ルーンクエスト親子セッション記録(2)
大晦日の午後、昨日に引き続いてセッションを行った。
シーン:トロウルキン山賊との戦い
夜半にジャンスタンの農場を襲ってきたのは、トロウルキン5人から成る山賊であった。狩人の目でいち早く敵を確認した一行は、精霊呪文で武器と筋力を強化すると、雪の積もる農場へと躍り出る。
女狩人ウェラナは戸口から矢を放ち、まずトロウルキン1匹の脳天をきれいに貫いて仕留めた。RQGのストライク・ランク運用については、GMもまだ練習中なので、ストライク・ランク管理表とカラーポーンを使って、説明しながら進める。
トロウルキンのスリングが全く当たらない一方、フマクト剣士オリアーネも、月下の暗がりのせいで(命中率-25%)ダイス目に恵まれなかったが、フマクトの加護で腹部への二倍ダメージを獲得していたことが功を奏して、一撃でもう一匹を屠った。
矢に業を煮やしたトロウルキンがウェラナに向かって突進。これに対して彼女はすばやくブロードソードを抜いて、戸口で一刀のもとに斬り倒した。
仲間の過半数を失ったトロウルキンは戦意を失って逃走。夜なので追い打ちはかけず、家族を守っていたジャンスタンと合流してこの夜の戦いは勝利に終わった。
シーン:霜の精霊コールマ
翌朝、ジャンスタンに案内されて、怒れる精霊が住まうと目される西の森へ向かう。途中、ジャンスタンは森を切りひらいて放牧地を作ったことを一行に物語る。ここにそんな精霊がいるという話は氏族の神巫からは聞いていなかったので、こんな禍が降りかかったのにはただただ驚いているのだ。
ルナー帝国の占領で多くの人が死に、伝承も失われてしまったので、この精霊の話もその中のひとつだったのだろう、ということである。
ジャンスタンが開拓中に見つけた古い石塚のところまでやってくると、急激な冷気と魔術的な霜が一行を襲い、ジャンスタンは昏倒。ウェラナも体がこわばってしまう。すると、木々の間から巨大な白いヘラジカのような姿をした精霊が現れた。
怒れる精霊は、ジャンスタンが農場を引き払って去ることを要求。一行は戦いより交渉を選び、まずウェラナが森の頌歌をうたって精霊の心をやわらげる(ルーン〈獣〉→〈歌唱〉効果的成功)。それから、戦士ウィスタンと剣士オリアーネが、自身の名誉と真実のルーンに誓うことで、コールマから、ジャンスタンが石塚の周辺から道具を撤去した後、定期的に自分を礼拝することで、今回は許すという解決を勝ちとった。
霜の呪いが解け、ジャンスタンはじめブラックスピア氏族の者たちからも感謝された三人は、冬の間、ここに逗留を続けて、嵐の季がやってきたらまた旅立つこととなった。
この後、経験チェックを行ってセッション終了。次回はまた来月ということになった。
(今回は以上)