![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/105092593/rectangle_large_type_2_2c144d181c76a18b55c7c4f63e5ca4ef.png?width=1200)
AIリアルタイムボイスチェンジャーMMVC_v1.5_導入講座_構築編
講座記事一覧 最初と編まとめ
前回:概要編 次回:録音編A_Colabで録音
こんにちは。ピポッです。
AIリアルタイムボイスチェンジャーである
I'mずんだもん王への道_MMVCの導入講座動画を作っている者です。
当記事では
『MMVC_v1.5_導入講座_構築編』
として、MMVCの録音・機械学習までの環境構築を記述します。
具体的には
『Googleアカウントの作成』
『MMVC_Trainer(v1.5)のインストール』
の2つについて説明します。
補足として、2023年05月05日時点でのmain_versionである
『MMVC_Trainer(v1.3)のインストール』
も記述します。どのversionでもインストール方法はほぼ同じです。
Googleアカウントの作成
MMVCを使うには機械学習が必要です。
機械学習はGoogleの無料サービス
『Google Colaboratory』と『Google Drive』を
使う事で可能ですが、この2つを使うにはGoogleアカウントが必要です。
よって、まずGoogleアカウントを作る必要があります。
Googleアカウントを既に持っており、
かつGoogle Driveの残り容量が十分(7GBくらい)あるなら
この手順は飛ばして構いません。
Googleにアクセスする
まずはGoogleにアクセスします。
非ログイン状態の場合、右上に『ログイン』と表示されます。
この『ログイン』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683260765628-yCsEgUMzOj.png?width=1200)
アカウントを作成する
作成済みアカウントが無い場合、『ログイン』画面が出ます。
左下にある『アカウントを作成』を押し、さらに出る項目から
『個人で使用』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683260815464-Cr5RVz8wGK.png)
次に『Googleアカウントの作成』画面が出ます。
姓と名に何らかの文字を記入し、
『ユーザー名』にGoogleアカウントのメールアドレスになる
英数字を記入します。
この時、既存の『ユーザー名』(メールアドレス)は使用できません。
『このユーザー名は既に使用されています。
別のユーザー名を選択してください。』
と出ましたら、別の英数字にしてください。
パスワードは思い出せるパスワードを記述し、
確認の欄はパスワードと同一の文字を入れてください。
各欄の記入が完了したら『次へ』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683260855909-xnIGROCmpT.png?width=1200)
次に『Googleへようこそ』画面が出ます。
電話番号、再設定用のメールアドレス、
生年月日、性別の記入が求められます。
この内、電話番号と再設定用のメールアドレスは省略可能です。
再設定用のメールアドレスは、アカウントのパスワードを忘れた時などに
使う事があるため、設定しておくと便利です。
電話番号は無しで構いません。
各欄の記入が完了したら『次へ』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261108870-TOOflB7G9W.png?width=1200)
電話番号と再設定用のメールアドレスは省略可。
次に『プライバシーポリシーと利用規約』画面が出ます。
利用規約やプライバシーポリシーに同意できるのであれば、
最下部にある『同意する』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261150827-tIRC7ZEnAE.png?width=1200)
問題なければ 最下部にある『同意する』を押す。
アカウントの作成が完了すると、Googleトップページに戻ります。
右上が『ログイン』でなく、丸いアイコンに変化していたら
『Googleアカウントの作成』は完了になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261176939-DE3SZ3VtQa.png?width=1200)
右上が 『丸アイコン+文字』ならアカウント作成・ログイン済み。
この状態で次の作業に進む。
MMVC_Trainer(v1.5)のインストール
インストールは、2023年05月05日までにある
導入講座動画(v1.3旧版)での紹介手順と完全に別です。
この項目で記述した手順で進めてください。
v1.5ではなくv1.3を使う場合も、導入講座動画(v1.3旧版)と
手順が違うため、後に記述します。
当項目の★( )印の箇所のみ、v1.5とv1.3で手順が異なります。
MMVC_TrainerからOpen in Colabを押す
まずはgithubのMMVC_Trainer(機械学習用ソフト)のURLに移動します。
https://github.com/isletennos/MMVC_Trainer
次に、『main』と書いてあるタブを押し、表示される中から
『v1.5.0.0SiFiGAN』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261328847-5Z37RHhepy.png?width=1200)
mainボタンから 『v1.5.0.0SiFiGAN』を選択する
次に『main』の所が『v1.5.0.0_SiFiG...』に変化した画面になります。
ここで、上にある緑の『Code』……ではなく
下にスクロールして『Install』の項目まで移動してください。
『Install』の項目にある
『Open in Colab』のボタンを押してください。
