私が「福祉」の商品に特化したショッピングモールを作ろうと思った理由
PIPPOは、ハンディキャップのある方々が携わる製品に特化したショッピングモールです。
ショップとして出店しているのは、福祉作業所や就労支援施設です。
福祉作業所や就労支援施設では、ハンディキャップのある方々が生活や就労のサポートを受けています。
福祉の支援を通して、お菓子、パン、調味料、野菜、日用品、アクセサリー、バック様々な製品を製造・販売しています。また、実際に雑貨店やカフェ、パン屋さんなど店舗を運営し、販売も行っています。
PIPPOは、それらの製品をネットで販売する【場所】を提供します。
サイトを作ろうと思った理由:自分の「買いたい」「知りたい」が原点
私は、数年前まで福祉作業所の存在を知りませんでした。作業所を知るきっかけは、友人が福祉事業所に勤めていたことです。私は、もともと手作りの製品が好きで、自分で手作りすることも好きでした。作業所でいろいろなものを作っていると聞き、「何を作ってるか知りたい。調べてみよう!」と思い、さっそくネットで調べてみましたが、なかなか思うように情報にアクセスできませんでした。
欲しいなと思った製品は、地元のバザーや販売会、セレクトショップなどでしか手に取ることができませんでした。
私はその当時、出産したばかりで、初めての子育てで不安もあり、赤ちゃんを抱えながら遠くに買い物に行くことは、とてもハードルが高いことでした。もっと手軽に簡単に買えたらな、もっといろんな製品知りたいな・・・という思いがどんどん募っていきました。
「買いたい人」と「売りたい作業所」をつなげるプラットフォームを作りたい
情報収集していくうちに、作業所の運営の現状、売上があげられないこと、働き続けることの難しさなど様々な課題があることがわかってきました。
作業所の製品を欲しいと思う人がいる。(私ですが・・・)
でも、手軽に買えない現状がある。
売上をあげたいけど、販路拡大できない作業所がある。
この2つを繋げるプラットフォームを作ること。
それは「買いたい人」「作業所」の両者だけでなく、これからバリアフリーを目指す社会にとっても大きな利益をもたらすのではないか。
そう思って作ったのがショッピングモールPIPPO(ピッポ)です。
支援と販売の狭間での奮闘する支援者。そのお手伝いがしたい。
福祉事業所で働く方々は、日々、利用者の方と向き合っています。その中で、製品を売ること、一般市場に流通させようと力を尽くすことは、とても難しいことです。
多くの支援者の方が支援の合間、合間で時間を作ってメルカリやミンネに出店したりしています。しかし、なかなか思うように作業できないのが現状です。また、出店者がたくさんいるネット販売では、いろいろな施策をしないと商品が埋もれてしまい、なかなか買い手の目に届きません。
私にできること。それは、新しいプラットフォームを作って、販売のお手伝いをすることだと考えました。
買うだけじゃない、みんながつながる「プラットフォーム」になりたい。
ショッピングモールとして、商品を買う場としてのPIPPO。
作業所の良さを伝える場所としてのPIPPO。
作り手、支援者を応援できる場所としてのPIPPO。
作り手・支援者・買い手のみんながつながるような場所にPIPPOはなりたいと思っています。