【仕事・雑談】引き寄せの法則とタワマンと寿司(中編)
こんにちは
ぴぴちゃいるどです!
今回も30年間の人生の中で1番のターニングポイントであり、黒歴史でもある私の思い出深いエピソードを話したい。
今の私はこの経験なくして語れない。
前編は以下から!!
ぴぴちゃいるど、メンタルを病む。
教祖様の言う成功者の人生に近付いていたある日...
相変わらず仕事は頑張っていたのだが、どうも上手くいかなくなっていた。
それまでコンスタントに契約を頂けていたのに、どうにも上手く契約に結びつかないのだ。
「いつもと仕事のやりかたは同じなのに、おかしいな。」と、私は思った。
さらには、契約を立て続けに解約される始末。
「今まで契約を早期で解約されることは稀だったのに。」と、私は思った。
なんならクレームみたいな問い合わせが入ってきたり、お客様の中にはストーカーみたいになってしまうかたもいた。
「厄介だなぁ。面倒だなぁ。」と、私は思った。
それでも教祖様は、
「結果を出すことだけに集中しろ!」
「大きな成長の前には試練もあるものだ!」
「面倒なお客様は損切りして良い。おまえの足を引っ張る奴はいらない!」
「ここを乗り越えないと一流にはなれないぞ!」
…みたいなことを唱えてくる。
ふと「1年前は激務ながらも仕事は楽しかったけど、今は楽しいと言い聞かせている」ことに気付いた。
すると急に...
「今まで言われた通りに頑張ってきたけど、これって本当に合ってるの?」
「上を目指し続けて、その先には何があるの?」
「成功者の人生って結局なんなの?」
「教祖様の思考は極端すぎない?」
…という疑問が生まれ始めた。
この1年『とにかく言われた通りにやる。そうすれば自ずと良い結果に辿り着く。』と、思って教祖様の言葉を半分信じて必死に頑張ってきた。
でも本当は、自分自身で考えることを放棄して、教祖様に責任を押し付けていただけだって気付いた。
そしたら、急に張り詰めていた心身の糸が切れてしまったのだ。
冷静になってみると、この1年は自分がお客様を数字として見ていたり、自分の欲のために営業していたことに気付いた。
全部、自分の利益のために生きていた。
お客様のためと言い聞かせながら、本当は色々なものをお客様から奪っていた。
そして様々な感情が一気に襲ってきた。
まあ、そんなこんなで...
あまり思い出したくない過去ではあるが、私はメンタル起因で体調を崩して鬱になりかけた。
(正確には医者から「診断書だせるから休職すれば?」って言われたけど、当時の私は将来への不安&自分のプライドがそれを許さなくて、薬を飲んだり、体調が悪い日は点滴を打ってから出社したり、転職活動をしていた。幸い環境を変えれば良くなるとのことだったので、せっせと転職活動をしていたw)
さすがの教祖様も心配してくれてはいたが、以前のような期待や言葉はなく「あなたも着いて来れなかったか...」という反応。
結果を出せない人間に用はないみたいだ。
損切りってやつね。
ちなみに、教祖様なだけあって『上位層が正義』みたいな空気を作り出すのが非常に上手かった。
おそらく、私のような脱落者を作ることで残った上位層の団結力はより深まっていただろう。
今考えると体育会系の宗教すぎる(笑)
身近な友人の温かさ
体調を崩すと同時に、教祖様やそのコミュニティのメンバーとは関係が薄くなった。
しかし、大学時代の友人や趣味の友達は変わらず連絡をくれていた。
疎遠にしてしまっていたのは私のほうだったのに、みんな私以上に私を気にかけてくれたのだ。
「なんかめちゃくちゃお疲れモードだったから心配してたよ」
「教祖様はブチのめさなくて大丈夫そ?」
「一応、労基の資料は調べてまとめたから最悪訴えられるよ(笑)」
彼女たちは、そう言いながらメンタルやられ気味で外出する気力のない私を外に連れ出してくれたり、ごはんは一緒に食べようと言って週末はほぼ毎週一緒に過ごしてくれた。
『一流じゃなくたって、ボロボロだって、何者でもない私だって、必要として支えてくれる人たちが私には既に沢山いたじゃん!!』
『彼女たちのほうが、私にとってはよっぽどレベルの高い一流の人間なんだ!!』
(なんとドラマのような胸熱展開!!!!ノンフィクション!!!!)
(後編につづく)
以下から読めます!
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