『Open in Colab』からMMVC_Trainerのインストールをします。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261430220-0aswQ64Nuu.png?width=1200)
以前はCodeから導入していたが、2023年05月05日時点では異なる。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261450454-4Mv78SW2Ef.png?width=1200)
ここにある『Open in Colab』を押す。
01_Clone_Repo.ipynb:0 ノートブックの準備
次に、Googleにログイン状態であれば、GoogleColab表示で
『01_Clone_Repo.ipynb』という名前の画面が出ます。
はじめてGoogleColab(.ipynbファイル)に移動した場合、
画面右下でColabの利用目的を聞かれます。
いずれかを選択して『次へ』を押してください。
『次へ』を押すと今度は職業を聞かれるため、該当する物を選択して
『送信』を押してください。
これでGoogleColabが使用できるようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261565991-G2XXRxZP4V.png?width=1200)
右上のアイコンが『Googleアカウントの作成』の物であるか確認する。
Colabの使用理由については、いずれかを選択して『次へ』を押す。
ここから改めて、MMVC_Trainer(v1.5)のインストールを行います。
まず、『0 ノートブックの準備』の枠の左にある
●▶のボタンを押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261610142-QjVCUKH3rJ.png?width=1200)
左の●▶を押すと実行が始まる。
ボタンを押すと●▶の周りに点線が表示されると同時に、
『警告:このノートブックはGoogleが作成したものではありません。』
と表示されます。
『このまま実行』を押すと進みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261639931-F9nXikBSH3.png?width=1200)
Google公式以外の物を使用する場合、このような表示が出る。
『このまま実行』を押すことで、MMVC_Trainerの準備が進む。
『このまま実行』を押すと●▶ボタンが動き出し、
『0 ノートブックの準備』の枠の下部に
『log: パッケージのインストールを開始します。』
と表示され、色々出てきます。
●▶ボタンの左に緑のチェックマークが付き、
『0 ノートブックの準備』の枠の表示を一番下までスクロールして
『log: パッケージのインストールが完了しました。』
と出ていればOKです。次に進んでください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261693741-W7KnnkhwfJ.png?width=1200)
実行が始まると、右上に『RAM ディスク』と表示される。
●ボタンの左に緑のチェックマークが付いたら完了している。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261715987-THScLBL2Yw.png?width=1200)
問題なく完了していれば、『0ノートブックの準備』の枠の 最下部に
『log: パッケージのインストールが完了しました。』 と出る。
01_Clone_Repo.ipynb:MMVCの利用規約
次に、『MMVCの利用規約 及び MMVC用音源の配布先(2022/08/10)』
があります。
こちらは、MMVCを使用する際のルールと、
使用音源に関するルールとダウンロード先を記載しています。
各規約に同意する方のみ、先に進んでください。
音源のダウンロードに関しては、
チュートリアルのずんだもんになる場合は必要ありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261808429-wmlypicBX3.png?width=1200)
音源の規約は個別にあるため、そちらも参照する事。
01_Clone_Repo.ipynb:1 セットアップの準備
次に、『1 セットアップの準備』に進みます。
『1 セットアップの準備』の枠の左にある
●▶のボタンを押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261948199-f17twYjLgg.png?width=1200)
実行中は●▶ボタンが●□ボタンになり、曲線がボタンの周囲を回る。
『1 セットアップの準備』の●ボタン左に
緑のチェックマークが付き、最下部に
『log: 事前学習済みモデルのブランチの読み込みが完了しました。』
と出たら完了です。次に進んでください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683261990073-EUIBamJElI.png?width=1200)
最後に『log: 事前学習済みモデルのブランチの読み込みが完了しました。』
と表示されていたら問題ない。
01_Clone_Repo.ipynb:2 セットアップ
次に、『2 セットアップ』に進みます。
『2 セットアップ』の枠の左にある
●▶のボタンを押してください。
すると『2 セットアップ』下部に
2 セットアップ
Platform:Colab
Directory:/content/drive/MyDrive
Repo-Bran…:main
PLM-Bran…:main
と表示されます。
この時点ではまだセットアップが完了していません。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262041631-psvHP1OhV3.png?width=1200)
●ボタン左にすぐチェックマークが付くが、完了していないので注意する。
