”お笑い”を仕事に選んでくれたひとたちに、心からの感謝を
ちょうど、8年前の今頃。
夏からのひどい体調不良が精神的なものだと言われて、それからさらに数か月。
ようやく、私に”鬱病”という診断が下った。
”私が悪いんじゃない、病気だったんだ”
と、半分安心した、11月末。
合わない抗うつ薬で、痩せて動けなくなった。
外に出られない、お風呂に入れない。
それを乗り越えて、ようやく動けるようになってきたら、周りはみんな結婚出産、人生を進めてた。
未来がないなと思って死のうとした。
でも、生きてきた。
働いてみたけど、またダウンした。
また動けるようになっても、パート面接に落ちて落ちて。
家で、同じく心を病む母との関係に悩みながら、家出したくなりながら、出て行く能力もなく、母を苦しめてはいけなくて壊れそうになった。
私のせいで母が舅姑と縁を切ることになり、両親が離婚危機にもなって。
乗り超えて、ようやくいい勤め先も見つかった、と思ったら、やっぱり、病気をうまく理解してもらうのは難しくて、迷惑も散々かけて辞めた。もう少しで、”1年働けた!”って言えたのに。
友人には、連絡も取りたくなかったり、逆にすごく話したくて仕方なくなったりする時期もあった。でも、今は、もう、みんなと生活が違いすぎるし、話したところで、、、、、、、
今は、自分のやりたいことがたくさんみつかって、それに集中しているから、平気だ。
こんな、鬱病9年生を支えてくれたひとつに、”お笑い” がある。
心が鉛のようで動けず、何もできなくて寝ているときも、メッセージ性や刺激の少ない、バラエティ番組やネタ番組を流していると、笑えたりする。
音楽や絵を描くことがだいすきだけど、メンタルに関わってくることなのでどうしても、受け付けないことがあって。
そんなとき、お笑い芸人さんにどれだけ救われたか。
今日、久しぶりに、鬱症状で心が鉛になっていて。
社会に出るためにハンデがある私は、就労支援のサポステに通っているが、
昨日は初めて、担当のキャリアカウンセラーのSさんと話していて具合が悪くなってしまった。
いつも、たのしく笑って話せるのに。
過去の職場でのことを、フラッシュバックを考えずに自ら、深く話し過ぎてしまったのかもしれない。
そこに、”責任感の強さ”を指摘されたり、話す言葉のネガティブさを指摘されたりと、Sさんが珍しくいつもより強めに踏み込んできたことで、頭がパニックになり、話が入ってこなくなり、やがて返事をする力もなくなり、、、、、、
すっかり、鬱病人間を晒してしまった。
次、会えるかな。
サポステに通い始めてから、自己肯定感があがってきて前向きになれてきていたばっかりに、ショックと、この先の不安で、かなり苦しい。
このサポステがダメだったら、もう、私が社会に出る術はないのか。
結構な、重い心を抱えている。
久々に、心が鉛になっている。
でも、こういうときの過ごし方なんて、もう攻略している。
何せ、9年生だから。
現在ハマっている、お笑いコンビ『ニューヨーク』の出演した番組が、TVerで観られることが分かっていた。
『クセがスゴいネタGP』と『ダウンタウンDX』を、はしご。
今、メディア出演が増えてきているニューヨーク。クセネタ、本当に不覚にも笑った。やっぱり、この日の出演者の中でいちばん笑った。
ダウンタウンDXでは、昨年のM-1グランプリで「ツッコミが好みじゃない」と松本さんに言われたことなど、”ニューヨーク×松本人志”の攻防が、いい感じに展開されていてたのしかった。
お笑いを仕事にしているひとたちは、本当にすごい。
この、観ている間だけでも、抜け出せない苦しみを忘れさせてくれる。
ときにお笑いは、薬よりも効果があることがある。
『カジサック』の存在を知ってから、YouTubeにもかなりお世話になっている。
昨年、なんとか働いていた11か月半、出がけにカジサックの動画や、『毎週キングコング』を観て、ひと笑いしてから気合を入れて出かけていた。
