ミニストップ
無職になってから、とにかく徒歩をするようになった。
暇だからだ。
目的地まで徒歩1時間くらいであれば当たり前に歩いて向かうようになったし、
逆になんの目的もなく4時間くらいお散歩したりということもするようになった。
そんな徒歩がち生活をしている中で、ひとつ気づいたことがある。
それは、
「都内には思っているよりも、ミニストップがある」
ということだ。
体感で、2時間歩いたら1回くらいのペースでミニストップに出会うような気がしている。
コンビニといえばセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3強というイメージがどうしてもつよく、
私にとって、ミニストップはというと「アイスクリームやホットスナックがとても美味しいとは聞いているけど、あんまり店舗がなくて普段は行くことがない場所」という印象だった。
でも多分、われわれが思っているよりも、ミニストップは、ある。
というか、「最寄りのコンビニがミニストップ」という人もいるはずなのだ。
ミニストップの隣のマンションに住んでいる人や、会社のビルにミニストップが入っている人、近くにミニストップしかない大学に通っている人。
そういう人は多分、セブンイレブンよりもローソンよりもファミリーマートよりもミニストップに行く回数がダントツ多いということになる。
変すぎる。
そういったミニストップユーザーたちは、
われわれがセブンイレブンの値段の話やローソンのパッケージの話などのコンビニあるあるを話しているときに、
自分はもっとおもしろいとっておきのミニストップあるあるを持っているのに誰にも共感してもらえないだろうからと、ぐっと堪えて歯がゆい思いをしているのかもしれない。
なんならそれを逆手にとって自己紹介で「わたし、最寄りのコンビニミニストップなんだよね」と言ったりし、「ミニストップキャラ」を確立しようとしている可能性もある。
お前またミニストップのお茶飲んでんじゃんといった「ミニストップいじり」を受けて、やめろよといいつつも内心美味しいなと思っているかもしれない。
そういえば私は本当にミニストップに行かないため、
ミニストップのプライベートブランドの名前すら知らない。
多分あんまり「良い」の感じがないから、「ストップ」は入っていない気がする。
でも「ミニ」も微妙な気がするので、どうなっているか気になる。
ミニストップのフライドチキンはやっぱり「ミニチキ」なのだろうか。
それだと小さいチキンみたいになってしまう。
「ストチキ」もなんだかスマートすぎて変だ。
気になる。
今度ミニストップに行ったら、プライベートブランドとフライドチキンの名前を確認してみようと思う。