第1話 【雪の降る村 其の1】
せかへい 外伝14
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第1話
【雪の降る村 其の1】
今年も冬の季節がやってきた。サージュ村では冬を越すために王国に買い出しに行き、魔道具や食料の買い出しに行く。
冬は他の季節よりも買い溜めておくものが多い。
その理由は雪の影響である。
サージュ村からオーボエ王国へと向かうルートでは積雪になることがある。その場合馬車での移動が困難になり、雪が降ってしまうと買い出しに行けなくなるのだ。
そのためもしも買い出しに行けなかったとしても、その間は問題がないように多めに買い揃えておく必要があるのだ。
また冬の間は村では作物が取れない。冬に育つ野菜も育てているが、天候次第では作物がやられてしまう場合もある。
そのためオーボエ王国で売られている保存に適した食力を買い溜めしておくのだ。魔法により保存期間が伸びるようにされているものもあるので、これらを使い冬を越すのだ。
食料の他には魔道具も購入する。冬の寒さを凌ぐために部屋の温度を暖かくすることができる魔道具や、氷を溶かすことができる魔道具。
冬を凌ぐための魔道具を購入する。
その他には衣類や日用品なども買い貯めておく。これらを買っておくことが、冬を越えるためには必要な道具となるのだ。
普段よりも多くのものを買うため、馬車も多く出すことになる。少ない時では一台。基本は二台の馬車で買い出しに行くのだが、冬は基本的に三台になる。
買える時に買い溜めておく。それが重要なのだ。
それに村で撮れたものを売りに行くというのもある。秋に収穫したものを大量に売りに行くのだ。
作物や衣類、サージュ村での生産品を売りに行く。
サージュ村はギルドなどがあるわけではないので、冒険者のような旅人が来るのは少ない。
そのため、この売り出しが村の重要な収入源となるのだ。
大陸には様々な場所がある。サージュ村のように季節の変化がある場所や、山奥や砂漠などでは一定の気候が続く場所もある。
その場所に適した暮らしを人々はしているのである。
冬はかなり厳しい季節である。野生の動物も工夫をして冬を越す。
他の季節であっても野生の動物は群れを作り、生活している。それはモンスターから身を守るためである。
しかし、冬であってもモンスターは現れる。そのためモンスターは野生動物は脅威である。
野生の動物がモンスターから身を守る方法は群れで行動している。
冬には逃げ場が少なかったりすることから、モンスターの被害が多かったりする。
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今回は冬の話にしました。
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