不妊治療⑦採卵
前回から日が経ってしまいましたが、続きです。
2月25日に、採卵をしました。
卵の数はたくさん取れそうだけれど、果たして注射の効果は得られ、成熟卵が取れるのか、そして痛みが、とにかく心配。。
採卵は朝一番に行いました。8:10にクリニックへ。
夫も休みを取って付き添い(採精)です。
夫が先に診察券を入れ、8番。
私の受付番号が9番。(苦しむの9?!痛いの?!)
多くの不妊治療クリニックが、この番号制を採用していると思います。通っているクリニックではさらに、診察券を採血・内診・診察・処方とすべての場面で確認をします。徹底していますよね。もちろん、診察室は4番はありません。
採卵はナースセンターで行うので、いつもと違う待合室にドキドキ。
私がお手洗いに行っている間に、主人は荷物を置いてどこかに消え・・(もう呼ばれていたようです)
私もそのまま呼ばれ・・・主人から一言も貰えないまま、ナースセンターへ。
この日の採卵の人数は分かりませんでしたが、
卵の数が少ない人から採卵をするようで、私は7番目とのことでした。
ナースセンターから個室のベッドがある部屋に案内されて、とっても快適!
でもその番号、13番。(・・・。)
ドキドキしながら、恋つづを見ながら待ちました。
健くんに手術されているつもりで頑張ろうと・・・(思いっきり女医さんだけど。笑)
麻酔なしなので、座薬だけ入れて、お手洗いを済ませるよう言われ
いよいよ呼ばれました。9:45頃でした。
手術室の前の椅子で、もう待つことしかできなくなり緊張感が限界に…。もう逃げられない…ふと、そう思ってしまいました。
中に入ると、暗い手術室。
よくドラマで見るアレだ…。
そして手術台に乗り、両足を固定されて、何をされているのかも全く見えない。超怖い。
「消毒しますね~」
これも痛いと噂に聞いていた消毒。
それほど痛くなく、おや?大丈夫か?と。
そしていよいよここからか…と思いながら始まった採卵。
あれ…( ^ω^)・・・痛くない!!!
思っていたよりもだいぶ痛みが少なく、
チクチクとした注射の痛みかと思いきや
生理痛のような鈍痛で、違和感があるだけで全然耐えられました。
何より看護師さんが優しく私のお腹の上に手を置いてくれていたので、重ねるように私もその上に手を置き、終始安心できました。。
モニターを見ながら、卵が吸われていくのを見ていると、
頑張ってきてね!という気持ちが…。
なかなか取れないのがあって、「取れないね~」「しぶといね~」と、みんなで笑っていられるぐらい大丈夫でした。
麻酔なしでモニターで術中の様子が見られるこのクリニックを選んで、良かったと思えた瞬間でした。
採卵の際、看護師さんが「13リンスです~」と言っていたので、卵の数のことかと思っていたのですが、どうやら〇〇リンスというのは消毒液のことで、採卵の管に消毒液を流した、という意味らしいです。
最後にガーゼを詰めてもらって、終了。
痛くなかったけど、足はずっと震えていて、手汗も凄かったです。
※痛みには個人差があります
↑でも、私も卵管造影検査や採卵の時に痛いのではないかと検索魔になっていましたが、人間って、未知なものに出会う瞬間が一番怖いんだな、と確信した瞬間でした。例えば初めて乗るジェットコースターは何が待ち受けているか分からないけれど、何回目かだったら大丈夫みたいな、あの感覚に似ているような。だから、大丈夫。
どうして不妊治療ばかりが痛い思いをしなきゃいけないんだって、思う事もあるけれど、でもこの先に命を授かることができたのなら、私はこの痛みさえも愛しいと思いたい。
その、かけがえのない瞬間のために、全身全霊で頑張ります。
長くなったので、次に続きます!