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何も思い出せないけど、頑張ってたと思う。

最近、ダーニングにハマってせっせと娘の靴下の穴をふさいでいます。昨日は娘の服の袖に空いた穴を塞ごうと、裁縫道具が入ってるポーチを開けました。
糸切りハサミを探していたら、ポーチの内ポケットから、なんか出てきた。

白いフェルト生地に、水色の糸でマグカップが刺繍され、真ん中に赤い糸でハートが縫ってあった。
ワッペンか?娘のおもちゃにするつもりで何か作ろうとしていたのか?
何も思い出せない。私は何を作りたかったんだろう。

私はこういうことがよくある。夫に「あの子が2歳の時に〇〇水族館行ったじゃん?楽しかったよね」と言われても、まったく思い出せない。
水族館に行ったかどうかも、それが娘が2歳のころだったかも、そこでどんなことをしたかも。夫に写真を見せられても、うっすらなんとなく思い出すときもあるけど、初見ですが…くらい見覚えがないときもある。そんな反応をすると夫は呆れている。

そんな感じで、このワッペンみたいなのも、何も思い出せない。
けど、娘が小さい頃は私は毎日寝不足だったはず。
そんなに体調も気分も良くなかった。そんな中で、苦手な手仕事をチクチクやっていたのだな。

頑張りすぎや。どう考えても。
焦らなくても大丈夫やで。
焦らなくても、娘の靴下の穴にハートの刺繍をして気分転換する日が来るで。そんなに頑張ってこん詰めて「 いいお母さん」しなくても大丈夫やでー。

なんだか自分の時間軸が、ふしぎな気がします。
まだどこかに、眠い目をこすりながらチクチクとワッペンを縫ってる自分がいる気がします。

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