逃避のなかにいる。
私は今、逃避のなかにいる。
実家暮らしに甘えて遠方の友人達の元へ遊び回ったり観たかった演劇をみて、みたかった映画をみている。
でも時々、どうしようもなく虚しく寂しい気持ちになる。この生活が永遠ではないこと、いつかはみんな結婚して家庭を持って私を忘れてしまうんだろうな、両親は老いてしまって、そしたら私は、、、。
ちゃんと現実に戻らなきゃという自分と、まだあとちょっとだけ、、、と甘える自分。
都会に何回もでて、私が確かめているのは、確かに私の生きる場所はここではないなということだ。どれだけ私が観たいエンタメも、欲しいものも、自分の生き方までは揺り動かさないことを何度も何度も確かめているみたいな作業に思える。
皆、こんなことしなくても生きていく場所を決められるし一緒に生きていく人を決められるのがすごいと思う。
人生は何が起こるかわからないけれど、私の望みは結局は18歳から変わっていなくて、でも今は寄り道期間って決めてる。
自分で決める寄り道なんて、変だけどそれでもやっぱり私が私に問いかけるために必要な寄り道で、甘えだ。
でも、こんなに楽しい期間を私がちゃんと辞められるのか、その後の独りに耐えられるのか。
現実は全然甘くなくて、拠り所は傷つかないと手に入らなくて、傷ついても手に入らないのに私は生きていけるのかな。
自分のこと以外を大切にしていけるのかな。
私以外の正義をいいねっていえるのかな。
ちゃんと思ってること、全部とは言わなくても、忖度なしで言葉にできる場所、またみつかるかな。