そして、メンタルがボロボロで泣きながら帰った日も、キングコングの動画を観たら不思議と笑っていたなぁ。
そして、そのことをTwitterで呟いたら、キングコングの西野さんご本人からリプライがきて、感動してまた泣いたのも、忘れない。眠るのが怖かった夜に、本当に救われた。
カジサックの動画では、トークゲストの芸人さん、ひとりひとりに人生があって、本当に勉強になる。私の場合、そこからこのnoteの記事を書くことも本当に多い。
そして、今注目しているニューヨークのチャンネルでは、キングコングよりも若い世代、まだメディアにあまり知られていない世代の若い芸人さんのことをたくさん知ることができる。
最近、若手の芸人さんがTVに出てくると、
”あ、ニューヨークチャンネルでみたひとだ”
という感じになる。
カジサックとニューヨーク、2つのチャンネルを観ていると、結構幅広い世代の芸人さんを網羅できる気がする。
昨日観て、いろいろ考えてしまったのは、この動画。
ニューヨークチャンネルの、この動画。
観ていて、なんだか、悲しくなるような、、、、、、
若手芸人が、バイトをしながらがんばることは何も驚かないが、結構知名度がある芸人さんでも決して楽じゃない、ここまで大変なのか、、、、、、
チケットの自腹購入とか、ノルマなんて、、、、、、
と、痛感するような内容で。
※感情移入過剰病という私特有の病気なのでご了承を
昨日この動画を観て、会社がこういう体制だからとか、交通費も出さないもんなとか、いろいろ考えていたけれど、今日、散歩しながらふと思ったのが、
、、、、、、これって、吉本に限って大変なわけじゃないよなって。
ぺこぱの話なんかも、聞いたりするから。
ぺこぱが3位になったM-1グランプリ2019だが、その年に突然事務所が閉鎖になって路頭に迷うことになっていたのはもはや有名だ。ぺこぱは運よく新事務所に入れたけれど、他の芸人さんは、、、、、、
地下LIVEというものがどういうものだか知らないけれど、吉本のように劇場で定期的にネタをする劇場とチャンスがあるひとたちとは、また全然違う種類の苦労があるはず。
ひとをたのしませたい、笑顔になってほしい。
そういう、薬以上の効果のある、素敵な仕事をするひとたちには、どうかしあわせであってほしい。
どうして、ひとをたのしませるべきひとたちが、苦しまなければならないのか。
苦労のない仕事なんてないけれど、みんな、報われたらいいのに。
ひとをたのしませる仕事が、もっと夢のある職業だったらいいのに。
私が、収入があったなら、配信LIVEとか、お金をかけて助けてあげたいけれど、、、、、、
TVやYouTubeという、無料の媒体しか、私にはお笑いに触れる手段がない。
まずは、
絶対、自分が報われなければだ。
いつも助けていただいている芸人の皆さん、もう少し、助けてください。
いろいろなことを犠牲にしても、ひとをたのしませようとがんばっている、全ての芸人さんに幸あれ。
いつも、どうしようもない私のメンタルに寄り添って下さって、本当にありがとうございます。
笑いを届けてくれる、全てのひとに敬意を表します。
そして、M-1グランプリ。
ニューヨークの優勝も、敗者復活してくるぺこぱもたのしみ。
そして、あさってはTHE MANZAI。
毎年、ただただ笑える漫才師の方々のネタの宝庫なのでもう、絶対録画。
ま元気のないときに流せる、最高の番組。
明日のことなんて、将来のことなんて、誰にも分からない。
いろいろ考えたらきりがないから、今日も、寝ることにしよう。
この自分のままで、生きていくしかない。
今を生きることが大変なのは、このご時世みんな同じで。
だから今、お笑いが求められているわけで。
どうか、がんばって生きている、前に進もうとしている、誰かのために何かしようとしている、全てのひとに、絶対に報われる未来が待っていますように。
負けん。