Tier1を語る(望月みゆ)

この記事は「オタクアドベントカレンダー」の12/15の記事になります。


みにゃみ一筋、のはずだった…

これは全ての時間が経過した、様々な統計が溜まった上での結果論として説明しなければいけないことなのだが、どうもぴろーさんのTier2以上の推しトレンドは

精神状態がいいとき→ロリ、童顔、低身長
精神状態が悪いとき→お姉さん、美人、高身長

になる傾向があるようです。
なんの傾向だよって突っ込まれそうですが、とりあえずかなり綺麗に相関してるんですよね。

2017年、修論提出直後…
私は現場復帰への道を模索していた。
就活が7月まで長引き、つかの間の参戦となった2016年のWUG3rdツアー(夏)以降はほとんどオタクはせずに修論に向けた実験や執筆を進めていた。

ようやく社会人になって、自由にオタクができるようになる。房総だけど上京するし、ここからは月1遠征みたいなことはせずに、好きな現場に行ける…さて復帰現場はどこにしようか?

一方で私は修論提出後も修論公聴会への準備、学会発表、引っ越しの準備とせわしなく動いており、実はこれらと関係なく修論提出前にひざの靱帯を切って全治1~2ヶ月のケガをしてしまっていた。現在ですら古傷として残るケガを抱えており、痛みが残る中どうやって現場に復帰するのか?そもそもひざは治るのか?社会人生活はどうなるのか?そんな不安定な時期だった。


即落ち1コマ

そんなある日。

他のオタクのRTで流れてきたたった一枚の自撮りで、落とされた。
感覚的に、この子を応援したいと思うには十分すぎた。

速度感

何がそんなによかったかというと、私は顔を見て人相とか人となりが結構分かる方のタイプなのだが、見ただけで絶対いい人って確信持てる雰囲気をしてたのと、薄めの緑を着こなしてて雰囲気に合ってていいなと思ったこと、そしておそらく、この当時修論等で疲れ切っていた私にとって絶妙なほどの美人とかわいいが同居しているビジュ。その辺で脳を貫かれたことを今でも思い出す。

現在でも即日Tier1に上がったのはみゆちぃだけ。
過去6人のTier1を見ても

     最初に見た日  推しになった日
田中美海     2014.7  2015.2
望月みゆ     2017.2  2017.2
A子さん(仮名) 2015.12  2017.5
B子さん(仮名) 2019.6   2019.7
楠あんず      2021.12  2022.3
恋文あゆ     2023.6  2024.10

と、半年~1年半ほどの熟成期間があるのがほとんどだが、みゆちぃにそれはなかった。これはTier1になるのに決定的な事象が起きる必要があることと、さっきも書いた無意識に人を見る(吟味する)影響で時間がかかる。そういったことを通り越して、というか厳密には写真1枚見ただけで全てが感じ取れて、推しにしようと思ったのである。

自信を確信に変える春

とはいえ、喋ったこともそもそも声を聞いたこともない。とりあえず過去の資料や動画を漁ってまず知識を吸収することから始めて、まずは初接近をすることに。

ちなみにここまで流れ良く書いているが、この頃のぴろーさんはまだみにゃみの項で書いたようにアイドルアンチの時代で、今後どうするかもよくわからず色々なことを勉強する目的でまず行こうというノリで現場を設定している。

というのも当時はちょうど声優現場に地下アイドル現場のコールが流入する過渡期の時代で、様々な論争が繰り広げられていた(不毛な時代だった…)。ちょうど「whiteforcesイェッタイガー部」なるものが賑わせていた時代と言えば、昔からの声優オタクならなんとなく思い出されると思う。八木沼さんやAqours、アイマスで論争になってた時代ですね。

私もどちらかというと「警察思考」の人間で、そういったコールは毛嫌いしていた。とはいえ見聞きもしていないものを思考停止で叩くのはよくない、ということで適当に数回アイドル現場に行ってまずは「向こう側の思考」を学ぼうと考えていた時期だった。WUG現場に還元するために、まず自分が業界全体の知見を広める(あれ、今と言ってること一緒では?そうです、そうなんです、昔から私は変わっていない)。

で初めて接近したのがよりにもよってリリイベのセクシー衣装回。場所は旧ニコニコ本社の地下イベントスペースという物好きしか来ないような現場。そこが私が人生で初めてアイドルとチェキを撮った場所です

すごかったのが、名前を名乗っただけですらすらと自分の話題が出てきたこと。
もちろんリプライ以外のエゴサはされてたし、向こうからのリプライは禁止だから本当のところどうなのかは話してみるまで分からなかった。当時からみゆちぃのツイートに全て数十~100件のリプライが来るのは当たり前。フォロワーも48000人いた。そんな中で一度も接近に来たことがないぽっと出のオタクのことなんか覚えてなくても当然。でもみゆちぃにそれはない。本当にすべての来てくれるオタクのことを覚えていて、話ができる

簡単にまとめれば上のような書き方になるが簡単ではないことは明らかだろう。この当時メジャーデビューが決まり、でんぱ組の次はバンもんだという呼び声も高かったグループで、来るオタクの数も頻度も尋常じゃないのに、こちらはネットの海の向こうでちょっと2週間ほどギャーギャー騒いだオタク。有象無象のオタクでしかない私のことがすんなり出てくるということは、それだけの努力と記憶力をいったいどれほどの人数に対してやっているかは想像に難くない

これが売れるアイドルか…とも思ったし、ますます虜になった。やっぱり自分が見つけたアイドルは「本物」だったんだなと。
そしてそれは、7年経っても色褪せることがない。コロナや諸々でタイミングを空けても、自発的に現場を退いても、また会いに来れば第一声はぴろーの名前を呼ばれる。それは私が特別だからではなく、望月みゆにとって普通のことなのだ。だから人はまた、望月みゆに惹かれて戻ってくるのだと思う。そういうオタクをたくさん目にしているし、何よりこの当時から応援しているオタクが今でも現場に何人もいる

