娘よ!そのまま生きなはれ!
昨日は久々に娘(23?24歳フリーター)のライブ。
地元では有名なお祭りらしく、広い厳かな神社の一角にステージが用意され、38年続いている音楽祭?にメインで出演させて頂いた。
お客さんはすごい人数。200人くらい?
所狭しとパイプ椅子が並んでいる。
地域の自治会や消防団やボランティアの方が沢山お手伝いしてる様子。
いろんな場所で演奏してきたが、神社は初めて。親はドキドキ。和楽器じゃないし、想像がつかない。
娘はいつもと同じだった。
笑顔で叩く。
跳ねる。
MC。
お客さんに求めるコール&レスポンス。
いつもそうなんだけど、安否確認と共に胸がいっぱいになる。
元気そうだね。手も抜いてないね。
楽しそうに弾けて、かつ冷静に進行。
(でも、音楽で食べていく気はない、と言う)
そんなに跳ねると交感神経が参っちゃうよ…
と思っちゃう自律神経失調症の母。
地元のお客さんたちは楽しげに優しく見守ってくれた。
娘にまともに会えるのはライブの後だけ。でも撤収もあるし、他のお客さんとも話をしないといけないので、話せるのはほんの一瞬。
皆への差し入れを渡しつつ、
良かったよー、お疲れ様ー
パーマかけたんだね。
うん、あそこに縦に座ってたでしょ。(私ら夫婦)
(ステージから、結構見えるものです。)
そういえばね、今のバイト、販売じゃなくて営業になったんだー。可笑しそうに話す。
えっ、どういうこと、どういうこと??
話せたのはここまで。
バイトでも営業するんだ。
前に就職の話をしていた時、
娘は
「私、生きてるだけでいいんだ!」
と思ってもみない言葉が飛び出した。
でもどこかで聞いた覚えが…
そういえば私が入院した時、問診の後の採血は娘が付き添い。
しばらく横になっていた私は
「お母さん、生きてるだけでもいい?」
と今は何も出来ない不甲斐ない自分を許してほしくて聞いた。
娘は「いいよ、別に」と、それだけ言って付き添ってくれた。
あの時の言葉を自分の生き方にしてない?
逃げ道にしてない?
あれは何も出来ない人が言ったわけで、あなたは何にでもなれる。これからの人間なんだから。
でも今日 一生懸命演奏する娘を見て、
「生きてるだけ」なんてとんでもない、と思った。バイトもきっと頑張ってる。(正社員は嫌だけど)
我が家の家訓は「頑張らない」。自分で息抜きしながら好きなことをして欲しい。
お金をためては友達と海外に行き、ローンでバイク購入、中型免許を取り(親に言うと反対されるから事後承諾)、家には顔を出さない。
LINEは業務連絡のみ。
ライブは貴重な対面の場。
娘はすごく楽しんでいる。充実している。
これでいいんだ。精一杯生きている。
そのまま、やりたいことをやりなはれ!