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#300字

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300字程度の短いエッセイを載せています
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#エッセイ

無垢な巨人、インターネットを知る

ピリきゅうでインスタを始めてしばらく経つのだが、たまに付くコメントがあまりに“純”で泣いてしまう。
どうやらこのインスタグラムという世界ではこの優しさが普通らしい。慣れない私は無垢な巨人のごとくオロオロしてしまう。
すると、TwitterのDMに「コーヒーいただきます」とフォロワーからメッセージがきた。それは私がインスタに「コーヒーどうぞ」という文句と共にあげたイラストへのコメントらしかった。これ

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体重は見ないことにした

会社の定期健康診断行ってきた。会社の補償でタダで色々と診てもらえるのはありがたいことだと思う。そして、感染症対策で日々消耗しきってるであろう、保健師さんたちにも感謝をしながら回る。日々は感謝です。謙虚に謙虚に。

「じゃあ次お腹まわり測りますね〜」
シャツをめくると運動不足の私のプリティなお腹まわりがあらわになる。
「はい終わりです〜」

え?今のでおわり?
なんかすんごい緩くなかった?

真剣に

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人参の甘さは心配の味

昨日仕事中に急に体調が悪くなり、微熱があるような気がした。帰り際母親に「熱があるかもしれない」とLINEすると、熊がドン引きしているスタンプが送られてきた。家に着いて車を降りようとすると、母親が体温計を持って扉から出てきて「そこで熱測る?!」と言ってきた。結果的に熱はなく、薬を飲んだら頭痛も治っていった。ただ、「かもしれない」の恐怖を味わったことは今後の生活態度を改めるには充分のきっかけだと思った

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