UI/UXの専門教育を受ける|準備編 #01
前回までのおはなし。
専門学校に通おうと決心をし、候補を2校に絞り込んだところまで。
今回は、それぞれの学校に実際に伺い説明を受け通学する学校を決めるまでのおはなしです。
学校見学
まずは候補としている2校、デジタルハリウッドと東京デザインプレックス研究所それぞれの説明会を予約し、実際に行ってみた。
何人かのグループで説明を聞くのかな、と思っていたら、2校とも1on1形式でちょっと緊張。
説明会の流れも2校ともほぼ一緒で、学びたいことや動機のヒアリングがあって、学校紹介、コースの提案、学費の見積書提示、出願の方法・適性検査の内容説明、校舎見学、お見送り、といったかんじ。
今回、UI/UX専攻のコースを希望していることもあり、いまどんな仕事をしているのかや学校で学んだことをどう生かそうとしているのか、Webに関するテクニカルスキルの有無についても丁寧に確認された。これも2校とも一緒。
どちらの学校もUI/UXデザインの理論的な部分とWeb制作に関するコーディングスキルの両方をバランスよく学べるというのが売りだ。
が、強いて言うと、こんな違いがあるように感じた。
デジタルハリウッド
クリエイティブ重視。(もちろん理論も学習できるが)
制作ツールの使い方は動画で習得。授業では課題制作などのアウトプット重視。
オンラインでも通学でもOK。Zoom配信なので授業はあとで見返すことができる。
社会人や地方都市で物理的に通学しにくい受講生にはとっても良い制度だとおもう。急な残業や体調不良で欠席せざるを得ないときも安心。
経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に採択。
雇用主の変わる転職やキャリアチェンジを前提とし、デジタルハリウッドが提供するキャリア支援を活用した転職活動をすることを条件として補助金を受けられる。(細かい諸条件あり)
東京デザインプレックス研究所
理論重視。
コースの特性も相まってかとも思うが、人間中心設計や行動経済学、感性工学といった理論をちゃんと学べる。
通学のみ。
でもこれは意図があって、特にデザインの分野はライブでしか伝えきることができない温度感みたいなものを的確に伝え受講生の糧にさせたい、というおもいがあるようだ。
経済産業省「第四次産業革命スキル習得講座」、厚生労働省「専門実践教育訓練給付指定講座」に認定。
現業のままでも補助金を受けられる。(細かい諸条件あり)
学校を選ぶ
2校の見学を経て、どちらにしようか1週間ほど悩む。
自分が学びたいことは、どちらかと言うと「理論」寄り。
けど、東京デザインプレックス研究所は通学のみ。本当に通い切ることができるのだろうか。デジタルハリウッドのほうが時間の融通はつきそう。
通学日は土曜だが、当然予習・復習・課題制作の時間は平日にも確保しなくてはならない。職場の理解を得て時間を確保することができるのか。
金銭面も大きなポイントで、現業のままでも補助金を受けられると言う意味では東京デザインプレックス研究所のほうがよい。
結論、自分自身の気合い次第だな、と判断し
理論が学べ、金銭的な面でも優位な「東京デザインプレックス研究所」に出願することを決めた。
適性検査
学校見学時に担当いただいた東京デザインプレックス研究所のコーディネーターに出願を決心したことを伝え、次のステップをガイドしていただくよう依頼すると、適性検査の詳細がメールで送られてきた。
レポート課題(面接日当日の9時までに提出)
8つ程度の設問に対し200文字以内で回答
回答はテキストのみとし、画像や図表を用いることはNG
面接(事前説明・出願手続きを含めて1.5時間程度)
文字数を決めてテキストを書くのは学校を卒業して以来久しぶりで、少々手間取る。ここのところレポートの採点が厳しくなってきているので気合いを入れて書くようコーディネーターにアドバイスされたこともあり、なおのこと焦る。
とはいえそんなに時間をかけてもな、とおもい、何度か推敲しまぁこんなもんか、という出来になった時点で提出。(面接の3日前)
面接当日、再びコーディネーターとご対面。
出願兼入学書類の記入をし、今後の手続きなどの説明を受ける。
そして面接官へ引き渡される。
面接は、事前に送ったレポートに沿っての質問だったので、ある程度落ち着いて受け答えできたと思う。
あとで振り返ると、若干レポートの内容とは違う内容で話したこともあったように思うが、意気込みは伝わったと思うのでよしとする。
合格、そして
面接当日の夜、コーディネーターからの速報で「合格」の一報が届く。
とりあえず一安心。
あとは、学費の振り込みをして、会社にも専門学校に行くことを正式に報告して、そして補助金を受けるためにハローワークで手続きして。。
この「ハローワーク」の手続き、甘く見ていたら結構大変っていうことに気がついた話は次回。