そうして私は、気が付けば2ヶ月後の新木場studio coastワンマンで知らない人に上げられてリフトの上にいた。たった2ヶ月で立派にアイドルオタク、もんスター、みゆチィーズになっていた。


結局、望月みゆさんのどこが好きなのか

博愛主義なところ

本当に、ファンをみんな平等に扱ってくれる、全てのファンを大切にしてくれるアイドルです。たくさんの人に応援されるべき存在なんです。
その分ガチ恋気質の人が報われないという弱点はあるのですが、影響なのかファンの人はみんなやさしい人が多いです。
色々な考え方があると思いますが、私はこの博愛主義こそがたくさんに人に応援されるアイドルにとって必要なことだと思っていて、それを体現している数少ないアイドルだと思います。

ベースを弾く立ち姿が神々しいところ

youtubeのスクショで申し訳ないけど、これを見てくれよ。

画質の限界!!!

高身長にきらっきらのアイドル衣装にメンカラ色のキャンディちゃん(ベースの愛称)を操るうちの推し、見てくれません?????
これを芸術品と言わずして何と言うんですか。バンもんというアイドルグループの特殊性(演奏を実際にやる)と望月みゆらしさが全て詰まった状態です。

私も音楽やってた時期あるんですけど、まずベースってのがいいですね。ギターとかボーカルとかならわかるけどベーシストは変態が多いから(言い方)。よくないですか?推しの演奏した音をライブハウスで爆音で浴びれるんですよ(その言い方が変態だろ)。バンもんのバラード系の曲ってほんと作曲陣強くて低音の気持ちいい音もバリバリに利かせてくるんでエクスタシーって感じですね(まず日本語をしゃべろうか)

生きざまがかっこいいところ

大事な場面のMCとかでよく言っているのですが「人生は続く」という言葉をよく口にします。
これは2017年に出た「Q.人生それでいいのかい?」の歌詞にもあるのですが、彼女自身の人生経験を基にした言葉でもあります。
AKB系列のオーディションに落ち、悔しい気持ちをばねにしてニコニコでの踊ってみたの活動からアイドルになり、今があります。当時のビジュやダンススキルなんかから見るとなんで落ちたのかが不思議でしょうがないのですが、本人はバンもんでアイドルをできてよかったとよく言っていますし、実際今のメンバーに出会えたからこうして長く活動を続けていられるのだと思います。

そんな「Q.人生それでいいのかい?」の歌詞では、メンバーがここまでたどり着くまでの過去と、これからに向けてを歌ったパートがあるのですが、みゆちぃのパートは「私を選ばなかったやつらにドヤ顔したい」となっています。この言葉の選び方が絶妙で、アウトローな思想ではなくて相手のことも尊重しつつ(立場は守りつつ)でもドヤ顔はするんで、というささやかな反抗なんですよね。

最初からアウトローなやり方で支持を得る人もいますが、みゆちぃの場合はそうではなくて、反骨心で強く生き残ってきてるのにそこに嫌みがない。根は優しい、でも芯の通った人間なんです。

アイドルを続けてくれるところ

悩んだ時期もあったそうですが、結果的にはグループで11年(!!)続けています。いやほんと、続けるって簡単じゃない。ビジネスの部分もあるし、メンバー間の不和も方向性の違いも出るし。バンもん自体現6人メンバーになってからついに10年間卒業脱退加入なしと、この規模のアイドルとしては異例の期間メンバー不変で活動しています。それがどれだけありがたいことかは昨今の地下アイドルの業界を見れば一目瞭然でしょう。
「バンもんだけ時間の流れがおかしい」と思うほどです。
この点についてはまた別の記事で深く書きたいなと。バンもんというグループには解散の概念が消えて、現代地下アイドルのアンチテーゼへどこまでも突っ走っていってほしいです。

家庭的なところ

これでいて家庭的です。#望月食堂 で検索すると自炊してる記録がいろいろ出てきます。曲のMVでもオムライス作ってます。

いやたぶん付き合いたいより結婚したいが圧倒的に上回るアイドル1位ですよほんと。コロナ禍のステイホーム期間で料理以外にもいろいろやってて本人もいいお嫁さんになりたいと言ってるけどたぶんみゆチィーズは全員思ってる。

もうなってるだろ。

ほんと変な男にだけ捕まらないでほしいですわ…最近生誕で結婚するならちゃんと自分たちのファンの前で最初に報告すると言ってたのでご報告お待ちしています。ガチ恋思考とかないんで本当に報告が待たれます。


まとめると、Tier1の推しと言ってもいろいろなタイプがいますがみゆちぃは「カッコかわいい」タイプですね。アイドルとして一流なだけでなくて、全てが神々しい。
人生相談しに行くファンの人もいると聞きますがほんと納得です。私も人生の大事なポイントではいつも報告しに行ってます。


終わりに

この2年ほどは、ゼロプロとの関係もありいつか界隈を繋げたいと思いながらもなかなか足を運べなかったので、来年は全国ツアー1~2都市は行こうかなと思ってます。 望月さんが長く続けてくれるからこそ私自身そこに甘えちゃってた部分もあって申し訳なくて。いつでも会いに行けるなんてそんな優しいものではないはずなのに、バンもんはそれをいい意味でも悪い意味でも忘れさせてくれる。
あの頃のオタクがまだたくさんいると聞いています。どこに出現するかは最適な会場と旅程を練って決めるので、また告知したいと思います。

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