜・島崎遥香・宮崎美穂・宮脇咲良・石田晴香・永尾まりや・松井珠理奈・山本彩・大島涼花・木﨑ゆりあ・小林香菜・渡辺麻友・朝長美桜

ステファイ選抜だし、兼任メンバーもいてめっちゃ豪華。推しのはるきゃんもいて言うことなし。

当日はエピファネイヤが圧勝したジャパンカップを馬主席で観戦してから劇場へ。
当時MIXも打てずに、「最初で最後の劇場公演になるんだろうなぁ」と思いながらチケット購入(って無料で発券しただけ)。
ビンゴ抽選は確か7順だったと思うけど、事前に得ていた情報から視界の悪そうな座り席を避けセンブロ立ち最へ。

噂には聞いていたけど劇場は広くないし、ステージとの距離も本当に僅か。落ち着かない気持ちでキョロキョロする中、劇場公演は始まった。

TVで見ていたメンバーが踊り歌う特別な空間。
さや姉はしっかり観客一人一人にレスを送り、ゆきりんやまゆゆが劇場公演の距離感、空気感を高め会場は一体に。アンコールの「希望的リフレイン」では咲良が「アイドル力」を全力で発揮。そして終始楽しそうにしているはるきゃん。

「AKB48の魅力」「AKB48の醍醐味」「メンバーの良さ」そして「観客を含めた劇場の一体感」。「これがAKB48だ」そう教えられた気がした。「この空間は最高の空間だ」そう思った。

自分の出張スケジュールと合わせて次に劇場に行ったのは2015年4月9日。
倉持チームB「パジャマドライブ」公演。

伊豆田莉奈・内山奈月・梅田綾乃・大島涼花・大家志津香・小笠原茉由・倉持明日香・高城亜樹・高橋朱里・竹内美宥・田名部生来・名取稚菜・橋本耀・平田梨奈・福岡聖菜・横島亜衿

セトリもちゃんとわからずに地蔵する俺の感想は「ん??この前と色々違う。」って事だった。
曲が分からずに盛り上がれない自分が問題なのかなーと最初は思っていたが、やがて何となく違いが分かってきた。ステファイ公演では出演メンバーには余裕があった。
でも今回は笑顔でステージに立つメンバーと必死に頑張ってるメンバーがいた。必死で頑張るメンバーも笑顔はあるのだが笑顔が固い。
公演が終わった時の感想は「んーやっぱり有名なメンバーいないとダメなのか?」という事だった。

自分の中で「1回目の楽しさ」と「2回目のモヤモヤ」が交錯する中、俺は3回目の劇場公演に行った。
2015年6月9日横山チームK「RESET」公演 後藤萌咲生誕祭。

相笠萌・石田晴香・岩佐美咲・内田眞由美・北原里英・小林香菜・後藤萌咲・島田晴香・下口ひなな・鈴木まりや・宮崎美穂・湯本亜美・飯野雅・市川愛美・大森美優・北澤早紀

知ってる曲は「RESET」くらい。推しのはるきゃんはいるけど、2回目と同じく「知らないメンバー」中心。笑顔のメンバーと必死に頑張るメンバーの図式は変わらない。5期生を中心にベテラン勢が安定したパフォーマンスをし、「知らないメンバー」が頑張ってる。
でも、2回目とは違った。「知らないメンバー」達が頑張っているのは自分達がもっと陽の当たる場所へ出るため、そして、選抜に選ばれて「誰でも知っているメンバー」になるために頑張っているのだろうという事に気がついた。
どこがどうだったとかそんな記憶はないんだけど、2回目と違い「知らないメンバー」の未来を感じた。
「誰でも知っているメンバー」はあくまでピラミッドの頂点で、その下にはそこにたどり着くために一生懸命頑張るメンバーがいる。そのメンバーになるために頑張るメンバー、その劇場を支えるベテランメンバー、メンバーは劇場で磨かれ輝く。輝きが大きいメンバーが選抜に選ばれてい行く。だからこそ劇場公演は存在する。「劇場公演がなければAKBは輝かない。」
劇場公演を見ながら俺はそう感じていた。「知らないメンバー」の頑張りこそAKBを支えているのだ。正直メンバー一人一人を見ていた訳ではないし、もえきゅんの生誕祭だったことが影響していたのかもしれないけど、「知らないメンバーの未来」それが劇場にあると感じたのは事実だったし、俺にそう思わせていたのは「知らないメンバー」の愛美だったのかもしれない。

そこからは完全に「劇場公演大好きマン」。MIXを覚え、コールをして、メンバーがステージ上で頑張るのと同じように、劇場公演の空気感を最高のモノとできるよう、全力で推しに対してコールをするようになった。
劇場での楽しみ方は人それぞれ。初めて行くと圧倒される事もあるだろう。それこそ劇場公演の魅力。

でも、「劇場公演大好きマン」だからこそ「劇場公演を適当にやってるメンバー」には腹が立つ。メンバーにとっては日常の劇場公演であっても、そこにいるファンにとってはそうでない可能性がある。
俺もあの日の「RESET」で「劇場公演の魅力」に気付いていなければそれ以降のヲタ活はなかった可能性が高い。「いつも全力で劇場公演に取り組む」これは俺の中でメンバーに求める絶対条件。それができないならAKBでいて欲しくない。「劇場公演を頑張る」という事で、AKB48というブランドの底辺を広げ、その結果頂点を高くできるためのプロセスだと思っている。

ベテランの不人気メンは「劇場公演」でしか頑張れないという側面もあるかもしれないが「
AKBを支える」という意味でもそのようなメンバーは必要だし、劇場で素晴らしいパフォーマンスをすることが、後輩や劇場公演を適当にやっているメンバーにとって良い刺激になり、そして何よりその場にいる「観客」にとって最高の時間を提供するというエンターテイメントになっていると思っていた。

だからこそ「劇場で頑張るメンバー」が好きだ。そこで一生懸命にやれるメンバーが好きだ。

ただ、全てはAKB48という選抜を頂点とするピラミッドを構成するピースでもある。
もし仮に「他の事は考えず、劇場だけ頑張ってます」とかってメンバーがいたとしたら俺は肯定できない。
手段が目的となるような意味のないステージには興味がない。それなら地下アイドルになればいい。

俺は劇場公演が大好きだ。ただ、そのステージがAKB48全体の基本となっているからこそ好きなんだ。そこに魂が入っているからこそ好きなんだ。魂の入っていない劇場公演になんてなんの魅力も感じない。

さてどうする??自分が一番好きな劇場公演。
アナタにとって今までの時間をどう考えるのか・・・。変に開き直って流すのか、今の自分にできる事を魂込めて120%で魅せるのか。
言葉なんかより大切なものがある。アナタを応援している人は劇場公演のアナタが好きなんだよ。もし仮に劇場でアナタが輝かなかった時、残念だけど私は過去に自分に幻滅する。

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