卵巣に腫瘍が見つかった話
これはあくまで個人の経験に基づいた備忘録みたいなものです。所々省略してるところもあるし、医療に関して全く知識のないド素人が書いてます。
それでもこうやって文字にして残しておこうと思ったのは、私と似たような状況におかれて、何を頼りにすればいいかわからない、そんな人の支えになればいいなぁと思うからです。
よければ最後まで読んでください。
なんか体が変だなと思ったらすぐ病院行けよ!!!
時を遡ること2月中旬。
なんか太った???
どう考えても下っ腹が出てる。言うなれば肥満気味のおっさん体型。
ナイシトールZのCMに出れそうな感じ。
まぁ最近食べすぎてたもんなぁ、そりゃ太るよな、、くらいにしかこの時は考えてなかった。
3月上旬
妊娠した、、?
え???妊娠してるよね、このお腹は。
想像妊娠???え、相手誰???
推し??推しなの??
この時に病院に行ってればなぁと本当に思う。
だって普通じゃないもん。服着れないし。
バイト用のスーツも入らなくなってきてボタンを外して勤務してたのはここだけの話ね。マジで。
でもこの時バイトのシフトがギチギチに詰まってて、正直病院どころではなかった。
んなことどうでもいいから病院行けよ
って今なら声を大にして言えるけど、当時の自分は金に目がくらんでそれどころじゃなかったんですよ、、金ほしい、、
3月中旬
我が家のねこ様が旅立ちました
自分の体を心配してる場合ではありません。
我が家で最も愛されていると言っても過言ではない最年長のねこ様が旅立ちました。
しかしわたくし、この頃になってようやく病院を予約したのです。
遅い、、!!!!!!
目の前で命が燃え尽きる瞬間を目撃したことで(正確に言えばその場にいることはできなかったのだけど)、いきものってこんなにあっという間に弱ってしまうんだなと、ひしと感じました。えぇ。
と、いうわけでようやく病院を予約したのはいいものの、その日程は2週間後。
待って待って、めちゃくちゃ先じゃない??
これ以上このお腹で暮らしていくの無理なんだけど。
これでは病院に行く前に確実に何かしらが産まれてしまう。
家族の勧めもあって、1週間予約を早めてもらいました。
本当はマイフレンズと山登りに行くはずだったのに、、。
ドタキャンを許してくれてありがとうマイフレンズ、、。今度なんか奢るね、、。
3月24日
ついに診察当日。よりにもよって11月に発熱外来でお世話になった副院長が診察室にいるではないですか!!!
いや、あなたのことが嫌いですオーラが半端ねぇな。
おいおいおいおい。
症状と病気は違うんですとか言い出したぞこいつ!
説教か?説教なのか??ふざけんなよ、説教聞くために友だちとの予定ドタキャンしたんじゃねぇんだよ。
とりあえず私のお腹見てもらっていいですか???なんて言えない。怖いこの人。泣いちゃう。
でもこのままではお腹を見せるまでもなく胃カメラの予約ぶち込まれて口からカメラ入れられてほらね何にもなかったでしょって言われてしまう!!!まずい!!
その瞬間救世主が現れたのです。それは我が母。
「とりあえずお腹見てもらっていいですか?異常なので。」
いや〜〜、、うん!
他にもっと言い方なかったかなぁとは思うけどさすが我が母!!大好き!!ありがとうお母さん!!!
しぶしぶ、、しょうがないなぁ、、みたいな感じで私をベッドに横たわらせ、私が服をめくった瞬間の副院長の顔を私は一生忘れないと思う。
「ほれみたことか!!!!!」
だから言っただろ、異常だって。
何が症状と病気は違うんです、だよお前がその違いをわかってねぇじゃねぇか。
形勢逆転。大勝利。
と思ったのも束の間、明らかに騒がしい。
え、エコー?今すぐ?
なになに、待って怖い。
廊下でしばらく待たされ、真っ暗な部屋に通される。
ひんやりとしたジェルでお腹をベタベタにされて、よくわかんないバーコード読み取るやつみたいなので撫でくり回された結果。
「卵巣が片方しか見えないです」
は?なんだって?
卵巣ってあれでしょ、子宮の先にある『手』みたいなとこでしょ(伝われ)
おいおいおい、片方しか見えないってなんですか。
もう片方はどこ行っちゃったの。家出?
「このまま婦人科にまわしますね、廊下で待っててください」
うっわぁ、なんだか大事になってきたゾ!!!
子宮筋腫だと思ってたけど、卵巣って言ってたなあの人、、でもやっぱり子宮筋腫だったりして??
(実はめちゃくちゃググッてた)
違った
病名(?)は卵巣嚢腫(のうしゅ)、もしくは卵巣腫瘍。
自分の人生の中で「腫瘍が見つかりました」って言われる日が来るとはね、、まだ10代なのに、、
卵巣って本来は直径3cmくらいしかないらしいんだけど、私の右卵巣は15cmくらいに腫れてるらしい。
15cmって、、笑うしかないじゃんそんなの。
(後日もっと衝撃の事実を知ります)
とりあえず紹介状をもらい、バイト先に連絡し(上司の声を聞いて安心して号泣するバイトはここです)、ひとしきり不安に駆られる。
この時はまぁどうせ良性でしょ?って気持ちの方が強かった。
腫瘍が見つかったけど良性でした🤗みたいな話結構聞くし。
でもそんな楽観的な気持ちは紹介先の病院で儚く散ることになります。
とりあえず今回はここまでにして、次回から紹介先の病院での話と、入院・手術までの話、入院期間の話を書こうと思います。
では、また。
ここまで読んでくださった皆さんに幸あれ🌈
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