『レディ・イン・ザ・バルコニー』
久しぶりにアコースティック・ギター・マガジンを購入した。スペシャル・プログラム「クラプトンはアコギがお好き」。なんてタイムリー。まだしっかり聴いたことがなかった「レディ・イン・ザ・バルコニー」とともに読んでみた♣︎久々に見るクラプトンは年輪が増し、デニムがよく似合っていた。表紙で手にしていたドレッドノートは12弦だったのか。YouTubeで演奏動画も観たが、そこで4人編成だったと知り少し驚いた。小編成でのライブはあまり良い記憶がなかった♣︎私が初めてTVで「動く彼」を見たのは1987年のオーガスト・ジャパン・ツアーだったらしい。今よりもずっと音楽のことを知らなかった私でさえ「?」だった。曲間で汗みどろになりながら何やらペダルを踏み、とりとめなく弾いていた。すぐに消してしまった記憶がある♣︎私がギターを始めたのは彼が「オーガスト」をリリースした翌年で、当時はあくまでロックギターの世界では伝説のヒト、といった感じだった。当時アイドルの島田奈美さんがインタビューで彼の名を挙げ、大人びた趣味してるなぁと思った記憶がある♣︎「レディ〜」のどの歌も聴けば聴くほど心に染みてくる。私的白眉は「River Of Tears」。まるで今にも泣き出しそうな、辞世の句を聞いているような気分になってきて熱いものが込み上げてきた。まるで幼い頃見た洋画のように言葉の壁を越え、直接心に飛び込んできた。
老いては若い方々に迷惑がかからないよう、あわよくば文章で小銭を稼げる様になれたらと思っています。今後とも御指導御鞭撻の程宜しくお願い致します。