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「死にたい」と思ったことがない人たち
3年ほど前、母が「死にたいと思ってしまうなんて異常だ」と言ったのを覚えている。
私は、人なんて誰しも一度くらいは本気で死にたいと思ったことぐらいあるだろうと思っていたもんだからびっくり仰天した。
しばらく受け入れられなかったけれど、自分の視点の少なさを自覚した。
「死にたい」と思ったことが無い人を侮辱しているのでも、逆でもなんでもなくて、
自分が思っているよりみんな感じ方、受け取り方、対処の仕方が違うんだ。
という事を強く感じた。
当たり前っちゃー当たり前ですが!笑
意識し続けていないと、人間はおバカですから、すぐ自分と同じ様に他人と接してしまうわけです。
自己開示をする時にうっかり、
「いやー実はこんな事があってさあ、本気で死のうと思ってさぁ〜」
だなんて言わないようにしなければ。
相手は本気で死にたいと思った事が無いかもしれないという事を忘れない。
相手の衝撃と認識を意識しよう。
私だって希死念慮を持つ人の思考や、人をぶん殴る人の思考なんて分からない。
だから世界まるっと分かりあうなんて無理だし、他人の心は一生読めないし、だからこそ面白いですね。この世の中は!
みんなが無限通りの鍵みたいで、一生新しいポケモンに出会い続ける冒険みたいで、人間に生まれてよかったなぁって思います。
いつもと同じ着地点をしてしまいました。こういうのも多分みんな着地点は同じじゃ無いよね。