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海外駐在の難しさ

ビエンベニュ。今回はMBAからは少し離れて、海外駐在中の今、難しいと感じていることを吐露します。誰かの役に立てば嬉しいです。

期限付き赴任という問題

少なくとも弊社では多くの場合、海外駐在は3年程度の期限付き赴任となります。

その期間の中でアウトプットを出す、というのがまず難しいです。本来長期的に考えて企画をせねばなりませんが、短期間で成果を出そうとするあまり、長い目でみた施策を打つことが難しくなります。

過去のしがらみを気にせずガンガン新しいことをやれる良さもありますが、本当に現地にとって良いことをできているのか分かりません。
現地スタッフからは、日本人が変わるたびに新しいことをやらされて正直しんどいと言われたこともあります。

日本向けの仕事

海外駐在をしていると、調査関係やVIPのアテンド等日本向けの仕事がたくさんあります。
これがまたボリュームが大きいことに加え、本社からくる依頼なので現地駐在員としては最優先事項となるケースが多いです。時には現地スタッフに無理を言って協力してもらうこともあります。

ただ、当然現地スタッフからすると、知るか!という仕事が多いです。なかなか主体的、前向きに協力をとりつけるのに難儀します。頭では理解してくれますが、やはり日本本社には何ら愛着をもっていないので、心から一緒に対応してくれるまで苦労が多いです。

日本人のやり方

最近あるVIP対応で現地ホテルとやりとりをしているのですが、トラブルがありました。

こちら側の細かすぎるオーダーに相手がキレてしまい、一時担当が変わるということがありました。ただ、日本人的な感覚だと普通のレベルのオーダーなのですが、当地としてはやり過ぎであることに加え、信頼されていないと感じたようです。

事前の目合わせが必要だと思いましたが、日本流をどこまで貫くのかというのは難しいポイントです。先ほどの項目と被りますが、日本向けの仕事なので、日本仕様でやるしかありませんし…。(というか、やれ、それが駐在員の仕事だろ、と言われる。)

まとめると

ザザッと10分くらいでこの記事を書いているのでややメチャクチャですが、色々な苦労があります。

まとめると、異文化という感覚の違いというよりは、駐在員という異文化にいながら本社の指揮下にあるというステータスが、現地との細かな軋轢を生みがちな感じがします。

現地のために働いていますが、根底には日本向けに働かざるを得ないところもあります。そこは現地スタッフにもバレています。
そういう意味では現地人材として採用されて、しがらみなく、周りの仲間と仕事をするのも面白いだろうなと思った次第です。

また見直して書きます。

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