【連載コラム】もっと知りたい障がい者福祉 ~第7回安心して暮らせる地域での生活~
皆様の中には、日頃障がい者福祉と関わる機会 はないけれど、状況や課題を理解したい、どんな支援が自分にできる のか考えたいと思われる方がいらっしゃると思います。 こちらのコラムはそのような方に向けて、障がい者福祉を取り巻く状況を知っていただけるような情報をお届けします。
今回は、障害をもつ方が身近な地域で安心して暮らせるよう、どのような取り組みが行わ れているかご紹介します。 市町村等が主体となって行う地域生活支援事業は、それぞれの地域の特性や利用者の状況に応じて、柔軟な形態で計画的に実施する事業です。
例えば大分県では、
①ニーズに応じてグループホームなどの安心できる住まいの場を確保、②入院している方等が、地域生活にスムーズに移行できるよう生活訓練を整備、③スポ ーツ・レクリエーションや文化活動の振興を図り、地域の方との社会参加活動の推進が行われています。具体的には、大分国際車いすマラソン大会の開催などユニバーサルスポーツの推進が積極的に行われています。
また、2018年度からは重度障害者の大学進学を対象にした「修学支援事業」、20年度から は就労先を対象にした「就労支援特別事業」が加わり、通学・通勤、学内や事業所内でヘルパーの支援を受けられるようになっています。支援があれば通学・通勤できる重度障害者は 一定数おられるものの、実際には、制度の周知が進んでいないことやヘルパーの報酬にかかるコストが課題となっています。
皆さんがお住まいの市町村では、そのような取り組みが行われているでしょうか?自治体のホームページや市報等をご覧になられると新たな発見があるかもしれませんね。
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