メモ帳で出来るオリジナルアドインの作成方法PART1
今回はPowerPointアドインの作り方を説明していきますよ~(*♥ω♥*)
長くなるので第3回(くらい)にわたって説明していく予定!気になっていた方や、アドインって何だよという方も一読してもらえれば(●´∀`)b
会社ではソフトのインストールできないんじゃーって方も作れるようにメモ帳1つで作っていきます!ツールを使用して作成したい方はググれば出てくると思いますのでそちらを参考に。
※ 注意事項として、Office2010以降でWindowsをお使いの方が対象です。
今回の説明はアドインの作り方であって、VBAに関することは説明を省略するので、完全にVBAの初心者です!という方はアドイン作成より先にVBAを覚える事をお勧めします。
最後の方には僕が何故個人用マクロブックではなく、アドインを使っているのかのメリットもお伝えしたいと思います(´ω`*)
ではいってみよーーー!!
1. 最初の準備
まず新規プレゼンテーションを立ち上げてVBE(ALT+F11)を開いてください。標準モジュールに下記をコピペしましょう。モジュール名は「Member」に変更してください。
Option Explicit
Sub test1(Ribbon As IRibbonControl)
MsgBox "マクロ1"
End Sub
Sub test2(Ribbon As IRibbonControl)
MsgBox "マクロ2"
End Sub
Sub test3(Ribbon As IRibbonControl)
MsgBox "マクロ3"
End Sub
プロシージャ名の後ろの()内はアドインから呼び出しする時に必要なので必ず記述してください。違う記述方法(便利)もありますが、まずは基礎から。(便利な方はPART3くらいで説明予定。)
次はファイル→オプション→詳細設定と進み下記画像のの箇所にチェックを入れます。
2. ZIPファイルに変更する
次に保存したファイルの名前(拡張子)を.pptmから.zipに変更します。
zipファイルを解凍すると中身はこんな感じ。
3. xmlファイルを編集し、アドインを作る
ここからはメモ帳でxmlファイルを編集していきます。
まず「_rels」フォルダを開きます。その中にある「.rels」ファイルをメモ帳で開きます。するとこんな感じで横長になっているので、「>」の箇所で改行すると見やすくなります。
Wordがある方は一旦2行目をコピーしてWordへ貼り付け→Ctrl+A→Ctrl+H→検索する文字「>」と入力し、置換後の文字列を「>^p」と入力し全て置換。「文書の残り部分も検索しますか?」と出てきたらいいえを選択。
置換されたらまたCtrl+Aでコピーし、開いているメモ帳に貼り付ければOK。
綺麗に整形するとんな感じ。3行目~6行目の間に下記を追加します。
<Relationship Id="myTab" Type="http://schemas.microsoft.com/office/2007/relationships/ui/extensibility" Target="customUI/customUI.xml"/>
Id="MyTab"は好きに変更しても大丈夫です。追加したら上書き保存で閉じてください。
※注意点として、メモ帳右下に文字コードが表示されていますが、UTF-8じゃない場合は上書き保存ではなく名前を付けて保存を選択し、文字コードを変更してください。↓
フォルダ階層を1つ戻り、次に「customUI」フォルダを作成します。
追加したらフォルダの中に「customUI.xml」を作成します。
作成したらメモ帳で開いて下記コードをレッツコピペ!!
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<customUI xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/2009/07/customui">
<ribbon>
<tabs>
<tab id="tab1" label="テスト">
<group id="id1" label="グループ1" autoScale="true">
<button id="test1" label="テスト1" imageMso="HappyFace" size="normal" onAction="Member.test1" />
<button id="test2" label="テスト2" imageMso="HappyFace" size="normal" onAction="Member.test2" />
<button id="test3" label="テスト3" imageMso="Heart" size="large" onAction="Member.test3" />
</group>
</tab>
</tabs>
</ribbon>
</customUI>
ひとまずこれで保存します。テンプレだと思っていただいてOKです。
コードについて詳しい内容は後ほど説明します。
3. 圧縮して完成
それでは編集したファイルを圧縮してpptmに戻します。
pptmに戻したら開いてテストタブを選択してみましょう!
4. アドイン化していつでも使用可能に!
開いてるpptmファイルを、名前を付けて保存(F12)をしましょう!
次に新規追加を選択。
先ほど保存したファイルを選択します。
すると使用可能なアドインに追加されチェックが付きます。閉じるを選択し完了。これでどのプレゼンテーションを開いてもオリジナルタブが表示されるようになります(・∀・)
最後に
はい完成!!!!ww
アドインにすることで、どのファイルからでもマクロを実行出来るというメリットがあります(●´∀`)以前にマクロ保存したけど、どのファイルだっけなぁと探したり、コードコピペして使いまわしたりする必要がなくなります!なので僕はアドインを使用しています(・∀・*)
ここまで読んで中身をどう変更すればよいかがわかる理解力変態の方はこれより以降の連載については読む必要がありません(多分)ので、ありがとうございました(*’▽’)
次回よりコード(xml)の説明をしていきますよー!
すぐ公開できるよう頑張ります(*`д´)b
PS. サポートいただけると大変喜びます(嬉*0∀V*$)