ここで、★(1)MMVC_Trainer_v1.5を使用する場合は
『Repo-Bran…』の右を押して、中から『v1.5.0.0_SiFiGAN』を、
『PLM-Bran…』の右を押して、中から『v1.5.x.x』を選択してください。
選択したら、下にある『次へ』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262145259-Bi5E0pOVzi.png?width=1200)
Repo-Bran…:v1.5.0.0_SiFiGAN
PLM_Bran…:v1.5.0.0
にしてから『次へ』を押す。
『次へ』を押すと、
『log: Google Driveのマウントを開始します。』
と出てから、
『このノートブックにGoogleドライブのファイルへの
アクセスを許可しますか?』という表示が出ます。
『Googleドライブに接続』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262203973-DYjfARtSgk.png?width=1200)
『Google ドライブに接続』を押す。
すると新しいウィンドウで『アカウントの選択』が出ます。
使用するGoogleアカウントを押してください。
次に表示される
『Google Drive for desktopがGoogleアカウントへの
アクセスをリクエストしています』
は、下にスクロールして『許可』を押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262244174-I2OMeOqMSt.png)
作成したアカウント(または使用するアカウント)を選ぶ。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262281588-I8baxsjDUY.png)
同意するなら下へスクロールする。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262305935-J5HhuN3LvE.png)
『許可』を押す。
『許可』を押すとウィンドウが消え、01_Clone_Repo.ipynbの
画面に戻ります。
『info: 少し時間がかかります。このままお待ちください。』
の表示からしばらく(数分以内)お待ち下さい。
『2 セットアップ』の枠内で★(2)
『log: MMVC_Trainerリポジトリのチェックアウトを開始します。』
の後に続くbranchが選択したRepo-Bran…(v1.5.0.0_SiFiGAN)であり、
『log: 事前学習済みモデルのチェックアウトを開始します。』
の後に続くbranchが選択したPLM-Bran…(v1.5.x.x)であるか確認し、
最下部に
『log: 事前学習済みモデルのダウンロードが完了しました。
処理が完了しました。』
と出たら完了です。次に進んでください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262360931-o7x7wkSwzp.png?width=1200)
『処理が完了しました。』とあればOK。
ただし、上の方にある『branch』の表示が
★(2)目的のバージョン(v1.5.0.0_SiFiGAN, v1.5.x.x) になっている事を確認する。
01_Clone_Repo.ipynb:3 確認
最後に『3 確認』で、正しくインストールできたか確認します。
『3 確認』の左にある●▶のボタンを押してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262651146-wi1eh2rOrJ.png?width=1200)
実行後に表示される内容で、★(3)最初が
『3 確認
Directory: /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-v1.5.0.0_SiFiGAN』
であり、最後の3行が
『Directory: /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-v1.5.0.0_SiFiGAN /fine_model
D_v15_rev00_finemodel.pth
G_v15_rev00_finemodel.pth』
であれば、MMVC_Trainer_v1.5のインストールは
正常に完了しています。お疲れ様でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262707074-nKbu006vIZ.png?width=1200)
Directoryが /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-v1.5.0.0_SiFiGAN であること、
Directory: /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-v1.5.0.0_SiFiGAN /fine_model の下が D_v15_rev00_finemodel.pth
G_v15_rev00_finemodel.pth
となっていれば、MMVC_Trainer_v1.5のインストールは完了になる。
MMVC_Trainer(v1.3)のインストール
ほとんどは『MMVC_Trainer(v1.5)のインストール』と同じです。
★(1),★(2),★(3)の場所のみ異なります。
★(1)01_Clone_Repo.ipynb 2 セットアップ
ここで、MMVC_Trainer_v1.3を使用する場合は
『Repo-Bran…』、『PLM-Bran…』を
mainのまま進めてください。
※2023年05月05日時点では、mainがv1.3になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262844659-5PSOnfelP5.png?width=1200)
Repo-Bran…:main
PLM_Bran…:main
のまま『次へ』を押す。
★(2)01_Clone_Repo.ipynb 2 セットアップ 実行結果
