ニュージーランドで妊娠・流産をした話
ニュージーランドは2021年の8月からロックダウンに入り、私の住んでいたオークランドと夫の住んでいたワイカトはその後数ヶ月に渡りロックダウンが続くこととなった。
遠距離婚だった私たち夫婦を心配した私の上司がリモートワークを許可してくれたので、10月半ばから夫の拠点である田舎町で結婚後初めての同棲生活をスタートした。
引っ越しに関する記事はこちら。
同棲開始後、割とすぐに私たちの初めての赤ちゃんを授かった。
とても悲しいけれど、2022年の初め、12週の定期検診で赤ちゃんの心拍を確認できず、流産となった。
日本とニュージーランドとで妊娠・出産の制度が違うことでたくさん不安を抱える中、日本語でシェアされた経験談や産婦人科のホームページなどに記載された情報はとても大きな心の支えになった。
流産は思っていた以上にショックが大きくて、まだ思い出すたびに泣いてしまうけど、この話をシェアしようと思ったのは、私自身がたくさんの人の経験談を読むことでいろんなことを感じ、しっかり心構えすることができたから。
こんな悲しい経験は誰の身にも起こって欲しくないけど、一定の確率で起こりうることだし、きっといつか誰かの役に立つときが来るかもしれないので、私の身に起こったことをここに残しておこうと思う。
長くなるので、妊娠編・流産編と分けて公開します。
妊娠編はミッドワイフ制度を持つニュージーランド特有の話も多いけれど、妊活から妊娠初期についての話。
流産編は実際にどのような症状があり、宣告を受けたときのこと、実際に受けた処置、予後についてのお話。
※流産編はとてもセンシティブな内容を含みます。
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