目的のバージョン(main, main)
になっている事を確認する。
※2023年05月05日時点では、mainがv1.3になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1683262889594-4xK2sGAJLI.png?width=1200)
『処理が完了しました。』とあればOK。
ただし、上の方にある『branch』の表示が
目的のバージョン(main, main) になっている事を確認する。
★(3)01_Clone_Repo.ipynb 3 セットアップ 確認
最初が
『3 確認
Directory: /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-main』
であり、最後の3行が
『Directory: /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-main /fine_model
D_180000.pth
G_180000.pth』
であれば、MMVC_Trainer_v1.3のインストールは
正常に完了しています。
※2023年05月05日時点では、mainがv1.3になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1683263057588-g50BqXn4EI.png?width=1200)
Directoryが Directory: /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-main であること、
Directory: /content/drive/MyDrive/MMVC_Trainer-main /fine_model の下が
D_180000.pth
G_180000.pth
となっていれば、MMVC_Trainer_v1.3のインストールは完了になる。
構築編まとめ
Googleアカウントの作成
→表示通りにGoogleアカウントの作成を進めてください
アカウントが既にあるならこの手順は不要ですMMVC_Trainer(v1.5)のインストール
→このURLの『Install』にある『Open in Colab』から進めますMMVC_Trainer(v1.3)のインストール
→ほぼv1.5と同じ手順です。
2 セットアップのRepo-Bran…、PLM_Bran…
をmainのまま進めればv1.3になります。
以上が『MMVC_v1.5_導入講座_構築編』になります。
2023年05月05日時点でのMMVC導入講座動画と手順が違う
(特に、導入は『MMVC_TrainerのInstall、Open in Colab』から行う点)
ため、現行の導入手順を把握できたら幸いです。
最後に(開発者支援)
開発者である天王洲アイルさん(@IsleTennos)は
PIXIV FANBOXを開設しています。
有料プランもあるため、資金の支援が可能です。
MMVC開発を支援したい方は是非支援をお願いします。
無料プランでMMVC開発状況も書く(らしい)ため、
リンク先を登録しておくと便利だと思います。
FANBOXは下記URLになります。
公式サポート音声募集中
MMVC公式サポート音源は常時募集中です(FAQより)。
ご自身の声をMMVC公式サポート音源にしたい場合は、
開発者である天王洲アイルさんのTwitterか
MMVC DiscordサーバーのIsleTennos#5740(天王洲アイルさん)に
DMにてお問合せください。
MMVCで分からない事があったら(FANBOXで質問)
不明点はMMVCのDiscordサーバーで質問可能ですが、
それとは別の質問用窓口が作成されました。
下記の、MMVC開発者天王洲アイルさんのpixivFAOBOXにて質問可能です。
MMVC関係で分からないことがあり、
Discordに入る事が難しい、質問しにくい、といった場合は
『MMVCに関する開発者に問い合わせ』にて質問してみてください。
次回予告(録音編A_Colabで録音)
次回は『録音編A_Colabで録音』として、
Colabの上で自身の音声を録音します。
やることは
『02_Rec_Voice.ipynbを使う』『録音する』です。
02_Rec_Voice.ipynbの使い方や録音での注意点を記すため、
『録音編A_Colabで録音』として記事執筆予定です。
関連リンク
Google:https://www.google.com/
Google Colab(Google Colaboratory):https://colab.research.google.com/
MMVC_Trainer(v1.5):https://github.com/isletennos/MMVC_Trainer/tree/v1.5.0.0_SiFiGAN
01_Clone_Repo.ipynb:https://colab.research.google.com/github/isletennos/MMVC_Trainer/blob/v1.5.0.0_SiFiGAN/notebook/01_Clone_Repo.ipynb
開発者Twitter:https://twitter.com/IsleTennos
開発者FANBOX:https://mmvc.fanbox.cc/
MMVC Discordサーバー:https://discord.com/invite/2MGysH3QpD
MMVCニコニコ大百科:https://dic.nicovideo.jp/a/mmvc
記事執筆者Twitter:https://twitter.com/pipo_lll
記事執筆者Youtube:http://youtube.com/@pipo_lll
記事執筆者ニコニコ:https://www.nicovideo.jp/user/653583/
Imずんだもん王への道(旧版のMMVC導入解説動画)
ニコニコ Youtube
記事執筆者Note:https://note.com/pipo_lll
記事執筆者_欲しい物リスト(何かいただけたら嬉しいです)
https://amzn.to/37XNPOL